らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ピザのルーツ

2016-05-01 | 雑学

ゴールデンウィークの初日の一昨日、宅配ピザ店の前を通ったら、制服を着た7~8人のアルバイト配達員と思われる学生風の若者がバイクと共に集まっていました。これから配達をするところだったのかもしれません。
最近、宅配ピザのバイクをよく見かけるようになりましたが、ピザは若い人たちに支持されて普及してきているようですね。

そこで今日はピザについて調べてみました。

日本でピザが食べられ始めたのは戦後の事だそうですが、ピザのルーツは古代エジプトにまで遡るようです。
紀元前3000年頃、古代エジプト人が作ったパンは、平らな丸い形に成形し、石窯に貼り付けて焼くという、まさにピザの原型だったようです。

イタリアで、現在のピザに近いものが作られたのは16世紀のことです。
小麦粉ベースの生地に、にんにく、ラード、塩などを加えて焼いたものが始まりで、その後、よりソフトな生地にバジル、ラード、コショウをトッピングしたもの、小魚をトッピングしたものという2つのタイプが登場したようです。
そして、これを「最古のピザ」とする説があります。

イタリアで「PIZZA」と名前がついて普及したのは、その後、トマトがトッピングに使われるようになってからのことで、場所はナポリだそうです。
16世紀後半から17世紀にイタリア南部でトマトが栽培されるようになり、また続いて、水牛の乳を原料にしたモッツァレラチーズもナポリ近郊で誕生し、ピザのトッピングにトマトとモッツァレラチーズが使われると、その美味しいメニューは、ナポリの町に瞬く間に広まったようです。
ナポリ初のピッツェリア(ピザ専門店)は、1830年開店の「ブランディ」といわれています。

「マルゲリータの由来」
ナポリ・ピッツァの人気№1メニューのピッツァ・マルゲリータの名前は、イタリア王ウンベルト1世の王妃、マルゲリータ(1851年11月20日生まれ、1926年1月4日74歳没)に由来しています。
1898年、マルゲリータ妃がナポリを訪れた際、ピッツァ職人であったラファエレ・エスポジトとその妻ローザがウンベルト1世とマルゲリータ王妃夫妻を迎えるために調理したピザが、トマトの赤、モッツァレラの白、バジルの緑を使用してイタリアの国旗を表現したもので、これをマルゲリータ王妃が大変気に入ったことから、エスポジトは、このピザを「マルゲリータ」と名付けたと言われています。

「日本でのピザ」
日本で初めてのピザには諸説ありますが、有力説は、神戸のイタリアンレストランで1944年に提供されたとする説です。
他にも戦後間もなく宝塚市にオープンしたイタリアンレストラン、アベーラとする説もあります。
そして初のピッツェリアは、1954年(昭和29年)に六本木に開店したニコラスとされており、同店は昭和30年代に最先端のおしゃれな店として、流行に敏感な若者たちの人気を集めたそうです。
日本初の宅配ピザは1985年(昭和61年)に誕生し、大きなサイズのピザを家庭で身近に楽しめるようになりました。

現在、日本におけるピザの末端市場規模は2014年度で2,605億円となっており、その内訳は、メーカーが作る業務用・家庭用のピザ製品と、ピザ宅配店やピザ専門店の提供するピザに大別され、その割合はほぼ同程度となっているそうです。
一方、本場のアメリカでは、レストランや宅配、テイクアウト、冷凍ピザの販売も含めて5兆円近くの市場と推計されていることから、ピザ協議会では、日本も更にピザの人気が高まってくると予想しているようです。