らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

力士のまわし

2016-05-11 | 雑学

大相撲夏場所が始まりましたね。
初場所に琴奨菊が優勝し、先場所は二人の日本人大関の活躍で盛り上がり、そして今場所は大関稀勢の里に優勝の期待がかかっています。
その期待に沿うかのように、今場所は昨日までは、久しぶりに日本人大関が初日から3日目まで連勝スタートと、活躍を思わせる好調な滑り出しとなって活況を呈した場所となっています。

ここ10年ほどは、モンゴル勢に席巻されていた大相撲界ですが、日本の国技として今年以降、日本人力士の活躍が毎場所見られるように奮起して頂きたい。
特に、3人の大関や、それに続く若手で期待されている力士の皆さんには千秋楽まで力を抜くことなく、常に優勝争に加わり、できれば年に1回は優勝賜杯を手にしてもらいたいものです。

ところで、テレビで観ていると力士のまわしは綺麗ですが、どのような手入れをしているのでしょうか?
毎日身につけるものなので、洗濯を欠かさないのかと思って調べてみると、実は、洗わないのだそうです。

稽古用と本場所用のまわしは区別されており、稽古のときには稽古用のまわしを、本場所では本場所用のまわしを締めます。
従って、本場所で使用するまわしは殆ど汚れることはなく、衛生的には問題はないそうです。

また、あの色鮮やかなまわしは、一本数十万円以上する高級な正絹でできているそうです。
つまり、力士たちは豪華な着物を腰に巻いているようなものなのだそうです。
ご存知のように、正絹の着物はほとんど洗いません。

しかし、洗わないまわしも肌に直接触れる部分や、汚れた場合には布などで軽く拭いたり、使用後の泥を落として天日干しをしたり、場合によってはアルコールで清拭することはあるということです。

まわしを洗わない理由はこれだけではなく、他にも、まわしを洗うのは、『水入り(苦戦)』につながるとして嫌い、更に、洗うと糊がとれてしまって、相手にまわしをとられやすくなるという問題もあると言うことです。

相撲にとって唯一の用具であるまわしは、腹部や腰部の保護はもちろん、これを掴むことで力を発揮し、様々な技が可能となる大事な装身具ですが、そのまわしにも寿命があって、2~3年を経過したまわしは力士本人が記念にとっておいたり、タニマチの方々にプレゼントするそうです。
タニマチにとっては、最高のプレゼントとなって喜ばれるということです。