『みちしるべ』 by 阪神間道路問題ネットワーク

1999年9月創刊。≪阪神道路問題ネット≫交流誌のブログ版。『目次』のカテゴリーからの検索が便利。お知らせなども掲載。

『みちしるべ』**横断車道(111)**≪2023.春季号 Vol.115≫

2023年05月25日 | 横断車道

横断車道(111)

ある思考をする際に貴方は、自らの判断で考えていると思われるだろうか?断定はしないのだが、ある種の概念を植え付けられて、その指針に沿って思考されている向きは、結構多いのだと▼その昔、新聞が人々の思考方向を決定づけていたのだと。近年まで、TVがその役割を引継いで、今もそのようだ。そして今日、ネットの情報操作が強力に作用しているのだと。歩いていても、景色は目に入らず、スマホの画面に傾注している。他者との会話も、多くはネット上のやり取り▼Chat GPTなどというものが出現。ある条件を指定して質問すると、人工知能が回答をするというもの。短編小説など、即座に生成すると言われている。急速に注目を集めているのだが、今に始まったことではないので、IT企業が似通ったシステムを公開しだした。MicrosoftやGoogleが名乗りを上げている▼著作権侵害や個人情報収集が問題視されているが、最も深刻なのは思考方向の一元化ではないか。グローバル時代、人類が一面的な思考方向を持ってしまうことに懸念する。データ入力をしているのは、世界規模で独占的地位の特定IT企業。その主たちは、世界制覇を強力に意図するし、彼ら自身はAIに頼らず自らの利益と権益で行動する▼発展途上国の選挙不正が問題視され、先進国と言われる連中が監視団を送っている。が、連中の国家の選挙こそ、ITやAIを駆使して、世論をコントロールする。時には陰謀やローテクな犯罪で結果を歪めているように見える。それが民主主義だと主張するのであるが……▼多くの人に「民主主義」とは?と尋ねると、多数決とか選挙と答える人が多くいる。それは民主主義を行う上での一手段に過ぎない。国民・市民・人民が主権を行使するのが民主主義。人類史上、未だに民主主義は悩ましい課題。武力で多くを支配していた頃から、金力で支配する時代に。そこにITとAIが加担するのである▼日本人は島国根性と評される。その昔、荒海を乗り越えてこなければ、日本に上陸できなかった。が、空を飛ぶ時代、陸続きでなくとも世界とつながっている。現代の島国根性とは、どこかに支配される定着国家ということではないか▼世界は激動しかけるが、何が起きているのか、多くの日本人、否、世界の人々も、理解できずにいるのでは。ウクライナを理解する日本人は少数のように思う。バイデンは武器投入で戦闘継続を期待し、一方、トランプは大統領になれば24時間で終結させるという。トランプ支持ではないが、このことに関してはトランプが正しい。G7(先進国財務相・中央銀行総裁会議)というが、BRICS(ブラジル・露・印・中・南ア)が実質経済で凌駕している。戦後のドル支配が急速に縮小しだしている▼さて、貴方は如何ほどの認識であろうか?

(コラムX)

【投稿日2023.5.13.】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『みちしるべ』**けものみち(斑猫独語 87)**≪2023.春季号 Vol.115≫

2023年05月25日 | 斑猫独語

けものみち(斑猫独語 87)

澤山輝彦

 図書館で[狩猟用語事典]という本を見つけた。さすが狩猟辞典だ。鳥や獣の名を引くと、一般的な分布、形状、特徴などの解説に加えて〈食肉として〉〈捕獲〉という狩猟用語事典独特の項目が興味をひいた。

 例えばカラスを例にとってハシブトガラスをひけば〈食肉として〉には、「ジビエでは植物食の強いハシボソガラスが好まれることが多いが、本種も肉の質は似ている。詳細はハシボソガラスの項参照」とあり、ハシボソガラスを見ると〈食肉として〉「筋肉質で硬くレバーのような味だが、ミンチ状にすると食べやすい。かつて信州の上田地域では、ミンチ肉を棒状にして焼いた[ろうそく焼き(カラス田楽)]が食された」とある。

 どんな鳥類図鑑にもカラス肉の料理法まで書いてあるものはないだろう。それで、このことが道路と何の関係があるんだと思われそうだが、ここからその関係ありの説明を始める。実はキツネ、タヌキについて調べたいことがあり、上記事典でキツネ、タヌキの項目を読むためこの事典を借り出した。狩猟など全く縁のない私には、この狩猟用語事典は面白く、興味をそそられたものであった。

 そしてこの事典の中に、けもの道という項目があったのだ。【けもの道】「シカやイノシシなど地面を歩く動物の通行により踏みならされてできた自然の道。その部分の土が崩れて道のようになっていたり、枝が折れてトンネルのようになっているため一般的に[けもの道]とよばれる。ただし、狩猟者の間でそのように呼ばれることは少なく、単に[道]や[筋]のほか、[かよい][ノテ][うつ][うじ][とおり][とお]など地域や年代、所属するグループなどによってさまざまな言い方がある。

 頻繫に使われている道については[高速道路][国道]など、地域によって呼び方は異なる。この高速道路や国道と言う言葉を道路問題と関係づけてみたのである。ここでの「高速道路」「国道」は仲間同士で使われて仲間同士を確かめ合う、仲間以外には通じない言葉、隠語のような使われ方をしているなと私は思った。国道沿いにはイノシシのヌタバ・道の駅があり、シカも高速道路のどこかに休憩所・サービスエリアを持っているのだろう、こんな他愛のない事を考えた。

 ホモサピエンスが日常行動の中から自然に作ってしまった道、これはホモサピエンスという動物の作ったけもの道ではないかと私は思っている。けもの道とは言わず踏み跡と言うのが普通だろうが。道の始まりはここにあったのだ。現代でもホモサピエンスは二点をむすぶ最短距離を目視で確認し、それを結ぶことが出来れば踏みこむ。それがほんの数メートルの短縮でも立派に踏み跡は道になってしまう。私の住むニュータウン・団地でも所々にそれを見ることが出来る。都市設計に携わる者は、このことに気が付かねばならないと私は日頃思いながら、そんなふみ跡があれば、必ず踏んで行く。踏む、と、道という言葉があるだけのことだが、折口信夫の有名な歌の一つを紹介する。

葛の花 踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり
(句読点は折口信夫のつけたものである)

 

【投稿日 2023.4.19.】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『みちしるべ』**「旧池田トンネル」へ**≪2023.春季号 Vol.115≫

2023年05月25日 | 澤山輝彦

「旧池田トンネル」へ

澤山輝彦

 使われることもなくなって久しいトンネルが、和歌山と大阪を遮る和泉山脈の南にある。今は使われることもなく通行上の存在価値の無い廃線や廃道などを探る趣味を持つ人たちや、探検心を持ったハイカーなどの間では一寸知られた「旧池田トンネル(1886年竣工)」と言うのがそれだ。旧トンネルと言うからには新トンネルがあるはずで、それは大阪府道・和歌山県道62号泉佐野打出線、古くは粉河街道と言った道に、名前もそのままにある池田トンネル(「池田隧道」1974年竣工)だ。

 この旧池田トンネルを3月21日息子と訪ねた。彼は先に書いた廃線、廃道探検を趣味の一つにしており、ここには一度来ているので案内に不足は無い。堺市から阪和自動車道、京奈和自動車道、県道62号線を北上して上記の池田トンネルを抜けたところに車をとめ、山あいの県道62号線を「旧池田トンネル」への入り口に向かって歩き出す。トンネルは、ほぼこの右上あたりだそうだ。採石場でもあるのか大型ダンプがよく通る。県道62号線沿い右側の川に橋が現れ、これを渡った所が「旧池田トンネル」への取っ掛かりで、そこから轍のある林道のような道をたどるのだ。

