退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「泰西名画のあれこれと『裸婦』は『エロ』であることと『防衛問題』の核心あるいは『社長シリーズ第1作』」について

2023-04-16 02:27:48 | Weblog
雨。街中の緑の濃さが増す。

月刊美術編「永遠の美神 西洋名画女性Best100」を見て読む。

「着衣50選」「裸婦50選」に「番外編」という仕分け。
そういう分類があるのかと思った次第。

ドガ、ベラスケス、コロー、サンティ、ボッティチェリ、モネ、ルーベンス、
ティティアーノ、クラナハ、ホルバイン、デューラー、カラヴァッジョに。

レンブラント、フェルメール、マネ、モネ、セザンヌ、ルノワール、アングル、
ゴヤ、ブーシェ、クールベ、モロー、ルドン、キスリング、エゴン・シーレにクリムトなど。

「泰西名画」をまとめて見られるのがありがたいところ。
個人的にはフェルメール「真珠の耳飾りの少女」の「目の光り具合」が印象に残る。

「裸婦」に関してはどう考えても「エロ」があるはず。
それを「宗教」で「正当化」するのはいかがなものか。

もっと「下世話」なところでは「聖職者による性的虐待」を思えばいいか。
世界の至る所で「男子のダメさ」があるということで。

マル激を観る。

今回は「防衛問題」について。
「いかに戦争を避けるか」が実は重要であり実際に行われていることを知ろう。

「ハイブリッド戦争」と言われるものの中身は。
敵方の中枢に影響を与えることが基本で。

具体的な武力の衝突ではなく。
「情報操作」も含めて「敵を攪乱し抑え込むこと」。

インフラを目標に社会を混乱させたり。
あるいは「偽情報」で相手を自分の「思い通り」にしたり。

わが国は「敗戦」以来なぜか「国防」について本気で考えることが失われ。
「アメリカの属国路線」が「既定」となり。

吉田茂・白洲次郎は「経済復興」を遂げた後に「国防」を整えるはずだったのに。
そのあたりをきちんと押さえた上で「現実」に向き合いたいもの。

もっとも現在のわれわれにはそれをこなす「能力」がなく。
ただせめて「土台」を作ってその方向へ進む道筋は付けないとどうにも。

千葉泰樹「へそくり社長」(’56)を観る。

いわゆる「社長シリーズ」の第1作。
妻(!)の越路吹雪を怖れ先代の社長夫人三好栄子を怖れる森繁。

秘書の小林桂樹は社長のあれこれのせいで恋人司葉子と満足にデートも出来ず。
先代社長の娘八千草薫はキュートで(当時25歳)大阪出身ゆえ関西弁も普通に。

藤間紫のいかにもな「小唄師匠」。
古川緑波や上原謙、沢村貞子も登場し三木のり平はまだおとなしく。

「三等重役」(’52)の先代社長河村黎吉の写真が社長室に。
そうかそっちを先に観なければ。

作品としてはいささか微妙な出来。
しばらく「この世界」を追うことにする。
コメント
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