退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「欧州の歴史が案外『野蛮』であることと半世紀以上前のメキシコの姿が観られる映画」について

2023-04-07 03:25:58 | Weblog
くもり。夜に少し降り深夜に風が吹く。

中野京子「もっと知りたい『怖い絵』展」を見て読む。

著者は欧州の歴史に詳しいのでそれを元に絵を見ると。
なるほどそういう意味があったのかということがあれこれ。

モッサ「彼女」ウォーターハウス「オデュッセウスに杯を差し出すキルケー」に始まり。
セザンヌ「殺人」フュースリ「ミズガルズの大蛇を殴ろうとするトール」へ。

ホガース「娼婦一代記:ロンドン到着のモル」グッドール「チャールズ一世の幸福だった日々
ジョン・マーティン「ベルシャザールの饗宴」モロー「ソドムの天使」など。

クリンガー「行為」ターナー「ドルバダーン城」ワッツ「発見された溺死者
シッカート「切り裂きジャックの寝室」ムンク「マドンナ」に至り。

最後にドラローシュ「レディ・ジェーン・グレイの処刑」。
ラウー「ソロモンの判決」シムズ「そして妖精たちは服を持って逃げた

フュースリ「オイディプスの死」もいっそのこと。
全部あったので載せておく。

坪島孝「クレージーメキシコ大作戦」(’68)を観る。

これまた162分という長さ。
前半と「メキシコ編」に分かれているのだからいやはや。

今回は浜美枝、園まりに加え大空真弓、東郷晴子が新たに。
春川ますみ、浦辺粂子、豊浦美子、塩沢ときも。

男優陣では中丸忠雄、天本英世が。
ドリフにピーナッツに中尾ミエ、ノンクレジットでラストに沢田研二など。

マリアのアンナ・マルティンにはあまり魅力を感じられず。
もうちょっとワイルドな感じの女優を望みたいところ。

55年前のメキシコの姿が「記録」としては貴重かも。
公開が「メキシコオリンピックの半年前」だったり。

春川ますみの「死体ぶり」がなかなか。
それ以外は「いつも通り」で新たな「刺激」はなし。

親分の田武謙三、常務の娘の浦山珠美の顔も覚えたか。
外科医で「ベン・ケーシ」が出て来るのもいちおう覚えておこう。
コメント
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