粉雪の万座へ

万座の粉雪と雪景色、流れる雲と青空に魅せられ綴っています。

スーパーシニア

2014年08月16日 | Weblog

8月7日(木)午前3時30分、車で四国・松山を目指して自宅を出発。

午前5時、新東名高速道路の清水パーキングエリアに到着。
人気の少ない朝焼けのパーキングエリアは、爽やかでした。

午前9時30分、大阪・豊中インター付近では進行方向の西の空に雲が現れ、
四国方面のお天気が心配に。

この頃、「松山は久しぶりにいい天気」との情報を得てひと安心。

12時30分、瀬戸大橋中間の与島パーキングに到着。

雲が多めながら、まずまずのお天気。

松山には午後3時30分、東京から850kmを12時間で到着。大きな渋滞
に合うことなく順調なドライブでした。


8月8日(金)の夜、5年前まで勤務していた会社の同僚とミニミニ同期会。
今夏の帰省で、一番楽しみにしていたことです。

Hm君(左)とAn君(右)のほかにYd君も集まる予定でしたが、台風の接近
のため建築屋のYd君は仕事から抜け出せず、残念ながら欠席に。

この日集まった3人、今はそれぞれ違う会社等の四国や東京都心エリアの
責任者としてそれなりに仕事をしていますが、20代半ばの2年間、東京で
同じ釜の飯を食いながら、一切の会社の仕事から解放されて、好き放題を
していた仲です。
当時、Hm君は剣道、An君はバドミントン、私はスキーに熱中。

Hm君とは休日、一緒に万座へ行ったことがあります。

一緒に行きながら私はスキー学校を手伝う羽目になり、彼には申し訳ない
ことをしたことを思い出し、数十年ぶりにそのことを謝りました。

その2年間は毎年、3週間の夏休みと10日ほどの冬休みがありました。
私は冬休みやスキーシーズンの土日は万座スキー学校に入り浸っていて、
行くと今は亡きマネージャーの根岸先生が待ち構えており、赤白のスキー
ウェアを手渡され、スキー学校の手伝いをさせられていました。断ることも
できたのでしょうが、人懐っこい顔の根岸先生に懇願されると、いやとは言
えませんでした。

2年目の夏休みはニュージーランドへスキーに行き、オーストリア国家検定
スキー教師の資格を持ち、当時はまだ20代で若手のスキー理論家として
テレビや雑誌に頻繁に出ていた村里敏彰さんに出会いました。
村里さんのおかげで、当初のスケジュールには入ってなかった「世界一美し
い星空」と言われるテカポ湖ほとりにあるスキー場に行くことができました。

小さなスキー場のためか日本人は我々のグループだけで、景色が良く落
ち着いたとても雰囲気のいいところでした。
村里さんに何回も「あれが南十字星だよ。」と教えていただきましたが、星
があまりにも多くて、結局どれが南十字星かわからずじまいでした。


三人それぞれ、現在の仕事上の悩みや問題を話すときはしかめっ面でし
たが、過ぎ去った昔の苦労話のときは、不思議と笑い話のように語ってい
ました。

現在夢中になっている話になり、私はHm君が今も剣道に打ち込んでいる
ものと話しかけると、なんと彼は「東京へ出張で行くたびに、ミュージカルを
観たり美術館めぐりをしている。それが今一番の楽しみだ。」と、にわかに
は信じられない言葉を吐き出しました。「えっ、何でそうなったんだ。」と聞く
と、「アメリカ・ニューヨークへ出張で行ったとき、ブロードウェイでミュージカ
ルを観、マンハッタンのメトロポリタン美術館で絵画を見て、感動して病み
つきになった。」とのこと。
ベトナム・ハノイへ出張に行き、しばらくベトナムコーヒーにハマっただけの
私とは大違いに、人間、変われば変わるものだと妙に納得。

An君は今もバドミントンに熱中していて、なんと全日本シニア大会でコンス
タントにベスト16に入っていて、一度だけベスト8までいったとのこと。彼の
自宅は大阪のため、大阪大会や近畿大会へも出場し、連続で優勝している
と自慢。
よく体力があるなと聞くと、毎朝5km走り、この日も雨の中をカッパを着て
走ったとのこと。いまだにスーパーマンのようにタフなシニアです。

こんな我々にも弱点が。
私のブログをAn君のスマートフォンで見ようとしたとき、An君の操作にス
マホがいうことをききません。彼は「いつもこうなんだ。」とぼやいていました。
そこで、今年の3月まで携帯・スマホ関連の会社にいたHm君へ助けを求
めると、「俺はスマホは仕事でしか使わないことにしている。だから、いつも
スマホは会社に置いて帰り、プライベートではガラケイしか持ち歩かない。」
と、澄ました顔で言い、An君のスマホを触ろうとしません。
私は「俺はガラケイで十分なので、スマホを持たず使えないのだが、Hmも
使えないんだ。」と言うと、「そんなことはないが・・・。」と弁明するHm君でし
た。
An君、四苦八苦してようやく私ブログに到達。この日、最大の珍事でした。

お開きになり、私とAn君は路面電車に乗ろうと停留所へ行くための階段を
降りようとすると、An君は「トレーニングで走るのは苦にならないが、日常
生活で階段を上り下りしたくない。」といい、私も「俺も同じたよ。でも、ここ
は階段しかないのだから仕方ない。」と、年寄じみた会話に。


今回も帰省中、ほぼ毎日行った道後温泉。9日の夜は台風が最接近した
こともあり、土曜日ながら温泉街は閑散としていました。

11日は台風も過ぎ去り、ご覧のような人出で賑わっていました。

裸になって温泉へ入って感じたことは、私より腹黒い人は何人かいました
が、私より顔や手足が黒く日焼けした人はいませんでした。

温泉から上がり、駐車場で空を見上げると飛行機雲Contrailが浮かんで
おり、「えっ? 道後温泉の真上を飛行機が飛ぶかな?」と、つまらないこ
とを考えていました。


12日の午前3時に松山を立って東京へ。
頻繁に休憩を取ったり、東京まであとわずかのところで渋滞にあったりし
て、自宅にたどり着いたのは午後7時過ぎ。
6日間、全行程1835km、燃費23.9km/Lの帰省でした。

 

15日(金)の夕方、恵比寿ガーデンプレイス。

12月に参加した『自主公開講座』を主催したNPO法人 元気・まちネット
の矢口正武代表に誘われ、恵比寿で暑気払いをすることに。

矢口さんは私より7歳年長ですが、トライアスロンに挑戦している現役アス
リートのスーパーシニアです。
この日は途中からNPO法人元気・みちネット理事の佐野さんも加わり、ス
キー談義や白洲次郎、町おこし等々について、閉店まで楽しくも有意義な
歓談ができ、とても充実した暑気払いになりました。

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