以前「元祖お弁当箱」でご紹介しましたOPTIMUS №8ですが、先日そのレアモデルが入荷しました。
それがこちら。
ケースがアルミ製のバージョンです。
その存在は以前から見聞きしてはおりましたが、
市場に出ることがまずないほどレアなので、入手はとうに諦めておりました。
それが今回運よく私の手もとに♪
そういうわけで大喜びで早速チェック!
とってもしっかりしているし、ケースにも凹みなどは見られない。
(これはパテントナンバーの刻印があるタイプですね。)
で展開すると…
うんうん、備品もすべてそろっている!
前オーナーの方はよっぽど大事に使われていたのだなぁ~♪
で、中に折りたたんだ紙切れがあるぞ?
そっと取り出し広げてみると…
取扱説明書じゃないか!
なんとまあ、大事に使うだけではなく、のすごくきっちりした方だったんだ~!
で、中身を見ているうちに疑問が二つ。
その1 ヒートガード裏の石綿はもともと?
その2 というか、そもそも、これいつの時代のものだ?
では順番に。
まず一目で目を惹くヒートガード裏の石綿。
今でこそ発がん性を指摘され使用禁止になった石綿ですが、
昔はごくありふれた素材で、特に断熱効果を狙いストーブではよく用いられた素材です。
実際この様にほかのストーブでもヒートガード裏に貼られているのをよく見ます。
(英軍クッカー№2のもの。)
ですが、ことオプティマスにおいては、
これらのシリーズ含めほかのモデルでもそのような例は見たことがありません。
だからこれは前オーナーの後付けによるものかとも思いますが、
それにしても仕上が見事で、どう見ても素人仕事とは思えない。
もしかしたら、当時のスエーデンにおいては
この手のストーブが国家を上げての主要産業となっていたので、
輸出用に作った特別バージョンなのかもしれないとか思ったりしております。
(実際今回の№8については前オーナーさんはイギリス人の方でした。)
参考までに、こちらはドイツ専用輸出モデルのタンク。
使用燃料を大きく明記。
PL法ではないけれど、うるさ型のお国に対してはここまでちゃんと対応していたようです。
さて次に時代についてですが…
当初私はアルミケースモデルは、№8でももっとも初期のモデル、
いわゆる1stであると思っておりました。
というのも、多くの本やサイトで、
「当初ケースはアルミ製だったがコストダウンのため鉄製に変更された。」
との旨の記述がほとんどであったからです。
そしてその中でも、最初期モデルについては、ケースにパテントナンバーが無く、
またストーブ本体についても、タンクとフュエルチューブは溶接止めで分離不可とのことでした。
そこで今回うちに来た子を見てみると、前述のとおりパテントナンバーがあり、
チューブもこのようなねじ込み式で分離可能なタイプです。
だから、1stモデルの後期バージョンなのかなと思いましたが…
もう一度この画像をよくご覧ください。
フュラーキャップの形状が↓の画像の右側と同じでしょう?
これらはどちらもアルミから鉄に変わったいわゆる2ndモデル。
ですが、左側のキャップ形状が1stと同じのため、私は左を2nd前期、右を2nd後期と考えております。
となると、今回のアルミケースのキャップが2nd後期と同じということになるので、
これは1stモデルではないのではないかという疑問が生じてきたのです。
とはいえ、1st以外にアルミケースがあったという話は聞いたことが無いので、
「これはもしや、にこいち?」(異なるパーツを合わせて一台組み上げること)
とも思いましたが前オーナーがしっかり管理している様子から見てそれはあり得そうにない。
(キャップ紛失により、キャップのみをのちに購入という線も捨てれてません。)
そこでこう推理してみました。
前述のように世界中に販売網を持っていたオプティマス社なので、
抱えていた製品はもちろん部品の在庫もかなりの数があったはず。
だから、そういう在庫の部品を組み合わせ製品として出荷したこともあったのでは?
実際過去のご紹介したこれ(「8RF」)がそういうモデルでしたし。
つまり…
あ~、№8よく売れるな~。
あれ?こんなとこに前のモデルのアルミケースがあった!
じゃ、現行のストーに一工夫(石綿貼り付け)してSPモデル(特別仕様)として出荷してみようか?
てなことがあったんじゃないかな~?
ま、これはあくまで私の想像であり妄想でありますから、真実は闇の中♪
(=^^=)ゞ
あ!
ちょっと待てよ…
もしかしたらここに手がかりがあるかも?
そう思い取り出しのは先ほどの取説。
運が良ければこういうのに印刷時期の年号が記きされているんだが…
アップランズ・バスビー(Upplands Väsby) 12 193
アップランズ・バスビーは、スエーデンの地名で、1919年にオプティマス社が本社を移転した場所。
(工場は19008年に先行して移転)
でも№8の登場は1940年代だから手掛かりにならない。
となると、残りはこの謎の数列。
124 193
どなたか解明願います。
(*^人^*)
それがこちら。
ケースがアルミ製のバージョンです。
その存在は以前から見聞きしてはおりましたが、
市場に出ることがまずないほどレアなので、入手はとうに諦めておりました。
それが今回運よく私の手もとに♪
そういうわけで大喜びで早速チェック!
