退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『特定のロマン』がある対談集と作品の長さを感じさせない映画」について

2024-08-07 03:06:07 | Weblog
晴れ。37度にいささかの涼しさを感じる。

開高健「人とこの世界」を読む。

広津和郎、きだみのる、大岡昇平、武田泰淳、金子光晴、今西錦司、
深沢七郎、島尾俊雄、古沢君美、井伏鱒二、石川淳に田村隆一。

著者も含めてみんな「彼岸の人」。
どうしてもそういう人々との「お付き合い」が多くなる癖があり。

久方ぶりに接した文章は魅力的だけれど。
どこか「抽象的」であると思わざるを得ず。

「特定のロマン」を漂っている趣き。
三島由紀夫ほどの「徹底ぶり」はなく。

もっとも「人に惚れること」は覚えておくべきか。
今時「惚れたくなる人」がそんなにいるとは思えないけれど。

カン・ヒョンチョル「タチャ 神の手」(’14)を観る。

147分を長いと感じさせない見事な出来。
シナリオが実にいい感じ。

「先生」ユ・へジンは今回も素晴らしく。
ドンシクのクァク・ドウォンの存在感が素敵。

きちんと「立ったキャラクターたち」が「花札博打」を生きる。
「イカサマの技術と心理戦」の魅力もあり。

阿佐田哲也に見せたい作品。
感想を聞きたいから。

「相手への揺さぶり」がポイントか。
瞳孔が開いたり閉じたりするのも。

ミナのシン・セギョンとウ社長のイ・ハニとの対照ぶりもなかなか。
ただし前者の「若さとボリューム」が後者に「勝つ」描写は微妙。

パンティーの局部で踊るバニーに笑う。
「下世話」すぎてついつい。

「ミニスカートを履いた女は信用出来ない」とドンシクは言うのだけれど。
彼がミナにミニスカートを履かせたのを覚えておこう。
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