『みちしるべ』 by 阪神間道路問題ネットワーク

1999年9月創刊。≪阪神道路問題ネット≫交流誌のブログ版。『目次』のカテゴリーからの検索が便利。お知らせなども掲載。

ミュージカル「有間皇子物語」のご紹介

2014年06月26日 | イベント案内

 阪神間道路問題ネットワークに参加する北部水源池問題連絡会のメンバーから、何人かが関わるミュージカルです。是非、ご覧下さい。

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音楽と出会うまち♪西宮
芸術文化振興基金
西宮市協働事業提案
地域文化振興部門
(助成事業)

古代ミュージカルファンタジー
ありまのみこ PRINCE ARIMA
物語

大化の改新(645年)に
時の権力闘争の渦に巻き込まれる有間皇子
山口・有馬・飛鳥・難波・白浜を舞台に
繰り広げられる壮大な
古代ミュージカルファンタジー
僅か19歳の生涯 それは悲劇かロマンか
今ミュージカルの中で解き明かされる

作・作曲・演出:高井良純
      監修:橋本正昭
      出演:市民ミュージカル劇団『希望』
          www.musicalkibo.com

Staff
振付      :藤間豊宏・上松さや花・加藤純一
舞台監督   :坪崎和司(有)ステージバンド
照明      :四方正道SSG
音響      :高井路朗JMA
録音      :上田秀夫STUDIO CODEC
演奏      :JMAニューアンサンブル
衣装デザイン:中川絵美子JMA
美術デザイン:浅井万莉
舞台制作   :(株)井上工務店・かまくら舞台サービス
音楽助手   :南 亜由美
演出助手   :上松さや花
助手      :清水美秀
制作      :矢口良治

Cast
浅井万莉・伊藤正明
岡本恵子・風間美保子・水田汐音
寶川美紀・武田博子・中島郁男・中島 怜・中務幸雄
中野多恵・野口彰子・濱崎由記子・福島一夫・福島久子・富吉まこ
吉原維子・吉原あやこ・澤岻璃央奈・澤岻瑠希奈・上廻怜雄奈
日下 諭・田中和葉・寺西恵美・西田義範・野間一豊
原田智子・吉川亜里紗・道直樹
山口雅楽の会(特別出演)

時:2014年8月29日(金)15:00~
         30日()11:00~ 15:00~ 二回公演
         31日()13:30~
                          開場は開演各30分前
所:西宮市山口ホール

≪入場料≫前売2,500円[当日500円増し]
        未就学児童のご入場は出来ません

お問合せ/チケット:劇団『希望』☎078-903-3988 メール musicalkibo@gmail.com
             西宮市山口ホール☎078-904-2760 西宮市山口町下山口4丁目1-8
             アミティーホール☎0798-33-3111
             フレンテホール☎0798-32-8660
             プレラホール☎0798-64-9485

主催:市民ミュージカル劇団『希望』
後援:(公財)西宮市文化振興財団・西宮市教育委員会
    西宮市観光協会・西宮文化協会
    神戸新聞社・朝日新聞阪神支局・毎日新聞阪神支局
    読売新聞阪神支局・産經新聞大阪本社・さくらFM
    (株)ベイ コミュニケーションズ・西宮流・地域情報誌ともも
    情報誌シフォン・(株)FMさんだ・山口中学校PTA協議会
    公智神社・有間神社・藤白神社(有間皇子神社)
    三田金心寺

会場地図 http://yamaguchi-hall.com/index.php

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古代ミュージカルフアンタジー
有間皇子物語

 あらすじ

 7世紀半ばの日本…山口…有馬は大変賑わっていた。聖徳太子が亡くなって第36代孝徳天皇の御代、都は飛鳥(奈良)。

 外国との交流が活発に行われ、遣隋使・遣唐使として留学や貿易商が中国等に行き来している。雅楽(古代の音楽)が輸入され、文化的にも大きく様変わりした。一方国内では中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)や中臣鎌足(なかとみのかまたり)等が、孝徳帝との政治手法の違いから対立し、権力闘争が始まっていた。

