退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『ヤバい人』の魅力的な写真と滅多に行けない『観光』を満たしていたシリーズ映画」について

2023-04-28 04:30:09 | Weblog
快晴。日差しは熱いが夜にはまだ冷たさが残る。

森山大道「通過者の視線」を読む。

かの写真家が一時期クスリにはまっていたことを知る。
もう「時効」なのかどうか。

元彼女の家をノックするあたりも微妙。
相当に「ヤバい人」のようで。

もっとも写真の魅力はあり。
個人的には「水滴の向こうに見える『ヨーコ』の看板」がいい感じ。

なるほど「野良犬」という形容詞がピッタリ。
「同じ場所を嗅ぎ回る」のに納得。

杉江敏男「社長漫遊記」(’63)を観る。

フランキー堺の「インチキ外国人ぶり」が見事。
広島弁や名古屋弁を交えて。

小林桂樹と藤山陽子との仲が「物語の土台」のよう。
雪村いづみの流暢な英語にふむふむ。

森繁は淡路恵子と池内淳子の間で相変わらずの「右往左往」。
「アメリカかぶれ」がもたらすものとは。

冒頭の車のシーンで夏木陽介を見かけたような。
ノンクレジットなのでよろしく。

引き続き杉江敏男「続・社長漫遊記」(’63)を観る。

小林桂樹と藤山陽子はあれこれあるものの「メデタシメデタシ」。
本作では淡路恵子と草笛光子が森繁を囲む。

浜美枝がカメオで。
東郷晴子は加東大介の妻で小杉義男は藤山陽子の父。

フランキー堺に「いけず」をしたはずの森繁が「契約に至る」のは矛盾。
ちょいと気になったので。

前作では「若戸大橋開通」や「博多帝国ホテル」。
本作では「別府温泉」と「グラバー邸」。

当時の映画がなかなか行けない「観光」を満たしていたことを忘れずに。
「東京オリンピック」一年前の「現実」を。
コメント
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