『みちしるべ』 by 阪神間道路問題ネットワーク

1999年9月創刊。≪阪神道路問題ネット≫交流誌のブログ版。『目次』のカテゴリーからの検索が便利。お知らせなども掲載。

『みちしるべ』**横断車道(109)**≪2022.夏季号 Vol.113≫

2022年08月25日 | 横断車道

横断車道(109)

安倍元首相暗殺。事件の背景に「(元)世界キリスト教統一教会」があったのは明白。が、当初、マスコミに隠ぺい工作があったか?それが、最近では自民党(一部野党も)の関係議員を報道するのが、マスコミの主流だ。何だか違和感を覚える▼当初、銃声は3発とインタビューは流されたが、山上容疑者の手製の銃は2発しか発砲できないので、2発と修正されて今に至る。1発に6個の弾丸が仕込まれ、合計12個の弾丸が至近距離から発射されたが、2個しか当たっていないとの発表も不思議。一つは貫通したが、もう一つは貫通していないのに体内からは発見されないと言う。病院医師の見解と奈良県警の発表の違いにも違和感が▼安倍一強の自民党体制だが、清和会の今後に注目。「(元)統一教会」との関係は清和会に限らないが、自民党主流に、どんな変化があるのだろうか▼ケネディー大統領暗殺だが、オズワルド単独犯とのFBI結論を信じないアメリカ人は、7割を占めると聞いた。ケネディーはCIAを解体すると言っていて、CIAの関与疑惑が。日本では暗殺など、戦後あまり無かったが。もし、政治的暗殺だとしたら、日本支配のアメリカ関与はあったのか。安倍元首相はトランプ元大統領と親しいと。それだけでなく、プーチン大統領とも何度も会い親しいという▼今、アメリカでは共和党も含む、民主党支配のディープステート(闇の政府)と、トランプ勢力の確執が凄まじい。国民的支持はトランプ側が有利だが、資産家トランプと言えど、ディープステート側の資金力は圧倒している。11月6日にはアメリカの中間選挙があり、バイデン与党の民主党が下院の過半数を制するのが難しくなっているようだ。2024年の大統領選挙に、トランプ氏が共和党候補となると、ディープステートにはとても都合が悪い▼このところ、アメリカは世界でその覇権を失いつつある。裏庭の中南米でも、世界最大の石油埋蔵量のベネズエラの政権転覆に失敗した。妾と思っていたコロンビアでも左翼政権が誕生した。何といっても、ウクライナ戦争でロシア制裁を強要しても、世界の殆どの国は同意していない。アメリカのディープステートにとって、邪魔なものは少しでも潰しておかなければならないのか▼安倍暗殺の周辺についてだが、最も気になるのがマスコミの偏向報道だ。安倍氏自身もマスコミ操作の腕前は強かったが▼8月はお盆もあるが、広島・長崎原爆の日もあり、敗戦の日もある。太平洋戦争は敗戦国で、甘んじることは多い。が、原爆は民間人のジェノサイドではなかったか。各地の空襲も、殆どが焼夷弾で民間人の虐殺狙いである。アメリカ国民は敵視しないが、アメリカはそう言う国だ。他国に条約を強いるが、自らは守らない。ウクライナ戦争の主犯はアメリカであろう。マスコミがその視点を持たないのが問題である。

(コラムX)

【投稿日2022.8.18.】

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『みちしるべ』**斑猫独語(85)**≪2022.夏季号 Vol.113≫

2022年08月25日 | 斑猫独語

斑猫独語(85)

澤山輝彦

 『つれづれなるままに、日暮らし、硯にむかひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ』 徒然草の始まりです。国語の時間に習った古典の一つですが、古典の時間は入試対策もあったのでしょうが、品詞分解などにこだわりすぎて面白くなかったのです。でも最近では現代語訳と称する物が色々出ており、年も取り古典への認識も変わりました。

 そんな私に助っ人になる本が出たのです。『野の古典』安田登著 紀伊国屋書店 2021  397p  1800円です。この本の帯に、俵万智が「古典は骨董品ではなく、日常使いの器なのだ。使ってナンボ。その使い方、楽しみ方、味わいかたが、本書にはたっぷり盛られている。安田節というユーモアとエロスのダシを効かせて」と書いています。その通りあちこちダシの効いたところがあり、面白く読みました。以下私のつれづれなるままに書いた物でございます。

 NHKTVの新日本紀行でしたか、日時もタイトルも忘れてしまいましたが、近江を紀行する番組を視たのです。近江と言えば近江商人の商魂の逞しさが語られますが、その一つとして次のようなものがありました。