 帝は有馬温泉に行幸、湯治される事が多かった。そんな中で皇子が誕生。有馬の地から有間と命名される。

 このミュージカルは、帝の山口村(有馬)行幸で大いに賑わい、村人たちの事びと歓迎のシーンから始まる。

 有間皇子は中大兄皇子等の策略にはまり、権力闘争の渦に巻込まれ、謀反の罪で和歌山の藤白峠で処刑される。僅か19歳という短い生涯を閉じた悲劇の皇子である。

 皇子がある時、和歌山の南、白浜に出向いた時、世にも美しい真白良媛(ましららひめ)に出会い、一目ぼれしてしまう。皇子は「必ず戻ってくる」と約束する。皇子が処刑されたことを知らない真白良媛は皇子をいつまでも待ち続ける。いつまでも、いつまでも……。

 このミュージカルは、時代に翻弄された皇子の少年時代と青春期を画くことによって、他に類を見ない有間皇子物語を制作する事が出来た。

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≪E-mail news≫野外集会「平和主義が危ない!秘密保護法廃止!!」のお知らせ by M.Hirade

2014年06月24日 | E-mail news より

野外集会
平和主義が危ない!
秘密保護法廃止!!

日時 7月6日(日)15時 00分~16時 00分
会場 扇町公園(雨天決行 荒天中止)〇〇〇

主催 大阪弁護士会

集会終了後、市民平和パレード実行委員会主催によるデモ行進が予定されています。

(お問合せ先:TEL06-6316-7490)

 多くの市民や諸団体等の反対にもかかわらず、昨年12月6日に秘密保護法は強行採決されましたが、現在も反対の声は根強く、少なくとも127の地方議会で同法の廃止や凍結等を求める意見書が採択されています。

 また、現在「集団的自衛権」について大きな問題となっておりますが、秘密保護法が施行されれば、海外で自衛隊などがどのような活動をしているかも秘密にされ、主権者である私たちがそれをチェックすることができなくなり、平和主義が根底から崩されることになりかねません。

 そこで、大阪弁護士会としては、あらためて秘密保護法の廃止を広く世論に訴えると同時に、皆さんと一緒に、秘密保護法が恒久平和主義にどのような悪影響を及ぼすのかについても考えてみたいと思っています。

 秘密保護法は今年の12月に施行されることになっていますが、第三者によるチェック体制は未だ明らかになっていません。

 このままでは、自衛隊員が海外で殺害されるような事態が起きたとしても、そのことが秘密に指定されれば、私たちはその事実を知らされず、議論すらできません。

 私たちが知るべき情報が違法に秘密に指定されたとしても、それをチェックすることはできないのです。

 そして、別の自衛隊員が違法に秘密指定された事実を内部告発したとしても、その内部告発者は秘密を漏えいしたとして処罰されてしまいます。

 現在においても、たちかぜいじめ自殺事件において、自衛隊内部のアンケート隠しを内部告発した自衛隊員は、最終的には処分されなかったものの、一時は懲戒処分が検討されていました。

 秘密保護法では、内部告発者を保護する規定がないので、違法な秘密を正当に内部告発しても処罰されてしまいます。

 このように、違法な秘密指定のチェック体制もなく、違法な秘密を内部告発した者を保護する規定もない秘密保護法は、やはり廃止されるべきです。

お問合せ先 TEL 06-6364-1227(大阪弁護士会委員会部人権課)

【会場】扇町公園
〒530-0025 大阪市北区扇町1-2

【交通手段】
●大阪市営地下鉄堺筋線扇町公園駅徒歩1分
●大阪環状線JR天満駅徒歩5分

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2014年(平成26年)6月吉日

各位

大阪弁護会   会長 石田法子

7月6日(日)「平和主義が危ない!秘密保護法廃止!!」大集会への参加のご依頼

ご依頼の趣旨

 本年7月6日(日)午後3時から扇町公園にて、大阪弁護士会主催で「平和主義が危ない!秘密保護法廃止!!」大集会を開催しますので、是非とも参加いただくとともに、貴団体の構成員の皆様への参加要請をお願い致します。

ご依頼の理由

 多くの市民や諸団体等の反対にもかかわらず、昨年12月6日に秘密保護法は強行採決されましたが、現在も反対の声は根強く、127の地方議会で同法の廃止や凍結等を求める意見書が採択されています。また、去る5月15日には、安倍首相が、閣議決定による憲法解釈の変更によって、集団的自衛権の行使を可能にする方針を打ち出しました。

 秘密保護法が施行され、しかも集団的自衛権が行使されるとなると、海外での自衛隊の活動など、日本の平和主義に直結する情報を私たちがチェックをする機会も失われ、平和主義そのものが崩壊することにもなりかねません。

 そこで、大阪弁護士会としては、秘密保護法の廃止と、解釈改憲による集団的自衛権行使への反対を、改めて広く世論に訴えると同時に、皆さんと一緒に、秘密保護法の施行と集団的自衛権の行使が恒久平和主義にどれほどの悪影響を及ぼすのかについて考えてみたいと思っています。

 これまで、大阪弁護士会では、秘密保護法並びに解釈改憲に反対する様々な取り組みを行ってまいりましたが、今こそ皆さんの反対の意見を広く集約し、改めて秘密保護法の廃止と解釈改憲の阻止を強く訴えかける大規模集会を開催することにより、大阪を起点にして、これらを実現しなければならないと考えています。

 そのためには、是非とも多くの方々に集会にご参加頂き、5000名規模で力強く訴える必要がありますことから、参加・参加要請を依頼させて頂くことと致しました。何卒、ご協力の程よろしくお願い致します。

以上

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 阪神間道路問題ネットワークの平出正人さんより、上記の案内がありました。是非、みなさんに広めて頂きたいとのことでしたので、ここに掲載しました。

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≪E-mail news≫道路全国連の橋本事務局長より緊急告知

2014年06月04日 | E-mail news より

皆さん、公共事業改革市民会議、高尾の橋本です。
以下のURLのシンポ(6月15日)を開くことになりました。
現在IOCへの異議申し立てを行っております。
パネラーの原科先生も最大限のご協力をいただいています。
最後まで、国民を無視した計画に食いついていく所存です。

http://2020-tokyo.sakura.ne.jp/

参加ご希望の方は、このURLからお早めに申し込み下さい。
定員100名です。 

シンポへのご参加と宣伝をお願いできれば幸いです。

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 道路全国連事務局長の橋本良仁さんは、大変肩書きの多い方で、公共事業改革市民会議にもかかわっておられます。東京オリンピックに向けて、今ある国立競技場を使うのではなく、二度と使えないようなベラボウな規模に建て替えることになりました。

 そのことで、緊急シンポジウムが開催されるようです。首都圏の方々は、是非参加されるよう、お知らせ申し上げます。

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『みちしるべ』横断車道(74)**<2014.5. Vol.84>

2014年06月02日 | 横断車道

60年代を思い出すと、アフリカや南米の原住民に対する、先進国の対応が今と違っていた。原住民の生活を、先進国の影響下にしてはならないというものであった。彼らの文化は彼らに委ねなければならない。不必要に文明の利器を、与えてはならないし、文明人が入り込むのも制限していた▼その考え方が、SF映画の「スタートレック(宇宙冒険とでも訳すのか?)」にも現れている。或る原始生活をする人類が生息する惑星を冒険する際は、彼らに探検隊の姿が見えないようにして、惑星を調査するというストーリーであった▼さて昨今、アフリカの奥地で、裸の原住民の格好をして、観光客を迎える現地人がいる。ところが、仕事を終えた彼らは、背広にネクタイ姿で、帰宅するという笑い話があった。文明国の観光客も、既に文明に浸食された現地の人も、お互いに昔を懐かしんで、お芝居をしていると言っておけば、棘は立たないのかもしれない▼地球上で格差のある文明に対して、如何なる対応が正しいのか?悩ましい問題ではあろう。しかし現実は、文明の標準化が進んでいる。原住民が先進国の文明を欲しがったのか?そうではあるまい。地球には既に、76億人もの人類が生息するに至った。人ほど大きな生物が、これほどまでに増殖したということは、地球史上かつてないことだといわれている。発展途上国の人口爆発が問題視されている。が、歴史的真実は、そもそも、先進国の人口増加が、新天地を求めて未開発地を開拓しつくしたというのが正解だ▼人類の文明が広がったというより、経済競争が活動を膨大化させ、地球狭しと暗躍しているにすぎない。小さい人類の集団では、全体の経済活動を見渡せる。が、グローバル化の昨今、殆どの人々には全体像はブラックボックス化している。米国社会は1%の人々が、90%の富を独占しているといわれる。経済テクノロジーを駆使した結果である。そして、0.1%の人々が、富の99%を独占する時代が、制御しなければ到来する。そして、経済規模は拡大するが、それは一部の者の儲けの為であって、人類の役には立たず、人類を破滅に追いやるということだ▼「大男総身知恵が廻りかね」のままで良いものか?米国発の多国籍業はぼろ儲けしても、米国政府に税金は払わない。して、世界最強の軍事力に陰りが出てきた。再来年には、GDP(国内総生産)でアメリカを追い越すとみられる中国も、領土拡張をもくろみ、軍事帝国主義化している。安倍政権は、それに軍事的に対抗しようという、最悪の選択を求めている▼「公務員の給料が高すぎる」「民間活力を生かし民営化を」「世界一の企業活動がやりやすい国に」などは、勤労者差別を助長し、低賃金を促進し、1%の富を90%に高めるためのスローガンにすぎない。竹中平蔵ごときの無能学者に、踊らされている国民とは何? (コラムX)

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『みちしるべ』平出正人の【迷惑通信】より**<2014.5. Vol.84>

2014年06月02日 | 平出正人

Peace Walk in OKINAWA, Reported by M.Hirade
平出正人の【迷惑通信】より

 5月15日~18日まで沖縄の平和行進に参加してきました。今回の沖縄行きは、平和行進参加と韓国KT新労組(少数派)との交流が大きな目的でした。

 KTは大規模な合理化・首切りを進めています。それは私たちNTT労働者が味わってきた苦しみと同じです。今後、私が所属している大阪電通合同は組合員一丸となってKT新労組と連帯し共に闘っていく決意です。

 平和行進には韓国からKT新労組の仲間3名を含め、済州島カンジョンで反基地闘争を闘っている仲間が17名も参加されていました。下手な写真ですが添付していますので御覧になって下さい。

 平和行進のとき、私は韓国から参加されたみなさんと同じ隊列でした。KT新労組の委員長조재길(チョ・チェギル)さんが、『イムのための行進曲』を口ずさみはじめるとみんながそれに共鳴し大合唱となりました。先輩に連れられいろんな集会に参加していた若かりし頃を思い出しました。

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 また暑い夏が訪れます。広島・長崎で行われる、原水禁世界大会に向けて、今年も平和行進が始まりました。平出さんは、始発の沖縄から歩き出されました。尼崎市に来る、平和行進にも参加されるのでしょうね。

 さて、沖縄のオチャケの味は良かったのかしらん。またまた呑み過ぎて、よかった泡盛の味を忘れたのかしら? まっ、どんどんキナ臭くなる安倍政権のもと、沖縄の基地をなくす決起も含めて、平和のアッピールご苦労様でした。

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『みちしるべ』あっ パリみたい その2**<2014.5. Vol.84>

