退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「たくましい女子たちと明治生まれの好ましい人あるいは物語が微妙なシリーズもの映画」について

2024-06-08 02:37:26 | Weblog
晴れときどきくもり。また暑い。

上野千鶴子「最期まで在宅おひとりさまで機嫌よく」を読む。

澤地久枝、橋田壽賀子、下重暁子、桐島洋子、村崎芙蓉子、
若竹千佐子、稲垣えみ子、香山リカ、柴田久美子、萩原博子との対談。

冒頭の3人は「達人」なのであまり参考にはならず。
桐島洋子の「子育てにエネルギーを使ったんだから子どもに頼っても」にふむふむ。

「介護保険」はまだ使い物になっているのだろうか。
個人から金を取ることは上手なくせにその「使い道」が圧倒的に下手な政府よ。

50代60代はどうにかなってもその下の世代は苦しく。
本気で国民の生活を守ろうとしているとはとても思えず。

おそらくは年金も満足にもらえないまま。
ひたすら働くしかない「老後」が待っていそうで。

もちろん「働ける身体」があってのこと。
貨幣とは関係なく「楽しく暮らせる環境」を維持するのも難しいときては。

「老若」を問わず「男子のダメさ」を思えば。
やはり「女子のたくましさ」に頼るしかないのは明白なはず。

双葉十三郎「ぼくの特急二十世紀 大正昭和娯楽文化小史」を読む。

「特急二十世紀」(’34)はハワード・ホークスの作品。
残念ながらたぶん未見で。

1903年(明治三十六年)生まれの著者の「歴史」。
ただの「映画評論家」ではない姿を確認しておこう。

英仏語が堪能で。
TV番組を作ったり映画を手伝ったり海外のさまざまな小説を紹介したり。

後に小林信彦がやったことを「全部先取り」しているような存在。
「優れたブルジョワの息子」がもたらす「豊かさ」を知っておきたいもの。

ただしあくまで「東京人」で。
大阪の悪口を言っては淀川長治にイヤな顔をされた模様。

J・J・エイブラムス「スター・トレック イントゥ・ダークネス」(’13)を再見。

「戦争」を望む提督が「過去の超人」に頼った結果。
前者は「ロボコップ」のピーター・ウェラーで後者はベネディクト・カンバーバッチ。

それにしてもスポックのザカリー・クイントが「感情的すぎ」。
本作では父親ピーター・ウェラーと娘アリス・イヴの薄い関係もあるけれど。

サイモン・ペッグのスコッティが好ましく。
アイシャ・ハインズが出ていたのを忘れていて。

「魚雷に人を詰め込む設定」はわが国の過去を「参考」にしたのか。
物語の展開としてはクリンゴンの扱いが微妙。
コメント
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