 幕末文明開化の横浜、東京では牛を食うこと、牛鍋、すき焼きが時代の先端を行く食だったのですね。そこに目を付けた近江商人は東京へ生きた牛を運んだのです。まだ鉄道東海道線も出来ていない時代です。東海道を20~30頭の牛を二三人で14日ほどかけて移動させたそうで、鈴鹿峠や箱根峠をこえての道中です。箱根峠は主要な街道だったので人々の通行も多かったから、それらを狙った山賊、追い剝ぎが出た。そこで箱根越えには、侠客清水次郎長が子分を護衛につけてくれたそうです。こんな所で清水次郎長の名が出てきたのは意外でした。

 この牛を追った移動からアメリカTV西部劇映画、「ローハイド」を思い出しました。こちらはアメリカ西部を数千頭の牛を市場のある街まで運ぶカーボウイの一隊の道中話で、若い頃もう半世紀より前のことになりますが毎週視た番組でした。主題歌や俳優のことなど覚えています。近江牛を東京へ陸路移動させたという規模こそ小さいが、これは和製ローハイドだと思いました。横浜や東京へ運んだ牛は近江商人の才覚で牛鍋屋として人気を集め儲けの種になったと言います。

 東海道線が開通すると、牛達は貨車に積まれて送られます。その時の写真がありました。鉄道が輸送の主力になって行くのです。牛馬などを積む貨車には家畜のカという記がつけられました。私にも家畜車・カを見た微かな記憶があります。貨物輸送の全盛を受け持っていた鉄道の時代を懐かしがってばかりいたのでは進歩がありませんが、今のコンテナ列車には無い面白さが、当時の貨物列車にはありました。かっこをつけて言えば詩情があったのです。

 鉄道からトラック輸送にとってかわり、自動車交通量の増加に伴い道路網の整備、発達から私たちの問題とする道路問題も発生し、阪神間道路問題ネットワークが組織されたのです。名神湾岸連絡線が極最近の私達の問題としてあがっています。

 古典から学ぶのはそこから現代のありかたを考え、良い所はとることだと思います。単なる懐古趣味では時間の無駄だと思います。とってつけたような終わりですね。

【投稿日 2022.7.30.】

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『みちしるべ』**「ありがとう」の言葉を大切に**≪2022.夏季号 Vol.113≫

2022年08月25日 | 藤井隆幸

「ありがとう」の言葉を大切に

藤井隆幸

遅ればせの仁義、失礼さんでござんす。
わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。
…………………………
帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎。
人呼んでフーテンの寅と発します。
…………………………
西に行きましても東に行きましても、とかく土地土地のおあ兄さん、おあ姉さんに御厄介かけがちなる若造でござんす。
以後、見苦しき面体(めんたい)お見知りおかれまして、向後万端(きょうこうばんたん)お引き立って、よろしくお頼み申します。

 これは御存じ、映画「フーテンの寅さん」のあいさつの口上です。よく似たものに、任侠ヤクザ映画でも高倉健や鶴田浩二が、同じようなセリフを言っていたように思います。

 この口上、古くは江戸時代の渡世人の世界にあったようです。農家の次男三男は厄介者。田圃を分け与えるのは「たわけ(田分)者」と、忌み嫌われていたようです。そんな者たちが渡世人となって、旅をしたとか。そんな際に、土地土地の親分衆のところで一宿一飯の世話になるのですが、その際の挨拶が口上となって伝わっているのか。挨拶もせずに他所の土地に侵入したなら、切り殺されることもあったそうな。

 今日、挨拶をしないから殺害されることは無いので、その点では良い世になったのかもしれません。が、挨拶というのは大切なコミュニケーションの初歩というところでしょうか。挨拶が上手く行われていると、そのコミュニティーはスムースに交流し合え、その反対ではギクシャクしますね。

 みなさんは、スーパー・レジのお姉さんからは、「いらっしゃいませ」とか「こんにちは」と、必ず挨拶されているでしょう。だったら、あなたは挨拶を返し、レジが済んだら「ありがとう」と言っていますか? こちらは客だからと、高飛車になっていませんか。

 もうお亡くなりになったので、悪口は言いたくないのですが……。三波春夫さんが、「お客様は神様です」と言っていたのには違和感があります。お客だから高飛車で良いのでしょうか。社会主義の国で、店の店員が客に対してぞんざいであることが、日本では良く思われていなかったように思います。