 昨日の雨の後で所どころ水溜りがあり、足元注意で先へ進む。道はだらだらと上っており汗ばんできた。轍も消えはじめ道の左右の自然の豊かさが目をひく。フキノトウの花が目立ち、シダ、苔類の緑が気持ち良い。キノコも出るだろうな、自然観察派と一緒ではなかなか先へ進まない道だなあ、そんなことを考えながら歩く。あそこだ、と息子が指さした所に旧池田トンネルの入り口がみえた。

 トンネルに着いて見ると、上部アーチのは赤レンガはきれいなものだが、入り口の下部は土砂で埋まっている。乗り越えて中へ入る。汽車や自動車を通す道ではなかったからか、高さは2メートル位のレンガ造りの小ぶりなトンネルだ。大ぶり小ぶりは旧福知山線のハイキングコースのトンネルと比べての表現だ。先へ進み中間にかかると暗くなり灯りがほしいと思った。懐中電灯を車においてきてしまったのだ。でも100メートルもないトンネル(全長80m)のこと、先の明かりも見えるので何とか通り抜けた。

 出た所から振り返り見上げるとトンネルの表札・扁額があり左書きで「池田隧道」とあった。そこから先へ進む道は左右に踏み跡程度の物しかなく、少したどってみたが崖があり不明瞭なので引き返した。こちら側から来る人はほとんど無いのかもしれない。でも扁額があるところを見ればこちらが正面にあたるのかなあ。小休止し水分補給後、スマホのライト(これがあったのだ)で壁面などをゆっくりみながら引き返す。崩れた所などなく案外きれいな壁面であった。蝙蝠はいなかったが、カマドウマが数匹壁にいた。

 この小さなトンネルも昔は泉佐野、粉河を結ぶ粉河街道の距離、時間の短縮に大いに役立ったのだろう。ヨーロッパアルプスを貫く大トンネルが出来、ドーバー海峡には海底トンネルも出来た。トンネル掘削技術は著しい進歩を遂げている。問題になっているリニア新幹線計画の中にある、南アルプストンネルなど昨今のトンネル掘削技術でもってすれば易々たるものであろう。

 だが、このトンネル掘削による水問題を考えるとこのトンネルは掘らない方がいい。技術力で自然を抑えつけてしまった数々の失敗例を見るがよい。元々リニア新幹線など狭い日本には必要ないのだ。これを必要だと叫ぶ者は“時は金なり”しか目にない経済界やそこにすくう金権亡者、担ぎ担がれる時の政権である。政権はリニア新幹線で国力を誇示出来るとでも思っているのだろうが、現状の世界関係ではそんなものは通用しないだろう。国力を誇示し世界の注目を浴びたければ、無理を承知でもロシア、ウクライナ間に堂々と割り込み停戦の仲立ちをする、これこそ国力の誇示ではないか。

 さて、「旧池田トンネル」を午前中に見て、午後は和泉市久保惣記念美術館へ、記念展「世界をひらく」——古地図への誘(いざな)い——を見に行った。これだけの距離を移動し早々と楽しい一日で終えることが出来たのも、高速道路網のおかげであると思わざるをえなかった。このことは一般人にとって、小さな受益であるとも言える。

 こんな所が道路問題にたいする認識のあり方が低調である一因でもあろうか、そんなことを実感したのだった。でも道路建設による身近な環境破壊が身体に及ぼす影響や、その出所を精査することもなく、基本的人権を無視する動きに迷わず加担する権力、それらに関して生じた問題を連帯問題として取り組もうとする阪神間道路問題ネットワーク設立の精神を私は決して失わない。

※ 「旧池田トンネル」の詳細を知りたい方はインターネットで「旧池田トンネル」で検索してください。書けば長くなりますが、写真・動画も見ることができます。

※ 久保惣記念美術館は4月9日から6月4日まで、日本美術の名品・宮本武蔵の墨絵も見ることができます。

【投稿日2023.4.15.】 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『みちしるべ』**3月例会(旧黒川小学校見学)に参加して**≪2023.春季号 Vol.115≫

2023年05月24日 | 藤井隆幸

3月例会(旧黒川小学校見学)に参加して

藤井隆幸

 3月例会は3月28日(火)でした。記憶の確かなうちに、書いておかなければならないと思いつつ、今になってしまいました。廃校になった旧黒川小学校(現公民館)の見学会ということだったのですが、色々ありましたので有意義でした。

 旧黒川小学校の事については、「終戦直後に建設された黒川小学校保存について」(『みちしるべ』2022年夏季号 Vol.113)という記事を、田中廉さんが書かれているので、割愛させていただきます。要するに、文化財的価値のある木造校舎を、開発のために取り壊す話が出ているとのことで、保存運動を展開されているということです。

 さて、久しぶりに集合場所の[能勢電鉄]妙見口駅まで出かけました。街中の立派な駅舎があるということではなく、昔懐かしい駅ではあります。とは言うものの、自動改札機が完備され、時代を感じさせます。改札建屋には、燕が巣作りをしていて春を感じさせていました。ヨッシーが土筆(つくし)を見つけて採取していたところ、何の問題もなさそうだったのですが、「そちらのホームには入らないで下さい」と駅員さんに言われ、収穫はそこまでに。

 出席届のあった5名がそろったので、現地まで田舎道を進むことになりました。見知らぬハイカーとすれ違うたびに、お互いに挨拶するなど、心豊かな気分にさせられる道歩き。道中、直径1mで厚さが40cmほどの大きな石傘の灯篭が、いくつかありました。江戸時代のものと思われるのですが、お光を入れるところだけが、御影石の現代的構造物で、何とも違和感がありました。

 田中さんと澤山さんがいることで、さまざまな植物の説明があり、ヨッシーなどは食材の取入れに懸命でした。国道からわき道に入り、台場クヌギを見せてもらいました。ご当地は菊炭(切口が菊の文様)の生産地で、今もわずかに生産されているとのこと。直径5cm程度に成長した枝を切って炭にするので、地上から1m程は30cm径程度の樹木なのですが、その上は小枝ばかりになっていて、とても妙な樹形なのです。生産活動が殆ど縮小しているので、台場クヌギも放置され、枯れてゆくものが多く見かけられました。今は使われていない炭焼き窯も、見ることが出来ました。

 妙見山へのケーブルカーの駅で、トイレ休憩をしました。出したので入れなければならないと、ビールを購入することになりました。どう見ても酒屋さんなどないのですが、その昔、営業していたというお宅に寄り、それぞれビールを購入し、川西自然教室が地主さんに借りている山小屋(というより掘建て小屋)で戴きました。

 旧黒川小学校に着いたのですが、先ずはトイレに。入れたら出すの原理です。現代風の水洗トイレで、川西自然教室のイベントでもよくお借りするとのこと。靴を脱いで廊下を行くと、突き当りに昔のトイレがありました。勿論、汲取り式の完全木造です。今は使われていないので、異臭などもなく、清潔に清掃されていました。

 中には入れなかったのですが、昔そのままの教室があり、木製の机と椅子がありました。我らが小学生の頃に使ったものです。床もガラス扉も、昔のままのものでした。何とも懐かしい限りです。別の部屋は、公民館として使われているので、現代のテーブルとパイプ椅子が設置されていました。

 入口玄関には、昔の児童が書いたものとされる絵画が展示してあり、現代の子供たちと感性の違いがあることを思わせていました。

 帰り道は別ルートを通りましたが、一番若手の平出さんはグッタリ疲れ果てた様子。都会生活では山道を歩かないので、仕方ないのかもしれません。澤山さんがバスの時間が合えばということで、妙見山ふもとまで行き、妙見口駅までバスで帰りました。行きのコースよりも随分遠回りらしいのですが、あっと言う間に到着。

 さて、文化財的木造校舎の保存運動は如何に。日本は地震大国であり、大火も多く発生するお国柄。お伊勢さんなどは、内宮・下宮を交互に30年で建て替える仕来たりです。スクラップ・エンド・ビルドの風潮が色濃くあります。しかしながら、現代日本社会は、文化は金にならない。儲けの方向に、不必要に急伸する流れになっているのではないか。欧米の建物保存する流れを、欧米崇拝日本は真似をしてみては。法隆寺だけが文化財でもなかろうと思いますが。

