退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「過去の政治とドラマあるいはパニック映画」について

2016-01-05 03:11:52 | Weblog
晴れ。あたたか。

筒井清忠「昭和戦前期の政党政治」を読む。

副題は「二大政党制はなぜ挫折したのか」。
「疑獄事件の頻発と無節度」「国会の混乱 買収・議事妨害・乱闘」

「地域の政党化・分極化と中立化・統合化欲求の昂進」
「『劇場型政治』とマスメディア・世論の政党政治観」が原因だと。

北一輝の思い付いた「統帥権干犯」を代表に
結局はそれぞれの「天皇の政治利用」もかなり影響している模様。

少なくとも「政治」というものに「過剰な期待」をする前に
自分たちが情報を知りまともな判断を下せるかどうかが重要なよう。

深夜ドラマ「ブラックリスト」を観る。

主題歌も有名な「エンドレス・ラブ」(’81)に出ていたジェームズ・スペイダーが
すっかり髪の毛の量が減って登場。

基本設定は「羊たちの沈黙」(’91)でそこに「謎解き」を加えた印象。
「悪が悪を裁く」ところに捜査官として優秀な妻が夫を疑うという「問題」が絡み。

どうやらシーズン3がすでに終了し4の製作も決定しているとのこと。
わが国でもこの手のドラマが「普通」になっていただきたいもの。

引き続き「ポセイドン・アドベンチャー」(’72)の後半を久方ぶりに観る。

「陽の当たる場所」(’51)でモンゴメリー・クリフトに殺されたシェリー・ウィンタースが
ちょいと粋なところを見せる太ったおばちゃんとして現れるところから。

「サヨナラ」(’57)でマーロン・ブランド、ナンシー梅木と共演したレッド・バトンズは
「五つの銅貨」(’59)での「ジャズ物語」が本領。

もちろんジーン・ハックマンのアクの強い牧師や
元売春婦を妻にしている刑事アーネスト・ボーグナインも。

「裸の銃を持つ男」(’88)で「復活」したレスリー・ニールセンが「船長」だったり。
子役上がりのロディー・マクドールも忘れずに。

「タワーリング・インフェルノ」はこの2年後の作品。
こうした「70年代パニック映画」を知っておくのも悪くないはず。
コメント
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