 そもそも人類は生産上の進歩のために、分業を社会的に取り入れたものです。レジのお姉さんは、販売の仕事の一部を、そして貴方は他の仕事を。それぞれの価値の交換を、金銭で交換しているというのが実態です。社会主義国の店員がぞんざいなのを良くは思わないのですが、批判も出来ないのではないのかな。

 現代世界では、多くの人の働きを搾取して、ごく一部の輩が大金をせしめ、大多数の人々は働いた価値の一部しか受け取れない。そんな歪な社会の合理化のために、働く人の連帯を切り崩してきた背景があると思います。働く人同士が、仲間として連帯感を持つ。つまり、レジのお姉さんには「ありがとう」を言う。バスを降りる時、運賃を支払う際に、運転手さんに「ありがとう」と言う。

 話は変わるのですが、最近の自動車交通で、運転手同士が連帯感を持つことが減っているように思います。70年代には免許証を持っている人も少なかったし、自動車の量も少なかった。一種、運転免許証はステータスでもあった。運転手同士は、何か連帯感を感じていたのだと思っています。

 昨今、若者の自動車離れが言われますが、運転免許証など誰でも持っているもの。車の量もやたらと多く、スピードも速まっているし、何よりスモークドガラスで運転手が見えない。その昔は、運転手同士が譲り合い、顔を見合わせて手を振って挨拶したものでした。

 近年、社会問題化している「あおり運転」などは、運転手同士の連帯感の欠如からも来るもののようです。70年代に脱輪した車があったりすると、多くの人たちが集まって、みんなで助け合ったものです。が、昨今、事故があっても関わりたくない人が多いのは残念です。ひき逃げなど、以ての外。

 フーテンの寅さんが多くの人に好かれるのは、「ありがとう」の言葉が自然に定着してる、そんな物語だからなのかもしれません。これから、みなさんも「ありがとう」の言葉を、日々大切に連発しようではないでしょうか。

【投稿日 2022.8.16.】

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『みちしるべ』**親愛なる子どもたちへ**≪2022.夏季号 Vol.113≫

2022年08月25日 | 平出正人

親愛なる子どもたちへ

介護労働者 平出正人

 3年前、私が今の職場(グル-プハウス・尼崎)に入って仕事に必要な資格とるため「初任者研修」を受けた時、1日だけ講義を受け持っていただいた講師の方に教えていただいた詩です。

 彼女は、「これから介護の仕事に携わるとき、あなたが何か悩んだり、立ち止まったときにこの詩を読み返してみて下さい」と言われました。

 私にも年老いた母がいるので、この詩を読むとせつに思います。母だけではなく、回りのすべての人と接するときにも、この気持ちを大切にしなければ!

 詩の中にある「理解して…… 見守って…… うなずいて…… まなざしを向けて…… 手を握らせて…… 付き添って…… 」

 介護現場の中で、この“私”が希望していることの手助けを、私自身が少しでもできればと思っています。

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手紙 ~親愛なる子どもたちへ~

年老いた私が、ある日 今までの私と違っていたとしても
どうかそのままの私のことを理解して欲しい
私が服の上に食べ物をこぼしても 靴紐を結び忘れても
あなたに色んなことを教えたように 見守って欲しい
あなたと話すとき、同じ話を何度も何度も繰り返しても
その結末を どうかさえぎらずにうなずいて欲しい
あなたにせがまれて 繰り返し読んだ絵本の あたたかな結末は
いつも同じで 私の心を平和にしてくれた
悲しい事ではないんだ 消え去ってゆくように見える私の心へと
励ましのまなざしを向けて欲しい
楽しいひと時に 私が思わず下着を漏らしてしまったり
お風呂に入るのを嫌がる時には 思い出して欲しい
あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけて
嫌がるあなたとお風呂に入った 懐かしい日のことを
悲しい事ではないんだ 旅立ちの前の準備をしている私に
祝福の祈りを捧げて欲しい
いずれ歯も弱まり 飲み込む事さえ出来なくなるかも知れない
足も衰えて立ち上がる事すら出来なくなったら
あなたが か弱い足で立ち上がろうと 私に助けを求めたように
よろめく私に どうかあなたの手を握らして欲しい
私の姿を見て悲しんだり 自分が無力だと思わないで欲しい
あなたを抱きしめる力がないのを知るのはつらい事だけど
私を理解して支えてくれる心だけを持っていて欲しい
きっとそれだけで それだけで 私には勇気がわいてくるのです。
あなたの人生の始まりに私がしっかり付き添ったように
私の人生の終わりに少しだけ付き添って欲しい
あなたが生まれてくれたことで 私が受けた多くの喜びと
あなたに対する変わらぬ愛を持って 笑顔で答えたい
私の子どもたちへ
愛する子どもたちへ

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【投稿日 2022.7.16.】

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『みちしるべ』**終戦直後に建設された黒川小学校保存について**≪2022.夏季号 Vol.113≫

2022年08月25日 | 川西自然教室

終戦直後に建設された黒川小学校保存について

田中 廉

 川西市黒川地区は「日本一の里山」と呼ばれ、今もコナラ、クヌギなどの落葉樹主体の山々が連なり、春はエドヒガンザクラ、ヤマザクラ、少し遅れてカスミザクラが咲き、5月には薄緑、緑、黄茶など新緑で一斉に山が笑い出し、秋には黄、茶、赤茶、赤色と多彩な色に染まり、冬には葉を落とし静かに春を待ちます。

 田畑の少ない山間部ですが教育熱心な土地柄で、1873年(明治6年)明治政府が全国に小学校を建設した時、黒川地区には建設の計画はありませんでしたが、黒川、国崎、横路の住民の運動でお寺の一部を借り、教師1名、生徒16名で小学校が開設されました。その後1904年(明治37年)に現在では兵庫県で最古の木造校舎である北校舎が建設され、学童疎開などで生徒数が増えた結果(生徒数109名) 1946年(昭和21年)に南校舎が建てられました。北校舎は入母屋屋根のある風格のある建物ですが、南校舎は敗戦後すぐに建てられたので簡素な作りです。戦後すぐの最盛期でも児童数109名の小さな小学校です。黒川の山裾の南斜面に同じような大きさの小さな校舎が上下に並んで建っています。しかし児童数の減少により1977年(昭和52年)に休校となり、黒川公民館として使用されていました。戦後76年間南北の校舎はオシドリ夫婦のように仲良く静かに年を重ねました。

 ところが今年(2022年・令和4年)3月に廃校が決まり、「旧黒川小学校の南北の校舎、および運動場に建設予定の黒川里山センタ-(仮称)の施設運営に指定管理者制度を導入し民間委託し、2022年(令和4年)度に事業者を募集する。南校舎は事業者の提案次第では解体も視野に入れる」と新聞報道されました。オシドリは2羽いてこそ絵になるのに、校舎のうち地味で華やかさの少ない南校舎(メス)が取り壊しの危機に陥りました。

 私たち川西自然教室は、例会、植物観察会などで黒川にはよく出かけ、黒川の一部で里山の整備も毎月行っています。数年前までは、春休みに合わせ黒川小学校の運動場で「野草を食べる会」も行っていました。なじみのある建物がなくなることに危機を覚え、いろいろと調べると、残すに値する建物だと確信するに至り、市議会に保存のための請願を行いましたが、継続審議となりました。それで、署名活動を開始し9月の議会に再度提出する予定です。

A 建物そのものの重要性

 専門家は「全国各地に点在する木造校舎は、明治から戦前のものが主流であり、戦後の木造校舎は極めて稀であり、希少価値があります」(円坐設計)と述べています。戦後、中学校新設もあり大量の木造校舎が建設されますが、1959年(昭和34年)、日本建築学会が「木造建築禁止」を決議し、その後25年間大型木造建築は建設されず、鉄筋コンクリ-ト校舎に次々と建替えられてゆきました。戦後、木造校舎が建てられたのは戦後初期の14年間と、規制が緩和された1985年(昭和60年)以降です。今では戦後初期の木造校舎は全国的にも数が少なく非常に貴重なものです。特に昭和20年(1945年)代前半に建てられたものは、いろいろ調べましたが極めて少なく、現在の黒川小学校南校舎はほぼ建築時のままと言われており、その歴史的価値は高いと思います。旧黒川小学校は2009年(平成21年)に兵庫県の「景観形成重要建築物」に指定されており、一体として保存されることにより、明治から昭和にかけての日本の山村地域での教育・文化の歴史を肌身で学ぶことができます。

B 戦後教育の象徴として

 南校舎は1946年(昭和21年)敗戦後国民が失意と困窮のどん底にある中で、子どもに教育をということで、何よりも優先して建設された校舎です。そこには、国や郷土の再建のためには未来を担う子供たちの教育が大切だという、先人たちの祈るような熱意がひしひしと伝わってきます。建物があってこそ、そこで遊び、学んでいた子供たちのことをより豊かに想像でき、今日の豊かな日本を築く原動力を育んできた戦後の教育・文化の大切さと、その変遷をより深く理解することができるのではないでしょうか。

