晴れ。おだやか。
山田風太郎「人間万事嘘ばっかり」を読む。
著者の「エッセイ集成」の第5巻だとのこと。
それぞれの「時代」が伺えて楽しい。
興味深いのは。
吉行淳之介は確か長崎の原爆で亡くなった友人たちを敢えて「犬死」と言い。
著者は同じ友人たちの死を「犬死ではどうにも」と思っているところ。
映画絡みで言えばアラカンや黒澤明の「姿三四郎」、
あるいは轟夕起子や高峰秀子、岡田嘉子について。
扇千景が自宅にCM撮影にも来たとのこと。
思いがけず「着替え」を覗いてしまうことにもなった模様。
「徹夜マージャン」が「健康にいい」というあたりもなかなか。
酒もタバコもやってほぼ傘寿まで生きたのだから「立派」。
何とも魅力的な作品の数々をまだ全部読んだわけではなく。
とりわけ「明治もの」に縁がなかったのでこれまた「宿題」が。
マキノ雅弘「次郎長遊侠伝 秋葉の火祭り」(’55)を観る。
次郎長に河津清三郎、森の石松に森繁久彌、お美代に北原三枝、お時に利根はる恵。
黒駒勝蔵に三島雅夫、法印大五郎に田中春男、東三坊に清水元、助十に石黒達也など。
全体にテンポが緩くラスト近くにようやく盛り上がる展開。
いわゆる「次郎長一家」が出来上がるまでのお話。
残念ながら「次郎長三国志シリーズ」は未見。
「弥次喜多道中記」(’38)「鴛鴦歌合戦」(’39)は楽しんだものの。
「狂った果実」(’56)直前の北原三枝を監督が使ったのが気になるところ。
「彼女の在り様」がおそらくは本作最大の魅力のはず。
山田風太郎「人間万事嘘ばっかり」を読む。
著者の「エッセイ集成」の第5巻だとのこと。
それぞれの「時代」が伺えて楽しい。
興味深いのは。
吉行淳之介は確か長崎の原爆で亡くなった友人たちを敢えて「犬死」と言い。
著者は同じ友人たちの死を「犬死ではどうにも」と思っているところ。
映画絡みで言えばアラカンや黒澤明の「姿三四郎」、
あるいは轟夕起子や高峰秀子、岡田嘉子について。
扇千景が自宅にCM撮影にも来たとのこと。
思いがけず「着替え」を覗いてしまうことにもなった模様。
「徹夜マージャン」が「健康にいい」というあたりもなかなか。
酒もタバコもやってほぼ傘寿まで生きたのだから「立派」。
何とも魅力的な作品の数々をまだ全部読んだわけではなく。
とりわけ「明治もの」に縁がなかったのでこれまた「宿題」が。
マキノ雅弘「次郎長遊侠伝 秋葉の火祭り」(’55)を観る。
次郎長に河津清三郎、森の石松に森繁久彌、お美代に北原三枝、お時に利根はる恵。
黒駒勝蔵に三島雅夫、法印大五郎に田中春男、東三坊に清水元、助十に石黒達也など。
全体にテンポが緩くラスト近くにようやく盛り上がる展開。
いわゆる「次郎長一家」が出来上がるまでのお話。
残念ながら「次郎長三国志シリーズ」は未見。
「弥次喜多道中記」(’38)「鴛鴦歌合戦」(’39)は楽しんだものの。
「狂った果実」(’56)直前の北原三枝を監督が使ったのが気になるところ。
「彼女の在り様」がおそらくは本作最大の魅力のはず。