らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

大人の塗り絵

2016-05-17 | 趣味

先日、テレビで特集をしていましたが、今、大人の塗り絵が、かつてないほどの人気になっているそうで、書店では、この1年、大人の塗り絵本の売れ行きが5倍ほどになっているとのことでした。
そこで、今日は大人の塗り絵ブームについて、テレビの特集からご紹介します。

塗り絵は過去にも何度かブームがあり、それぞれに時代の一面を映し出してきました。
昭和20年代に訪れた塗り絵ブームは、その中心となったのが、画家の蔦谷喜一が描いた「きいちのぬりえ」だそうです。
アクセサリーや髪型、そして洋服などで、塗り絵に描かれていたのは、まさしく、当時の女の子の憧れの世界でした。

・「きいちのぬりえ」です。(テレビから)


続いて訪れた塗り絵ブームは、昭和50年代で、この時の主役は、カラーテレビの普及とともに人気となったアニメのヒーローでした。
塗り絵は、子どもの遊びとして広がっていったようです。

・子供の塗り絵です。(テレビから)


3回目は今から10年前に訪れたブームです。
中心となったのは、高齢者たちで、手先を動かす塗り絵は、脳を活性化させると言われ、介護施設などで積極的に取り入れられました。 

・介護施設などでの塗り絵。(テレビから)


そして今回のブームは「おとなの塗り絵」です。
集中力アップや癒やしの効果があるとして、海外から始まり、フィギュアスケーターの浅田真央さんがこの方法で集中力を挙げたとして話題になりました。

また、脳の活性化やリフレッシュ効果などが期待でき、更に、自分の好きなカラーで塗れることから、自分の感性を表現しやすい趣味として楽しみ、出来上がった作品はスマートフォンで写して、ネットで見てもらうという今の時代ならではの楽しみ方しているようです。

例えば、下の写真は、もとは同じ塗り絵ですが、塗る人によって、昼間だったり、左側は夜だったり、下の方は雨が降っていたりということで、全く違う作品に仕上がります。
塗る人によって、こんなに変わるという、正に個性を発揮しながらも、人と互いに認め合えるということで、今の時代にピッタリな趣味として受け入れられているようだと紹介していました。

・同じ下絵を三人三様に仕上げた塗り絵です。(テレビから)


「塗り絵の効果」
大人の塗り絵はいろんな効果があるようです。
1. ストレス解消に・・・色彩には癒し効果、セラピー効果があり、また塗ることに没頭できるためリフレッシュ効果が、そして何より楽しいからストレス解消になるようです。
2. 脳の活性化に ・・・目で見て、頭で判断し、色を塗るために手を動かす、このような動作から頭を働かせている状態なので脳が活性化されます。
              お年寄りの方にはボケ防止にも良いようです。
3. 集中力UP ・・・・・・フィギュアスケーターの浅田真央さんがこの方法で集中力を挙げたと話題になりました。
              毎日少しでも集中する時間があると、人はもっと集中力が上がると言います。
              また、まだ色の塗られていない物を見て「塗りたい!」もしくは未完成の物を見て「完成させたい!」と思うようで、それによって集集中力が上がると
              言われています。
4. 自律神経の働きに良い
              現代のストレス社会によって自律神経が乱れがちとなり、それによって心の病気を引き起こしたりもします。
              毎日数分同じことをするだけで体がそれらを整えようとするのだそうです。

・塗り絵本の下絵です。(テレビから)


ここ数年、日本でも人気が高まってきている塗り絵本ですが、当初はごく少数のファンがいる趣味のひとつでした。
しかし、今や世界中でベストセラーとなっているほどの規模だそうで、特に最近注目されているのが大人向けのもののようです。

・塗っているところです。(テレビから)


デザインの緻密さや複雑さに加え、高いアート性もあり、大人だからこその指先の強弱や表現性も楽しめるとして完成品をSNSなどで公開する人も続出しています。
また、ただ単に楽しく時間を潰すためといった遊びの範疇を超えて、アンチストレスな"癒し効果"もあることが医療現場でも注目されているということです。

ブームとなっている「大人の塗り絵」、皆さんも挑戦してみては如何でしょうか。