 「米100俵」という言葉があります。「長岡藩は幕末、徳川側につき徹底抗戦をしますが敗れ、長岡は焼け野原になります。「国が興る(おこる)のも、まちが栄えるのも、ことごとく人にある。食えないからこそ、学校を建て、人物を養成するのだ。」と教育第一主義を唱え、三根山藩からの救援米百俵をもとに、国漢学校を設立し、多くの人材を育て上げた」という話です。終戦直後の「米100俵」を象徴するのが旧黒川小学校です。

C 費用について

 老朽化が進み耐震工事など維持管理に費用が掛かることは理解しています。しかし、「旧黒川小学校保存のふるさと納税」や、「クラウドファンディング」等、多くの人達から資金を集める方法はあります。また、「登録有形文化財」(現在1万件ほどが登録されている、敷居の低い制度)ですが、これに指定された場合耐震工事などの費用の一部が国から補助されます。


D 観光の拠点として

 黒川は「日本一の里山」でありながら、すぐ近くまで公共交通のアクセス(能勢電、国道、県道)が確保されており、大阪からも移動1時間圏内に入るなど、他地域にはない有利さを持っています。豊かな自然の中、明治・昭和の教育文化を象徴する「旧黒川小学校」は、自然を体験する「黒川里山センタ-」と共に黒川の将来に大きな役割を果たすでしょう。

 一度潰してしまえば、もう元には戻すことはできません。将来の川西のために、ぜひ、旧黒川小学校を残しましょう。

追伸:2012年(平成24年)、江戸初期建設で大阪市で一番古いといわれ、府指定文化財の十三の渡辺邸(敷地2500㎡)が、相続税が払えないとの理由で解体され土地売却に至りました。大阪府は買取に5億円かかるとのことで買取を断念したとのこと。金がないとのことで安易に文化財を破壊すべきでないと思い、今回の行動に至りました。

【投稿日 2022.8.11.】

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『みちしるべ』**2022道路住民運動全国交流集会(概要)**≪2022.夏季号 Vol.113≫

2022年08月25日 | 道路全国連

2022道路住民運動全国交流集会(概要)

道路全国連の今年の全国集会ですが、7月30日にZOOMで行われた全国幹事会で、下記の通りに決まりましたのでお知らせします。詳細につきましては、今後、現地実行委員会で決まりますので、適当な時期に再度お知らせすることになると思います。

*********************************************************************

※ 日時       10月30日(日)10時~16時(位)
             (午前・記念講演、午後・活動報告発表)
※ 開催方法    リアル会場とオンライン参加のハイブリッド方式
※ リアル会場   ≪予定≫武蔵野公会堂(JR中央線・吉祥寺駅徒歩5分)
※ 記念講演   礒野弥生 (東京経済大学名誉教授)
※ 講演テーマ   「大深度法・土地収用法にどう抗していくのか
             ――法改定へのアプローチを含めて――」
             ≪講演テーマはあくまでも仮題です≫     
※ 現地視察    コロナ以前のような現地視察は無しとする
※ 参加費      基本的には無料を想定
         活動報告集(冊子)の作成については未定【今後検討】
※ 現地実行委員会 「外環ネット+都市計画道路連絡会」の2者で構成する

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2022年8月例会【中止】のご案内

2022年08月07日 | 月例会案内

 

阪神間道路問題ネットワーク
8月例会中止のご案内

猛暑に豪雨、激しい気象に戸惑われているでしょうね。それにコロナ禍の第7波で、仲間内からも陽性者が出ました。念のため、8月例会は中止とさせていただきます▼道路全国連の今年の全国集会ですが、7/30に行われた全国幹事会(ZOOM)で、下記の通りに決まりましたのでお知らせします▼『みちしるべ』夏季号の原稿の件、暑い中ではありますが、取り急ぎお送り頂けますよう、よろしくお願いします。

2022道路住民運動全国交流集会(概要)

※ 日時     10月30日(日)10時~16時(位)
          (午前・記念講演、午後・活動報告発表)

※ 開催方法   リアル会場とオンライン参加のハイブリッド方式

※ リアル会場  武蔵野公会堂(予定) JR中央線・吉祥寺駅徒歩5分

※ 記念講演者  礒野弥生 (東京経済大学名誉教授)

※ 講演テーマ  「大深度法・土地収用法にどう抗していくのか~
            法改定へのアプローチを含めて~」(仮題)

※ 現地視察   コロナ以前のような視察は無しとする

※ 参加費    基本的には無料を想定
         活動報告集(冊子)の作成は未定(今後検討する)

※ 現地実行委員会「外環ネット+都市計画道路連絡会」の2者で構成する

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