退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『ダレ場』な趣きの古典といかにも長いがなかなかに趣き深いとろこもある映画」について

2023-04-05 02:57:59 | Weblog
晴れ。おだやかだが昨日のようにそこそこの冷え。

「完訳 水滸伝(五)」を半分以上読む。

李逵はニセモノをやっつけ母親を殺めた人喰い虎を四匹殺し。
揚雄は石秀に妻である潘巧雲の「裏切り」を知らされ彼女を八つ裂きに。

今のところどうやら「ダレ場」といった趣き。
「豪傑」がまだ出て来る次第。

明日は後半の盛り上がりを期待しつつ。
まだ全体の半分弱なのでどうなることやら。

坪島孝「クレージー黄金作戦」(’67)を観る。

本作は「日本映画史上初のアメリカ本土ロケ作品」らしく。
半世紀以上前のラスベガスやワイキキビーチの姿が確認出来。

園まり、加山雄三、ザ・ドリフターズ、ザ・ピーナッツに加え。
ジャッキー吉川とブルーコメッツやジャニーズも登場。

浜美枝はこの数か月後に「ボンドガール」に。
何より157分という長さで前半が特に緩い。

とはいえラスベガスのメインストリートでのクレージー全員でのダンスが感慨深く。
谷啓とハナ肇演出の「ショー」は昔のアメリカのミュージカル映画を思い出させ。

前半をもっと軽くまとめて後半に入るべきだったか。
砂漠を歩くシークエンスもいたずらに長いばかりで。

「東宝創立35周年記念作品」というのがむしろ仇になった模様。
敢えて好意的に解釈すれば当時は「こんなに無駄が出来た」ということでよろしく。
コメント
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