2014年06月02日 | パリ&東京&沖縄より

あっ パリみたい その2

三橋雅子

 通りを歩いている人は、めったにいないので、たまぁ~に出会うと、間違いなく挨拶。「おはよう」だったり、「こんちわ~」だったり、『いつでもどこでも「ボンジュール」』のパリと違うのは、さまざまな挨拶。加えて、必ずと言っていいほど、歯を出しての豪快な笑い顔。パリじゃあ、笑い顔には出会わなかったなあ。確かに日本は「意味もなく笑う民族」なのか知らん?でも意味不明の不気味な薄笑いでなく、にっと確かに笑って顔を合わすのは、驚きつつ悪い気分ではない。慌ててこちらも一生懸命笑い返すが、歯を出すには至らず、せいぜいにっこり。もっとも、これは老人の話。若者は車を飛ばしているから分からない。

 向こうから、大きな顔のおじいさんが来る。つくりがしっかりとして、まるでシーサーのよう。各戸の門柱にのっかっている、魔よけもどき、ちょっとこわいなあ、どうしよう………。近づいてくる、一瞬小さいときの、おししに頭をかぶられるときの恐怖がよみがえった。もうそこまで、そのとたん、がばっと、音がしたかと思うほどの、おししの大口があいて、ニカ~ッと満面の笑み、まさにシーサーの「こま犬さんア」の方のあんぐり。辛うじて「お早うございます」と頭を下げて、ああ、もう、びっくりした………。シーサーもしくは、おししはニッカリしたままカッポしていく。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この記事は「三橋雅子の沖縄体験記」とでも称しますか、「あっ パリみたい その1」は前号(第83号*2014年3月号)に掲載。「パリ体験記」の方の「パリの挨拶(いつでもどこでもボンジュール)」は、第78号*2013年5月号に載っています。ブログを見ている方はカテゴリー≪『みちしるべ』目次≫から探してください。印刷版をご覧の方で、バックナンバーをお持ちでない時は、事務局までご連絡をください。

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『みちしるべ』明石海峡大橋 海上ウォーク参加**<2014.5. Vol.84>

2014年06月02日 | 山川泰宏

明石海峡大橋 海上ウォーク参加

甲陽線地下化を考える市民ネットワーク
山川 泰宏

 「明石海峡大橋・海上ウォーク」の参加申し込みを数ヶ月前に申し込んでいました。抽選で当たりましたとの連絡を受け、意気揚々と参加してきました。

 5月24日(土)集合9:15、出発10:00、終了・解散11:30。JR舞子駅で下車、9:15受付開始(参加費用2000円/人)。

 担当者の説明を受けて、神戸・舞子アンカレッジの147段の階段をエッチラしながら44m(ビル高さ7階相当)の高さまで登り車道の下の点検道路(通常は立ち入り禁止)を海面を眺めながら約4kmの道中をウォークしました。

 最初の歩き出しの瞬間、足元から見える海面の風景に不安を感じ、参加者全員が体験する。落ち着かない、恐怖に襲われる体感をしました。高所恐怖症により体が硬直する体験でした。

 慣れるに従い皆さまは平気になりますが、小学生の子供達の行動は、若さが弾ける嬉々とした行動。高齢者の筋肉の衰えを感じ、まさに瞬発力の欠如を知ることになりました。途中、2ヶ所で休憩しながら淡路側のアンカレッジに到着、また170段の階段を下り、ヘルメットの返却と完歩証を頂きました。担当者から、最後の交通機関と完歩証による割引制度説明を聞き、明石海峡大橋・海上ウォークの体験の終了でした。

 参考までに、階段の高さ一段は約30センチと計算してみてください。海上ウォーク完歩証を頂いた証拠を、携帯で写しました。この写真場所を皆さんが歩きました。

1Aアンカレッジから約980M、海面高さ約67M

 この完歩証で多くの店の割引特典がありました。解散場所の道の駅「淡路」で生しらす丼を注文しました。1時間の長い行列をしましたが、美味しくいただきました。完歩証で割引になりましたので、参加者の多くと観光客で賑っていました。

 尚、生のシラス丼は初めて食しました。(定価850円=割引765円)また、淡路玉ねぎの天ぷら100円/枚が大きく美味しかった。

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『みちしるべ』赤い夕陽⑫**<2014.5. Vol.84>

2014年06月02日 | 赤い夕陽

赤い夕陽⑫ ケレオのオルグ?

