退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「そのままの相手を認識出来ない男たちの事実と可能な限り追いかけるつもりのシリーズ」について

2023-04-03 03:08:56 | Weblog
晴れ。汗ばむ陽気。

澁谷知美・清田隆之「どうして男はそうなんだろうか会議」を読む。

対談相手は西井開、中村正、平山亮、前川直哉、武田砂鉄。
わが国ではあらゆる場面で「男が自動的に優位になる仕組み」がある模様。

「仮性包茎」という言葉が外国にはないことを覚えておこう。
「真性包茎」以外は「包茎」ではないというシンプル。

要はわが国独特の「磁場」によって作り出されたもので。
何やらそれが「劣っていること」のように思わされていた次第。

それと同様に。

「女というもの」といったかたちで女性を認識するのもありえないこと。
なぜならひとりひとりが違うからという「当然」など。

それはすべての「他人」についても同じ。
「認識の歪み」は相当なもので。

どうやらたいていの男たちは「幻想としての女性」しか見ていないらしく。
「目の前にいる存在」の具体的なあれこれを無視していると。

自らを省みれば「ああ、そうだった」と思うことしきり。
そのことがわかるようになっただけマシになったのだとして。

それでも「やらかすこと」はあると思われ。
とりあえず間違えたらゴメンと言える存在でありたいもの。

かくも人は「そのままの相手」を見ていない事実をあらためて。
もちろんセクシャリティーの如何を問わず。

古澤憲吾「クレイジー大作戦」(’66)を観る。

益田喜頓、左とん平に青島幸男が新たに参加。
もっともいずれもあまり活きているとは言えず。

印象に残るのはむしろ犬塚弘の「無能ぶり」だったり。
野川由美子より藤あきみの方が気になったり。

物語の基本は「悪い奴らから金を奪うこと」なのだけれど。
ハナ肇の看守のエピソードも含めてどうにも「ノリ」が悪く。

「カーチェイス」のシークエンスは「古典的」過ぎて。
何だか「無声映画」を観ている趣き。

クレージーのメンバーのキャラクターをもっと活かすべきだったのでは。
植木等と谷啓にのみスポットライトが当たっている趣き。

いずれにせよこのシリーズは追いかけられるだけ追いかけるつもり。
「病気」だと思って頂いて結構。
コメント
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