【投稿日 2023.5.16.】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『みちしるべ』**【酒は楽しく飲むものだ!】**≪2023.春季号 Vol.115≫

2023年05月24日 | 平出正人

【酒は楽しく飲むものだ!】

平出正人

 習慣をかえるのは大変ですね。しかも長年ずーっとやってきたことは、よっぽど意識して、めっちゃくちゃ注意しないと、もとにもどってしまいます。毎日深酒をし、何も予定がなければ朝から酒を飲む。動かず考えずにだらだらしていた、今までの日常生活を変えるために、心機一転、誓約書を先輩三人と取り交わしました。いまのところ誓約書はどうにか守っていますが、いつまで続くか不安でいっぱいです。(酒を呑んでも心は癒えぬ、だが呑まずにはいられない。)

誓 約 書

  • 毎日、朝からは酒を飲まない!(何か集まり・祝い事があればその限りではない)
  • 事務所(梁山泊)では午後5時以降に酒を飲む事!(ただし、翌日の活動に影響するような深酒はしない)
  • 週に3日は休肝日をつくる!
  • 和醸良酒(人の和が良い酒を醸し出し、良い酒が人の和を醸し出す)
  • 親しき仲にも礼儀あり。よい垣根は、良い隣人をつくる!
  • 火を囲み、ともに飲むことの意味を、我らは同じ釜の飯を食う!

我ここに誓う

 2023.4.19.

 平出正人 63歳

(立会人 広畑・松上・酒井)


【投稿日 2023.5.14.】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『みちしるべ』**3月例会《2023年3月28日(火)》に参加して**≪2023.春季号 Vol.115≫

2023年05月24日 | 単独記事

3月例会《2023年3月28日(火)》に参加して

よっしー

 能勢電鉄の妙見口で待ち合わせ。澤山さん、田中さん、藤井さん、平出さん、私の5人で黒川小学校(廃校)へ向けて出発。

 ちょっと暑いぐらいの、ほんとにいい天気。うぐいすがいろんなところから「けきょけきょ」と鳴いています。まだ鳴き方に慣れていないから、よく知っている「ほーほけきょ」と美しく鳴く鳥はいないか、ほとんどいないと思った。でも気持ちよさそうな声で鳴くので、とてもいやされる。

 桜も道沿いや山の斜面にたくさん咲いていて、まさに「春爛漫」。「そめいよしの」と「えどひがん」を覚えました。もっとたくさん教えてくれはったけど、ごめんね、2種類の名前しか覚えてなく。

 川西自然教室で活動している田中さん、澤山さんが木・花・草の名前も、たくさん教えてくれはった。「のかんぞう」は茎がおいしい(ゆでる)とか。私も「つくし」と「のびる」は知っているので、歩く道すがら見つけては摘んで歩きました。

 途中、国道の事を藤井さんより聞いた。国道は国が管理するけど今、私たちが歩いているこの国道は477号線で400番代は、地方自治体が管理していると。初めて知った。国道という名称やから、国の管轄と思いこんでいた。勉強になった。(※注)

 黒川小学校は木造で、もちろん今でも全国に現役で児童・生徒の学び舎になっている木造校舎もあるけど、ここは今は使っていない。でも地域の人たちが大切に大事に守ってはって、学習会(勉強会)とか発表会で教室(木の机といすが置いてあるところもあった)を使用している。

 校庭(かな?)で、ベンチに腰かけビールを呑む………小学校だよ………ごめんね………うまいわ!

 帰りは途中でバスの時間と合ったので、妙見口へ。3時間と少し。楽しかった! また、どこかへ行きたい。

【投稿日 2023.4.17.】

(※注) 国道は直轄国道と一般国道に分けられている。直轄国道は国が管理するが、一般国道は都道府県知事の管理。いわゆる三桁国道は一般国道が多く、地方の管理が一般的。ご当地の国道171・176号線などは三桁であるが、直轄国道。新御堂筋(国道423号線)は幹線道路であるが、地方高規格道路ということで一般国道である。[※注 編集者]

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『みちしるべ』**南西諸島への自衛隊配備に反対の声を!**≪2023.春季号 Vol.115≫

2023年05月24日 | 平出正人

南西諸島への自衛隊配備に反対の声を!

