退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『アームチェア・トラベリング』と『含み』の多い魅力的な映画」について

2024-06-28 03:23:50 | Weblog
くもり。少し日差しも。

ゴンチャロフ「日本渡航記」を半分くらい読む。

香港の描写が素晴らしい。
何事かをこのように描けたらと思うほど。

小笠原島がかつて「無人島=ボニンシマ」と呼ばれていたことを知っておこう。
当時の航海の大変さについても同様に。

日本についてからはほぼ「カフカの世界」。
「幕藩体制という行政官僚制」に付き合うとそうなる模様。

「1853年8月10日以降」のこと。
わが国の暦で言うと「嘉永六年」らしく。

かの作家は「オブローモフ」で知られる。
残念ながら未読だけれど。

「アームチェア・トラベリング」を満喫する。
いちおう明日読了予定。

キム・フィ&チョン・シク「復讐のトリック」(’17)を観る。

現在の裁判の間に過去が描かれる設定。
もっともその「現在」は「第二次大戦直後のこと」なのだけれど。

前半はほぼ「恋愛映画」の趣き。
売れないマジシャン、コ・スが「行き場のない」ハン・ジウンと出会う。

途中から前者による「復讐劇」に。
「謎の日本人オカモト」が登場。

当時実際にこんなことがあったのかどうかは不明。
本作は「含み」をもたらす結末をどう思うのかがポイント。

パク・ソンウンとムン・ソングンの「弁護士の戦い」もあり。
監督は敢えてあれこれ「複雑」に。

こんなかたちで日本語が登場する作品も珍しいか。
ここでも男子は「自分で完結する」のを覚えておこう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする