晴れ。夜にポツリ。
蓮實重彦「『ボヴァリー夫人』論」読了。
後半にやはり「数字」が来たかといった趣き。
繰り返すが「ここまで読むのか」という感想など。
「テキストにはこう書かれている」というのが重要。
論者の「思い」などとは関係なく。
「小説の読解」に「正解」などないことも。
「作家の意図」を超えた読み取りがあればいいだけ。
本書はもうフランス語に翻訳されてかの国に届いたのだろうか。
「非論理的な愛」には圧倒されるのみ。
もっとも「怠惰な読者」としては「自分にわかる部分のみの理解」で。
「モデル」に関する話が趣き深いところ。
「老年の完熟ぶり」などという「抽象的な言葉」しか出て来ない自らの「貧しさ」よ。
ここには「若年の短く激しい情熱」とは異なる「持続の力」がありそう。
小澤啓一「関東破門状」(’71)を観る。
「仁義を通す」渡哲也と佐藤慶の姿にふむふむ。
郷鍈治や長谷川明男、岡崎二朗も。
彼らを潰そうとする悪玉に山本麟一(小学校の同級生のおじさんだったはず)。
曽根晴美、榎木兵衛も確認。
女優陣は夏純子と丘みつ子。
ほぼ半世紀前の初々しさよ。
藤竜也、青木義朗、内田良平はほぼ「カメオ」。
佐々木孝丸の「親分」も忘れずに。
物語は「典型的なヤクザもの」。
要は「我慢に我慢を重ねた挙句の突出」。
86分でこれだけの内容が描けるのだから。
いたずらに作品が長くなるのは「無駄」だと思うべし。
渡哲也の表情が何とも魅力的である一方。
こんなに「やさしい」佐藤慶の姿は初めて観たような印象。
蓮實重彦「『ボヴァリー夫人』論」読了。
後半にやはり「数字」が来たかといった趣き。
繰り返すが「ここまで読むのか」という感想など。
「テキストにはこう書かれている」というのが重要。
論者の「思い」などとは関係なく。
「小説の読解」に「正解」などないことも。
「作家の意図」を超えた読み取りがあればいいだけ。
本書はもうフランス語に翻訳されてかの国に届いたのだろうか。
「非論理的な愛」には圧倒されるのみ。
もっとも「怠惰な読者」としては「自分にわかる部分のみの理解」で。
「モデル」に関する話が趣き深いところ。
「老年の完熟ぶり」などという「抽象的な言葉」しか出て来ない自らの「貧しさ」よ。
ここには「若年の短く激しい情熱」とは異なる「持続の力」がありそう。
小澤啓一「関東破門状」(’71)を観る。
「仁義を通す」渡哲也と佐藤慶の姿にふむふむ。
郷鍈治や長谷川明男、岡崎二朗も。
彼らを潰そうとする悪玉に山本麟一(小学校の同級生のおじさんだったはず)。
曽根晴美、榎木兵衛も確認。
女優陣は夏純子と丘みつ子。
ほぼ半世紀前の初々しさよ。
藤竜也、青木義朗、内田良平はほぼ「カメオ」。
佐々木孝丸の「親分」も忘れずに。
物語は「典型的なヤクザもの」。
要は「我慢に我慢を重ねた挙句の突出」。
86分でこれだけの内容が描けるのだから。
いたずらに作品が長くなるのは「無駄」だと思うべし。
渡哲也の表情が何とも魅力的である一方。
こんなに「やさしい」佐藤慶の姿は初めて観たような印象。