とってもしっかりしているし、ケースにも凹みなどは見られない。
(これはパテントナンバーの刻印があるタイプですね。)
で展開すると…
うんうん、備品もすべてそろっている!
前オーナーの方はよっぽど大事に使われていたのだなぁ~♪
で、中に折りたたんだ紙切れがあるぞ?
そっと取り出し広げてみると…
取扱説明書じゃないか!
なんとまあ、大事に使うだけではなく、のすごくきっちりした方だったんだ~!
で、中身を見ているうちに疑問が二つ。
その1 ヒートガード裏の石綿はもともと?
その2 というか、そもそも、これいつの時代のものだ?
では順番に。
まず一目で目を惹くヒートガード裏の石綿。
今でこそ発がん性を指摘され使用禁止になった石綿ですが、
昔はごくありふれた素材で、特に断熱効果を狙いストーブではよく用いられた素材です。
実際この様にほかのストーブでもヒートガード裏に貼られているのをよく見ます。
(英軍クッカー№2のもの。)
ですが、ことオプティマスにおいては、
これらのシリーズ含めほかのモデルでもそのような例は見たことがありません。
だからこれは前オーナーの後付けによるものかとも思いますが、
それにしても仕上が見事で、どう見ても素人仕事とは思えない。
もしかしたら、当時のスエーデンにおいては
この手のストーブが国家を上げての主要産業となっていたので、
輸出用に作った特別バージョンなのかもしれないとか思ったりしております。
(実際今回の№8については前オーナーさんはイギリス人の方でした。)
参考までに、こちらはドイツ専用輸出モデルのタンク。
使用燃料を大きく明記。
PL法ではないけれど、うるさ型のお国に対してはここまでちゃんと対応していたようです。
さて次に時代についてですが…
当初私はアルミケースモデルは、№8でももっとも初期のモデル、
いわゆる1stであると思っておりました。
というのも、多くの本やサイトで、
「当初ケースはアルミ製だったがコストダウンのため鉄製に変更された。」
との旨の記述がほとんどであったからです。
そしてその中でも、最初期モデルについては、ケースにパテントナンバーが無く、
またストーブ本体についても、タンクとフュエルチューブは溶接止めで分離不可とのことでした。
そこで今回うちに来た子を見てみると、前述のとおりパテントナンバーがあり、
チューブもこのようなねじ込み式で分離可能なタイプです。
だから、1stモデルの後期バージョンなのかなと思いましたが…
もう一度この画像をよくご覧ください。
フュラーキャップの形状が↓の画像の右側と同じでしょう?
これらはどちらもアルミから鉄に変わったいわゆる2ndモデル。
ですが、左側のキャップ形状が1stと同じのため、私は左を2nd前期、右を2nd後期と考えております。
となると、今回のアルミケースのキャップが2nd後期と同じということになるので、
これは1stモデルではないのではないかという疑問が生じてきたのです。
とはいえ、1st以外にアルミケースがあったという話は聞いたことが無いので、
「これはもしや、にこいち?」(異なるパーツを合わせて一台組み上げること)
とも思いましたが前オーナーがしっかり管理している様子から見てそれはあり得そうにない。
(キャップ紛失により、キャップのみをのちに購入という線も捨てれてません。)
そこでこう推理してみました。
前述のように世界中に販売網を持っていたオプティマス社なので、
抱えていた製品はもちろん部品の在庫もかなりの数があったはず。
だから、そういう在庫の部品を組み合わせ製品として出荷したこともあったのでは?
実際過去のご紹介したこれ(「8RF」)がそういうモデルでしたし。
つまり…
あ~、№8よく売れるな~。
あれ?こんなとこに前のモデルのアルミケースがあった!
じゃ、現行のストーに一工夫(石綿貼り付け)してSPモデル(特別仕様)として出荷してみようか?
てなことがあったんじゃないかな~?
ま、これはあくまで私の想像であり妄想でありますから、真実は闇の中♪
(=^^=)ゞ
あ!
ちょっと待てよ…
もしかしたらここに手がかりがあるかも?
そう思い取り出しのは先ほどの取説。
運が良ければこういうのに印刷時期の年号が記きされているんだが…
アップランズ・バスビー(Upplands Väsby) 12 193
アップランズ・バスビーは、スエーデンの地名で、1919年にオプティマス社が本社を移転した場所。
(工場は19008年に先行して移転)
でも№8の登場は1940年代だから手掛かりにならない。
となると、残りはこの謎の数列。
124 193
どなたか解明願います。
(*^人^*)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます