退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『正解』を求める消費を促す雑誌となぜか短い『スタートレック』あるいは『巨悪』がいた時代の映画」について

2022-04-11 02:44:34 | Weblog
快晴。今頃夏日。

酒井順子「ananの嘘」を読む。

社会学者の卵による「雑誌の変遷」に関する論文とは大違い。
ここには「楽しく確かな分析」がある。

それにしても。
「女子」はなぜこんなに「揺れる」のだろう。

著者の描き方からするとこの雑誌は「けなげな」ように思える一方。
結局「『正しさ』を求める姿勢」がネック。

どこか「浅間山荘の日本赤軍」に似ていなくもないのが微妙。
「リンチ殺人」はないのでその分は「無害」だけれど。

「好きに生きればいい」というシンプルを信じられずに。
いたずらに「主義」と「流行」に引きずられる姿よ。

「罪作り」なのは「占星術」と「スピリチュアル」を持ち込んだこと。
いずれ「未来」が「未知」だとして。

敢えて「どうにかなるさ」と思えない「生真面目さ」が哀しい。
たぶん人生は自分が思うより複雑だというのに。

もちろん「一寸先は闇」。
それをいたずらに「正しさ」で貫こうとするのはむしろ「不自然」。

自らが「灰色な存在」であることを認めないとどうにも。
要は「いい加減」でOK。

「スタートレック ピカード シーズン2」第六話を観る。

なぜか作品の長さが短く。
そこそこ楽しめたので悪くはないものの。

主演のパトリック・スチュアートを思えばあれこれ「いらぬ想像」など。
このシリーズを最後まで観られたら幸い。

江崎実生「女の警察」(’68)を観る。

青江三奈が「バ」を「ヴァ」と歌っていることを確認する。
何とも魅力的なハスキーヴォイスで。

太田雅子=梶芽衣子はちょいと裸を見せたり。
牧紀子や槇杏子もアキラと絡むシーンがあり。

「若さ」ゆえ「青い」十朱幸代は父親十朱久雄と共演。
藤竜也は今回は「悪役」。

加藤嘉、内田朝雄、富田仲次郎、神田隆が脇を支え。
ノンクレジットだが原作の梶山季之と山口瞳(?)の姿など。

「名器」だというお話が出たりするあたりがいかにも「昭和」。
女たちの「誘惑」に惑わされないアキラの姿も同様に。

「銀座のバー」に「意味」があった時代のお話。
アキラが「敏腕マネージャー」でありつつ「巨悪」を裁こうとする姿を忘れずに。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする