『みちしるべ』 by 阪神間道路問題ネットワーク

1999年9月創刊。≪阪神道路問題ネット≫交流誌のブログ版。『目次』のカテゴリーからの検索が便利。お知らせなども掲載。

『みちしるべ』**ちゅら海④**<2015.9.&11. Vol.91>

2015年11月30日 | パリ&東京&沖縄より

ちゅら海④

三橋雅子

明け方のゲート前

 坐り込み500日を迎え、敵も本土からの「本格的」機動隊を寄こす、と刻々情報も変わってきた。こちらも、強硬な作業再開に、何より早朝の資材搬入を少しでも遅らせ、手こずらせ、あの手この手で何とか工事を先延ばしさせたい。11月18日、坐り込み開始から500日のキャンプ・シュワブゲート前は、過去最大の千人が結集。この日、機動隊の姿は見えず、資材搬入も無く、ゲート前は「止めた、止めた!」と歓声を上げ、「千人集まれば機動隊もこれない」と、喜びの声をあげた。嬉しくても涙、悔しくても涙、黙々と組んだスクラムから、一つ一つ指をはがされ連れ去られるのにも涙……、これでは涙が枯れてしまう。

 翁長知事が「埋立承認の取り消し」をした事を違法として、国は県を訴えたという。へぇっ? 国みたいに絶大な権力を持ったものが、県を訴える!? そんなこともありなのか。国がそんなことをする程、へこまされたりもありなのか。事はそう簡単に済む訳もないが、まあそんな事はエライさん達に任せておくしかない。その任せ方を左右するのは、現場の力関係だ。という切実な実感に迫られる。

 ゲート前7時の資材搬入を阻止するスクラム要員になるには、6時半過ぎに現場に着いて、何とか駐車場に車を割り込ませるため、遅くとも5時半に読谷を出なければならない。先日は「すまん、すまん、寝坊した」と、拾ってくれた車はガンガン飛ばし、高速道路をすっ飛ぶように……。途中、機動隊(?)を積んでるとおぼしき装甲車を2~3台抜き……。何とか車の空きスペースを見つけて、不恰好承知で突っ込み、ゲート前スクラムに割り込む。那覇からは2時間はかかる筈……、でもいつも那覇勢が主力。人口が多いのだから当たり前か……!

 なるべくなら男性と男性の間に入ってスクラムを組みたいが、それも若い男性の……。そんな贅沢は言ってられない。片方オジンならまだマシとして、圧倒的に多いオバア達とガッチリ組む。初め、私は怖かった。どうしても60年安保時の、剣をチクチクと向けてくる機動隊の、そして仲間の激したスネイクデモに振り落されるかもしれない恐怖……が。あゝ今は何と年相応に、穏やかなこと! 仲間達とたゞ黙々と無抵抗で、しっかり組んだ筈のスクラムの腕を、脆くも剥がされてゆく切なさを、只々受け止めて、言うなりに連れ去られ、一時オリの囲いに入れられて待つ……。その屈辱に耐えるだけだ。

 だが、この屈辱を忘れまい。国とは? 国民あっての国家の筈だけど、都合の悪い国民は引き剥がし、とっ捕まえてオリに入れて一時なりとカクホする……。その脇を、道を作ってくれた警官に守られて、資材を積んだトラックがゲートを入って行く悔しさ。しかし、一人一人剥がされてゆく事に抵抗もしなければ、進入するトラックの前に立ちはだかる者もいない。云う、これが無抵抗主義なのか……、と複雑な思い。悔しさに涙にくれる風景もない。いつも鼻をすすり涙をぬぐうのは私くらいのもの……。これにまた感心しきり。いちいち、これしきの事に涙したり激怒しては、来れなかったのであろう。永い屈辱の歴史を今更ながら見る思い……。

<あの手この手>の立ちんぼアピール

 作戦会議で、現場に行かれない多数の人たちと、何とか連帯感を……と、編み出した毎週木曜日の行動。読谷と隣り町の嘉手納、その境に大きなロータリーがあり、四方からの車が順に信号待ちで止まる。そこに朝7時半から1時間、基地反対のノボリ・プラカードを振りながら立ち、ハンドマイクで安倍の不当、辺野古基地の不当性を訴える。初め、やや怪訝そうに眺めるドライバーも多かったのが、回を重ねる度、目礼したり手を振ったり、深々と頭を下げるドライバーが増えてきたことに、又もや目頭が熱くなる。勿論、プイと顔をそむけたり、一心に前の方を見るドライバーも相変わらずだが、着実に緩やかな変化が嬉しい。

 これは、中年からジジババの10人足らず。片や別曜日の夕方には、「ママぐるみ」と称するグループが、保育所から連れ帰る子供共々、この地に立つ。この方がアピール力は強い筈。「命がけで産んだ子供を殺されてたまるか!」と彼女らは叫ぶ。先日は、どっさりパンの包みが車から差し入れられたとか。着実に連帯の意識は広がっている、と感じる。

『戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)』の上映会

 赤字覚悟で三上智恵監督の反基地映画第2弾を上映。入場料は千円、黒字に納まった。読谷文化会館の会場。折しも降ってきた雨にもめげず、続々の来場者達。「やぁ、やぁ、ご苦労さん……」と声を掛けられながら、私はご近所さんが無償提供してくれた「自分で焼いた焼物の小物類」を、100~300円で売っていた(全売上寄附)。

 今朝、電柱に貼っていたポスターを見て、「今夜? 行こうかなぁ」「来て来て」と言葉を交わした人に、「来たわよ」と肩を叩かれる。このドシャブリに有難う!

 こうした嬉しい涙の傍らで、「……でも……、日当もらって、あの連中、辺野古に行っている」の噂に相変わらず落ち込む人も。「いいじゃん、言いたいように言わせておこうよ、言う事に事欠いている証拠……」とは言うものの、2月からの皆勤者は、10ヶ月越えで、ゆうに4万円を超える出費。僅かの見返り日当でも欲しいものだ。

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『みちしるべ』**道路行政と政治の関係、そして世界情勢**<2015.9.&11. Vol.91>

2015年11月29日 | 藤井隆幸

道路行政と政治の関係、そして世界情勢

世話人 藤井隆幸

 2016年も間近、『みちしるべ』の正月号の巻頭記事を如何すればよいのか? 悩ましい限り。当ネット初代代表世話人の砂場徹氏も、二代目の大橋昭氏も、その都度、世情を云々する記事を書いておられた。代表世話人を欠く現在、誰が何を書くか?

 そんな編集長代理としての苦悶。正月号巻頭ではないのですが、抜け駆け的に、穴埋めの意味もあり、何ぞ書いてみることにしました。

道路建設の今日的特徴

 良くも悪くも田中角栄以後、予算決定の主導権を執れる内閣が現れない。特に、公共事業については、「対前年度比」(シーリング)を維持するしかない。でなければ、省庁の掴み合いの喧嘩が収拾できない。公共事業の7割は建設省(現国土交通省)、その4割は道路事業。未だ道路建設が突出するという、馬鹿馬鹿しさがまかり通っています。

 また、米国の貿易赤字は日本のせいとの対日圧力。その一環で、「貯蓄投資バランス論」という屁理屈により、「日本は対米貿易黒字を減らすために、公共投資を拡大すべきだ。」と言う命令。歴代日本政府は未だに、公共事業を拡大し続けています。

 さて、東京オリンピックが決まり、東日本大震災復興など忘れ、東京の何処に道路を造ろうかの議論。中小ゼネコンが請け負う補修などは捨て置き、巨大事業ばかり。

 折からの“アホノミクス”で、更なる公共事業拡大が進んでいます。

戦後から今日までの道路行政

 明治の開国から戦前まで、日本は鉄道王国を築いてきました。戦後、GHQの指令で、自動車大国に変更をさせられました。今や、日本の高速道路密度は、地球上で最も高密度となってしまいました。ただ、日本は高密度人口であり、既に膨大な自動車保有量に、不効率が特徴の自動車は渋滞で、役に立っていないのが現状です。

 なぜ、米国が日本に膨大な高速道路を押し付けたのか? 一つは、戦後復興でぼろ儲けを企んだ、米国巨大銀行(マネーゲーマー)の思惑があったと考えています。戦場にならなかった米国は、唯一の超大国で、復興に汗をかく諸国民の働きから、働かずして儲けることを計画したのです。

 OECD(経済開発協力機構)も、そもそもヨーロッパの戦後復興のための機関でした。復興資金を高金利で貸し、一生懸命復興する諸国民から、稼ぎまくったのです。日本の場合も東名・名神高速道路など、世界銀行(バックは米国巨大銀行)から、サラ金並みの高金利で借りたお金で開発しました。

 リビアやシリアなど、世界銀行からお金を借りない国々を、独裁国家としてCIAなどの謀略機関を駆使して、その指導者を抹殺したりしようとしています。未だに米国の「働かずしてぼろ儲けをしよう」という、金融テクノロジーは健在なのでしょう。

「暴走」と言われる安倍政権

 腹痛から復帰した安倍内閣ですが、治安維持法(特定機密保護法)や戦争法(安保法制)を矢継ぎ早に成立させ、「暴走政権」と呼ばれたりしています。やっていることは「暴走」かもしれませんが、対米従属の傀儡政権と言う意味では、これまでの自民党政権と、何ら変わりはないというべきでしょう。

 自らの意思を持つと、田中角栄や鈴木宗男のように、半ば失脚させられたりします。小沢一郎の場合は、馬鹿な東京地検のおかげで、失脚は失敗となりましたが。米国の指弾が下ります。

 であるならば、安倍政権が「暴走」しているのではなく、米国が焦っているというべきではないでしょうか。人形だけ見ていては、その操っている人形使いの思惑が見えてこないというべきでしょう。

グローバル時代の世界

 一昔前までなら、他国の事を云々すると、内政干渉だと言われたりしました。が、グローバル化時代では、それを論じなければ、意味をなさなくなっています。TPPのISDS条項などに見られるように、民間投資家が相手国を訴訟する時代。私人が国家を訴追する。企業や投資家の力は、国家を相手取る力量を持ち始めています。

 米国政府は又しても「財政の崖」(財政法の限度額を超えて借金をしなければ債務不履行になる)と言われていますが、米国巨大銀行や手先の投資家たちは、日本の大銀行など買い占める財力を持っています。

 米国の巨大軍事産業は、世界のどこかで戦争を維持しなければ、その需給関係を維持できなくなってきました。ネオコン(新自由主義)は、CIA(中央情報局)やNSA(米国国家安全保障局)などを駆使して、世界の紛争に関与しています。

 例えば、安倍政権が何故、原発を推進し輸出するのか? 世界で厄介者の原発。米国の二大原発メーカーは、既に日本の日立と東芝が買わされました。フランスのアレバ社も、この際、三菱重工に売りつけようと……。原発輸出するには、相手国技術者を養成しなければ、原発は稼働しません。日本での養成現場が必要です。

 日本の道路事情も、国内と言う井戸の中だけで見ていては、大海の動きに気が付かないで終わるのかもしれません。

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『みちしるべ』**第41回道路全国連全国交流集会 集会アピール**<2015.9.&11. Vol.91>

2015年11月29日 | 道路全国連

第41回道路全国連全国交流集会 集会アピール

 第41回道路全国連交流集会は、2015年11月7日~8日、東京・国分寺市の東京経済大学で開催され、58団体、延べ153人が参加した。

 昨年12月に行われた総選挙で、自民党は国会で過半数の議席を獲得した。その下で、安倍強権政治は、経済至上主義、利益至上主義の道をひたすら暴走し続けている。

 その具体例は、リニア中央新幹線の事業認可や沖縄・辺野古の基地建設強行、そして多くの道路事業などにみることができる。こうした巨大な公共事業の推進は、老朽化したインフラ対策やその更新、東北の復興対策が遅れる要因ともなっている。

 現地見学は、東京外環道の東名と中央道の2ヵ所の巨大ジャンクションを訪れた。そのスケールは異常に大きく、成熟した住宅街を分断するだけでなく、地下水を含め、周辺環境を破壊することは明らかである。二つのジャンクションは工事中に始まり供用後も引き続き周辺住民の生活に大きな影響を与えるであろう。

 東京外環道に対しては1300通を越える異議申し立てが国土交通省に提出された。リニア中央新幹線では5000通を越える異議申し立てが行われた。また、特定整備路線でも4000通を越える異議申し立てが提出されている。

 しかし、国土交通省や東京都は、これらの異議申立てに対し、いまだに判断を示していない。先般の沖縄・辺野古での国交省の素早い対応とはあまりにも違いすぎる。

 2050年、日本の人口は9700万人に減少すると推定され、高齢化はさらに進行する。そうした中、高齢者にとっては危機的年金や介護で老後崩壊ともいうべき状況にあり、若年層は非正規労働により将来設計を立てられない状況である。さらに子どもの6人に1人は貧困層といわれる。いまや世代を越えて貧困が拡大し、新たな大型道路に国民の税金を使う余裕はない。

 21世紀の公共事業は発想を転換しなければならない。人を中心に計画し、まちづくりは人間を主人公として進めるべきである。そのためには、来年6月の参議院選挙、自治体選挙、そして来たるべき総選挙で安倍政権を打倒し、新たな政治の展望を切り拓くことが重要である。

 こうした努力をする一方で、2012年、日弁連が国会に提出した「公共事業改革基本法」や本集会の記念講演で示された「オーフス条約」の批准を進める努力が求められる。

 私たちは、全国の道路住民運動の連携を進め、新たな戦いに力強く立ち上がることをここに決意する。

2015年11月8日

第41回道路全国連全国交流集会参加者一同

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『みちしるべ』目次 第91~100号

2015年11月29日 | 目次

第100号 2018年5月号

◇ 『みちしるべ』100号を記念して…………………………………山本寿満子
◇ 砂場徹 えんどうの煮物 阪神間道路問題ネットワーク ………澤山輝彦
◇ 「第二名神 神戸まで開通」……………………………………平田信活
◇ 2018年4月21日の例会に参加して ……………………………よっしー
◇ 東日本大震災から7年目の追悼行事…………………………山川泰宏
◇ ウズベキスタンの道路・自動車事情他 ………………………田中 廉
◇ 私の「つぶやき」(私のtwitterより) ……………………………A.S.
◇ 【生きていて本当に良かった!】………………………………平出正人
◇ 赤い夕陽⑳ ……………………………………………………三橋雅子
◇ 『みちしるべ』100号までの記録 ………………………………藤井隆幸
◇ 横断車道(90)……………………………………………………コラムX
◇ 横断車道(91)……………………………………………………コラムX
◇ 『みちしるべ』100号記念レセプションのご案内…………………

第99号 2018年1月・3月合併号

◇ 第二(新)名神供用・開通にあたっての声明書……………西田正道
◇ 街を往く(其の二十)…………………………………………藤井新造
◇ お正月初歩き 県道川西インター線(斑猫独語 74) ………澤山輝彦
◇ キューバ道路、自動車事情 他……………………………田中 廉
◇ 難聴から難癖へ……………………………………………澤山輝彦
◇ 次号『みちしるべ』が100号を迎えるにあたって……………編集子
◇ 横断車道(89) ………………………………………………コラムX

第98号 2017年7・9・11合併号

◇ 第43回 全国交流集会 開催要領…………………………道路全国連
◇ 兵庫県空気の汚れ調査結果報告…………………………山川泰宏
◇ 地震災害と私の関わり ……………………………………山川泰宏
◇ 緞帳が下りる前に …………………………………………A.S.
◇ 赤い夕陽⑲…………………………………………………三橋雅子
◇ 風景だいじ(斑猫独語)………………………………………澤山輝彦
◇ 横断車道……………………………………………………コラムX

第97号 2017年3月・5月合併号

◇ 道路全国連 国交省要求書……………………………道路全国連
◇ 街を往く(其の十九) ……………………………………藤井新造
◇ 「とりあえず外に出よう」 ………………………………田中 廉
◇ 赤い夕陽⑱ ……………………………………………三橋雅子
◇ 三月の東京大空襲を季語にする(斑猫独語72) ………澤山輝彦
◇ 横断車道(86)……………………………………………コラムX
◇ 横断車道(87)……………………………………………コラムX

第96号 2017年1月号

◇ みなさんの年賀状から…………………………………………
◇ 【さくらやまなみバス】の経営活性化提言 …………………藤井隆幸
◇ 【2017年、勇気ある一歩を!】………………………………平出正人
◇ お手紙 吉田祥子様へ………………………………………山川泰宏
◇ さよなら原発・さよなら関電、自宅から原発NO!!を示そう …田中 廉
◇ 老い ①老々介護と嗅覚 ……………………………………三橋雅子
◇ クモと自動車(斑猫独語71) …………………………………澤山輝彦
◇ 横断車道(85)…………………………………………………コラムX

第95号 2016年11月号

◇  阪神高速大阪湾岸線西伸部事業化について………………藤井隆幸
◇  東日本大震災支援バスによる愛島東部団地訪問記………山川泰宏
◇  表現の自由と恫喝訴訟の顛末について……………………佐田俊美

◇  佐渡金山に働く人……………………………………………井上道博
◇  赤い夕陽⑰……………………………………………………三橋雅子
◇  始まりも終わりも地震(斑猫独語70) …………………………澤山輝彦
◇  横断車道(84) …………………………………………………コラムX

第94号 2016年7月・9月合併号

◇ 第42回 道路全国連 全国交流集会 実施要領 ………………道路全国連
◇ 熊本地震ボランティアに参加して ……………………………神崎敏則
◇ 「1・17希望の灯り」分灯 ………………………………………神戸新聞
◇ 神戸と宮城 竹灯籠が結ぶ絆 …………………………………毎日新聞
◇ 5.24ヘイトスピーチ解消法の可決、成立に思うこと …………平出正人
◇ 迷惑通信105号より……………………………………………M.Hirade
◇ キュ-バに行ってきました ……………………………………田中 廉
◇ 川西市大和における廃棄物の仮置場問題 …………………澤山輝彦
◇ 横断車道(83)……………………………………………………コラムX

第93号 2016年5月号

◇  旧来型公共事業からの転換を…………………………………道路全国連
◇  国土交通省交渉の要求書………………………………………道路全国連
◇  第41回全国公害被害者総行動デー総決起集会発言文………道路全国連
◇  三菱自動車の燃費不正表示事件の裏側………………………藤井隆幸
◇  揺れる頭で考えた(斑猫独語 69) ………………………………澤山輝彦
◇  横断車道(82) ……………………………………………………コラムX

第92号 2016年1月・3月合併号

◇ ちゅら海⑤(辺野古からの報告)…………………………………三橋雅子
◇ 戦争の時代と大学………………………………………………山川泰宏
◇ 21年目を迎えた阪神淡路大震災の記憶………………………山川泰宏
◇ 街を往く(其の十八)………………………………………………藤井新造
◇ 徒然の交流………………………………………………………山川泰宏
◇ 立春の日に(斑猫独語68) ………………………………………澤山輝彦
◇ 横断車道(81) ……………………………………………………コラムX

第91号 2015年9月・11月合併号

◇  第41回道路全国連全国交流集会集会アピール…………………道路全国連
◇  道路行政と政治の関係、そして世界情勢 ………………………藤井隆幸
◇  ちゅら海④ …………………………………………………………三橋雅子
◇  青函連絡船と青函トンネル ………………………………………山川泰宏
◇  父母の残した鴎だより!! ………………………………………山川泰宏
◇  街を往く(其の十七)…………………………………………………藤井新造
◇  伊太利亜旅行より …………………………………………………田中 廉
◇  サイン・コサイン・タンジェント(斑猫独語67) ………………………澤山輝彦
◇  横断車道(80) ………………………………………………………コラムX

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2015年11月例会のご案内

2015年11月13日 | 月例会案内

阪神間道路問題ネットワーク
11月例会のご案内

2015年11月28日(土)13:30~15:30
西宮市立勤労会館 第1会議室(4F)

12月例会のご案内
2015年12月12日(土) 13:30~15:30
西宮市立勤労青少年ホーム 会議室B(3F)
※勤労会館ではなく、隣の青少年ホーム「ぷらっとアイ」ですので、お間違いなく。

すっかり秋も深まった今日この頃、いかがお過ごしでしょうか▼11月例会のご案内です。会場の申込が早まっています。12月の会場も押えましたので、同時にご案内します▼道路全国連の交流集会は、11/7~8に東京都国分寺市の東京経済大学で開催されました。今回は仕事の為、参加できませんでしたので、ご報告はできません。道路全国連のHPが更新不能となっており、交流集会の情報をアップできない状態です。リニューアルまで、内容の詳細が分からないのは残念です。来年は名古屋ということで、少し近くなりますので、参加される方が多くなればいいですね▼また、『みちしるべ』の9月号は11月号との合併となります。まだ投稿は間に合いますので、20日頃までにお願いできれば幸いです。E-mail・FAX・郵送のいずれでも結構です。『みちしるべ』表紙の事務局まで、よろしく▼10月例会は、常連の方の他用が重なり、「中の自然と住環境を守る会」のNさんとS画伯と私の3人だけでした。それなりに話が盛り上がりましたが、今月は多くの皆さんのご参加をお待ちしています▼12月例会も直ぐにありますが、忘年会とするのか?砂場流に「望年会」なのか?いずれにしても、持寄りというのはいつもと同じだと思っております。年の締めくくりとして、出来るだけご参加ください。何かご提案があれば、事務局まで頂ければ幸いです▼日本の政治・経済は、一層深刻になっているように見えますし、世界情勢も混迷を深めているようです。何がどうなっているのか?その中で道路問題・環境は如何に?解決の処方箋を、みなさんと語り合いと思います。また、どう行動するのか、ご提案もお待ちしております。(F)

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「世田谷殿山遺跡を守り育てる会:ネット有志」による都知事あてのネット署名

2015年11月11日 | E-mail news より

 東京外環(高速道路)の無謀な計画を正すために活動されている調布のKさんからのメールです。貴重な遺跡が破壊されないよう、電子署名を集めておられます。

 以下に転載しますので、是非、電子署名にご協力をお願いします。

*******************************************

早速ですが、

 世田谷の東京外環道の東名ジャンクション予定地の殿山から17基の「横穴墓群」が発見され、9月26日の見学会には600名を超える見学者が詰めかけました。

 世田谷区議会への陳情署名(4000筆以上)などが紙ベースで行われましたが、 「世田谷殿山遺跡を守り育てる会:ネット有志」による都知事あてのネット署名が Chaneg.orgに先日開設され、すでに8383名の署名が集まっています。 

  是非、皆様も署名活動にご協力ください。また、拡散してください。

宛先: 東京都知事 舛添要一 様

【緊急】この夏、世田谷で発掘された1400年前の遺跡「殿山横穴墓群」を高速道路工事で破壊させず保存を求めます!

世田谷殿山遺跡を守り育てる会:ネット有志

http://urx.blue/paqo 電子署名ページ

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第41回道路全国連交流集会の集会アピール

2015年11月11日 | E-mail news より

 毎年の秋に全国持ち回りで、道路公害に対応する住民団体が、全国集会を開催しています。今年で41回目を迎え、11/7~8に東京経済大学で行われました。

 集会の模様は、今後、写真などが団体間で公表されると思いますので、様子など、アップできればと思っています。

 とりあえず、集会の最後に採択された「集会アピール」を載せておきます。ご参考になればと思っています。

**************************************************

集会アピール

第41回道路全国連交流集会は、2015年11月7日~8日、東京・国分寺市の東京経済大学で開催され、58団体、延べ153人が参加した。

昨年12月に行われた総選挙で、自民党は国会で過半数の議席を獲得した。その下で、安倍強権政治は、経済至上主義、利益至上主義の道をひたすら暴走し続けている。

その具体例は、リニア中央新幹線の事業認可や沖縄・辺野古の基地建設強行、そして多くの道路事業などにみることができる。こうした巨大な公共事業の推進は、老朽化したインフラ対策やその更新、東北の復興対策が遅れる要因ともなっている。

現地見学は、東京外環道の東名と中央道の2カ所の巨大ジャンクションを訪れた。そのスケールは異常に大きく、成熟した住宅街を分断するだけでなく、地下水を含め、周辺環境を破壊することは明らかである。二つのジャンクションは工事中に始まり供用後も引き続き周辺住民の生活に大きな影響を与えるであろう。

東京外環道に対しては1300通を越える異議申し立てが国土交通省に提出された。リニア中央新幹線では5000通を越える異議申し立てが行われた。また、特定整備路線でも4000通を越える異議申し立てが提出されている。

しかし、国土交通省や東京都は、これらの異議申立てに対し、いまだに判断を示していない。先般の沖縄・辺野古での国交省の素早い対応とはあまりにも違いすぎる。

2050年、日本の人口は9700万人に減少すると推定され、高齢化はさらに進行する。そうした中、高齢者にとっては危機的年金や介護で老後崩壊ともいうべき状況にあり、若年層は非正規労働により将来設計を立てられない状況である。さらに子どもの6人に一人は貧困層といわれる。いまや世代を越えて貧困が拡大し、新たな大型道路に国民の税金を使う余裕はない。

21世紀の公共事業は発想を転換しなければならない。人を中心に計画し、まちづくりは人間を主人公として進めるべきである。そのためには、来年6月の参議院選挙、自治体選挙、そして来たるべき総選挙で安倍政権を打倒し、新たな政治の展望を切り拓くことが重要である。

こうした努力をする一方で、2012年、日弁連が国会に提出した「公共事業改革基本法」や本集会の記念講演で示された「オーフス条約」の批准を進める努力が求められる。

私たちは、全国の道路住民運動の連携を進め、新たな戦いに力強く立ち上がることをここに決意する。

2015年11月8日 

第41回道路全国連全国交流集会参加者一同

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