桃の摘果作業をしていたら枝の葉の上に枯葉が一葉あったので、取り除こうとしたところ枯葉ではなく、枯葉によく似た蛾ではありませんか。
今までに、この種の蛾を見たことはなく、珍しいのでご紹介することにしました。
2年ほど前にも網戸に止まっていたカレハガ(枯葉蛾)を見ましたが、その時の蛾とは形が違うことから別の種類のようです。
・これが2年前のカレハガです。
早速、ネットで調べてみたところ、今回の蛾はモモスズメ(桃雀蛾)のようです。
モモスズメとは、スズメガ科ウチスズメガ亜科の蛾で、前翅(ぜんし:昆虫の前の羽)に波形模様と小黒点が一つあって、果樹園や雑木林周辺で見られる蛾のようです。
名前の由来は、翅(はね)を羽撃く(はたたく)姿が小さな鳥(雀)に似ており、幼虫が桃の葉を食べることに由来するようです。
・枯葉と間違えたモモスズメです。
成虫は、5~8月に現れ、夜行性で、翅(はね)を開いたときの大きさは70~90ミリ。
体色は褐色~暗褐色で、前翅(ぜんし)に波状模様と黒い斑紋が1対あり、外縁はのこぎり歯状に裂け、内縁に沿って黒っぽい帯状の紋がある。
と説明しています。
このモモスズメは名前の通り、桃の葉が好物なのでしょうか?
でも、卵を産みつけてもらっては困りますが・・・。
・米軍のステルス戦略爆撃機のような形をしているモモスズメです。