退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「好ましい作品を書く人と『劣化』三つ」について

2024-06-23 03:54:06 | Weblog
晴れのちくもり。夕方から降り始める。

高橋秀実「損したくないニッポン人」を再読。

著者はの作品には「ハズレ」がない
もちろん本作も面白く。

「経済」というものの意味をあらためて考えさせられる。
元々「経世済民」だったことは以前にも書いたはず。

「経済学のインチキ」とは。
「現実の後追いあるいは理論の優先」に過ぎないから。

「妻に『貧乏くさい』と言われる夫」の姿を借りて。
実によく調べていることを忘れずに。

神田憲行「『謎』の進学校 麻布の教え」を読む。

内容が面白いかと言われると微妙。
かの学校の雰囲気が伝わっただけでもいいか。

「OB」として登場するのは政治家与謝野馨、ジャズピアニスト山下洋輔、
元高知県知事橋本大三郎、仏文教授中条省平、メディアデザイン教授古川亨に。

数理学教授河東泰之。
宮台真司や川本三郎、先生として山口昌男がいたりしたはず。

かの学校にも「劣化」の波が押し寄せてきていたことを知っておこう。
10年前の作品。

マル激を観る。

今回は「裏金問題」の陰で「ウンコな法律」がいっぱい成立していること。
「政治資金改正法」については言うまでもなく。

「何の目的もない首相の下」でこれらが現実になったのだからいやはや。
いずれも「法律としてダメ」で。

「国家権力」があらゆるものを「支配」しようとしている模様。
「現場」を知りもしないで「有効な指示」が出来るはずもなく。

「無能力なリーダーの存在」がこの種の現実を生み出す「カラクリ」よ。
その背後には「アメリカを含めた既得権益の保持」があるのみで。

インバウンドが回復しているというのにジェット燃料が不足していたりするのも同じく。
この「酷さ」に怒れない国民に猛省を促したいところ。

デヴィッド・ゴードン・グリーン「エクソシスト 信じる者」(’23)を観る。

このところの「悪魔もの」はどうなっているのかと思って観てみたのだが。
ひとつも面白いところがない。

物語の進行はデタラメで「断片」が積み重ねられるだけ。
いかにも「現在」らしく。

「辻褄が合う」という言葉の意味が理解されているのかどうか。
おそらくそれも無理筋なのだろう。

オリジナルに母親役で出ていたエレン・バーンスティンが登場(91歳!)。
かつて「少女」だったリンダ・ブレア(65歳)もラストに一瞬だけ。

監督は「ハロウィン」(’18)「ハロウィン THE END」(’22)の人。
もう少し何とかならなかったものか。
コメント
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