南西諸島への自衛隊配備に反対する大阪の会  平出正人

 南西諸島は、鹿児島県の種子島や奄美群島からさらに南へ、沖縄島・宮古島・石垣島などを経て、台湾近くの日本最西端、与那国島に至る多数の島からなります。今、この南西諸島に中国の脅威を煽って自衛隊の配備、戦争準備が押し進められています。自衛隊配備は決して『住民を守るため』ではありません。

 南西諸島での自衛隊基地建設は奄美大島、宮古島、与那国島、そしてこの3月には石垣島につぎつぎと陸上自衛隊のミサイル基地が開設されてしまいました。

 一方、種子島から12キロ程離れた馬毛島では米軍基地だけでなく、自衛隊・陸海空三軍総合の指令部が置かれ、南西諸島への兵站(ヘイタン)をささえる補給基地としての役割を担うとされています。又、訓練用の空港建設が進んでおり、米軍の空母艦載機の離着陸が予定されています。

 私たちは毎月大阪の駅頭でスタンディングを行い、また、宮古島・石垣島・馬毛島など南西諸島の島々に行き、現地の人たちとつながる中で、多くの声をお聞きしています。平和な島々に住民への説明もおろそかに、島の住民はおろか、沖縄の人々を守らない基地を、強引に押し進める日本政府に強い怒りを覚えました。このように有事を想定しての日米合同の軍事強化が、現地の人々や私たちの知らないところで進んでいる事を見過ごすことはできません。

 今一番大きな問題は、沈黙と無関心だと思います。静観・傍観・沈黙することは現状容認であり何一つ問題の解決には至りません。

 『いま沖縄には、沖縄で戦争をする不条理を指摘し、交渉による平和を求める運動が生まれつつあります』。私たちはこの運動と連帯し、共に戦っていきます。そして何よりも現地の人々とつながることが、戦争を止める最大の道だと考えます。私たち一人ひとりは微力であっても、決して無力ではありません。一人ひとりが繋がれば大きな力になります。今こそ、屈せず・諦めず・明るく・したたかに、互いに心を寄せ合いながら、幅広い活動を続けていきましょう。

 最後に、私は平和を心から願います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023年5月例会のご案内

2023年05月07日 | 月例会案内

 

阪神間道路問題ネットワーク
5月例会のご案内

安治川トンネル見学会
2023年5月29日(月)13:30集合
集合場所 ⇒ 阪神なんば線 西九条駅 西改札前
        (JR西九条駅と接続)

新年度も始まり、コロナ禍も第5類に。5月例会は日本に3例しかない、水底の人道トンネルを見学します▼「安治川トンネル」は日本初の沈埋トンネル。昭和10年(1935年)着工、昭和19年(1944年)開通。長さ80.6m、幅11.4m(現在廃止の車道4.5m×2、歩道2.0m)、深さ16.9m。工事費は現在価値換算で約70億円。詳しくは現地で▼駅から300m程歩きます。トンネル内は夏涼しく、冬暖かいのですが。季節は春で体感できないかも。見学終了後の予定は参加者で相談▼4月例会参加者は、S画伯、「みち環」H&Yさん、「川西自然」T代表、それに私の5名でした。2023年1月からの会計報告と、道路全国連の年会費(\5000)と公害被害者総行動の協力金(\2500)、それぞれ承認されました▼『みちしるべ』春季号の発行を、季節内にしたいものですが、まだ3本の原稿と、3月例会写真しか出ていません。急いで投稿のほど、よろしくお願いします▼統一地方選挙が終わりましたが、その結果を如何に見るのか、様々だとは思います。女性の進出が前進、世代交代が現れたように思うのですが。その結果、選挙戦術にも違いが出てきたような。ITの活用が顕著な半面、支配層のコントロールも気になるところ。AIの普及がいかなる影響に? (F)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする