らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ヨーグルトにインフルエンザの予防効果あり

2012-02-17 | 時事

インフルエンザの患者数が過去の年間ピーク211万人を超え、依然として猛威をふるっています。
そんな中、1月下旬に「インフルエンザの予防にヨーグルトの乳酸菌が効果的」と云う内容を、テレビの情報番組などが伝えたところ、今そのヨーグルトの品薄状態が続いているそうです。

このヨーグルトは、「1073Rー1乳酸菌」が入っている「明治ヨーグルトR-1]で、報道によれば、2010年9月7日~2011年3月18日までの約半年間に、佐賀県有田町の小中学生1904人が「R-1乳酸菌」を含むヨーグルトを毎日食べたところ、隣接する伊万里市、武雄(たけお)市、嬉野(うれしの)市の3市と比べてインフルエンザの感染率が激減しました。
特に武雄市の小学生の累積感染率が10・48%だったのに対し、有田町の小学生は0・64%にとどまるなど明らかな違いが出たと云われています。

このブームは、この調査結果が先月下旬に複数のテレビ局の情報番組の中で紹介されて一気に火がつき、明治ヨーグルトでは「R-1」シリーズの今年1月から2月の出荷量が前年同期の5倍となり、別のヨーグルトの生産を中止して増産しているそうですが、原材料に限りがあって注文に応え切れていないそうです。
なお、「1073R-1乳酸菌」は、ヨーグルトを作るために使用されるブルガリア菌のひとつで、多糖体を多く産生することが特徴だそうです。

乳酸菌などが菌体外に作り出す多糖体をEPSと呼び、EPSは生体に対して免疫機能を活性化することが分かっているそうで、新聞によれば、東大の伊藤教授は、インフルエンザの予防まで出来るかは分からないが、乳酸菌は腸内環境を整えて免疫力を高め、症状を軽くする可能性はあると言っています。

また、免疫学に詳しい人間総合科学大学の藤田紘一郎教授は乳酸菌がインフルエンザ予防に役立つことはわかっているので、乳酸菌によって腸内細菌のバランスが良くなると、NK細胞(免疫細胞の一種)が活性化して、インフルエンザにかかりにくくなるので、『R-1乳酸菌』だけでなく、他の乳酸菌でもいい」と説明しているそうです。

乳酸菌で腸内環境を整えて、インフルエンザに対する免疫力を高めては如何でしょうか?