三橋雅子

 敗戦の年の満州、ソ連将校と同居の日々のある日。ケレオが、私に何やらお説教らしいことを長々と言い出した。どうせ細かいことは分からないが、どうやら

  「日本のミカドがすべて悪い」

といっているらしい。ミカドとは天皇のことらしい、と私も察しはついた。もしかしたらケレオのいう通りなのかもしれない。「神の国」は敗れてしまったのだから。が、私にはいきなりで、簡単に「ダ、ダ(イエス)」といって彼の意向に従う気にはなれない。「天皇」も含めて何がなんだか分からないんだもん。

  「ヤー ニエズナーユ(私は知らない)」
  「ヤー ニエポニュマーユ(分からない)」

としか言わないのが彼には気に入らない。

  「ダ、ダ(イエス)」と言いさえすればいいのだ」

と脅迫まがいのことをするのが納得できなかった。正直なところ十歳の私には「分からない」が本音なのだ。

 天皇と言うのはウンジョウビトというから、ほんとうに雲の上におわす方なのか、ゴシンエイ(御真影)と言うのが何やら物々しいつくりの中に入っていて、式典のとき、するすると紫の幕を開けて校長先生が深々と、いつもより長いながーい最敬礼をして………確かその奥深くにおわしますのか、そこから、教育勅語を出されて厳かに読み上げるのを、じっと頭を垂れて、鼻をすすったり、咳やくしゃみなど言語道断、とにかくじっと「たえがたきをたえて」頭を垂れ「ギョメイギョジ」となるとおしまいだということだけは分かっていた。ともかく、我慢、我慢が「愛国」のもとなのだった。「欲しがりません、勝つまでは」が解除されるには、何が何でも勝ってくれなくてはならなかったのだ。ある筈のなかった「負けてしまった」今、何より大人たちが分けが分からず右往左往している。あちこちで自殺者が、と言う噂も入ってきた。我が家出入りのテーラーも、お風呂でリストカットをして果てたという。何故?背広はイギリスの生地、と頑固な父に、戦時中にも敵国のものを手に入れてきたのか?われわれ子供にもお揃いのオーバ-があてがわれ、それはふかふかと軽くて柔らかな子供心にも心地いいものだった。

 私の小さい頭の中では、「戦争って?」、「喧嘩両成敗ってことはないの?」とか、大人たちの「ソ連は一方的に不可侵の約束を破ってきた………」とかのつぶやきも巡っていた。

 雲の上におわすにしては、時々どこかにお出ましになるのか、写真が新聞の一面に載る事があって、これを見過ごして、お弁当を包んだり、お習字の練習に使ったりしては大変な大目玉を食らうのであった。これは、用心しなければいけないこと、として、小さいときに肝に深く染み込んだのか、長じて仲間と、何か古新聞を使う作業をしている時、私が無意識に一面トップを確認してから使うのを、彼は不思議そうに問いただした。「ああ、そうだった、もう、こんなことしなくていいのにね、つい刷り込まれた習慣で。」と説明すると、彼はおなかを抱えて笑ったものである。たった五つ若いだけの彼にそんな記憶はなかった。「世代の違い」は五年にして歴然なのだ。私にとって、「ミカド」は禁忌の対象ではあれ、良いとか悪いとかの判断の対象にはなりえなかった。本心からの「ニエポニマーユ(分からない)」なのである。

 様子を見にきた母に、何をそんなに強情張ってるのか、と言われて

  「だって、分かんないんだもん」

としか言えなかった。

 私があくまで「ダーダー」を言わないのでケレオはいらだち、布団を高く積み上げて、その上に私を乗せ、揺すぶった。ゆらゆらしたけど、彼の脅しに腹が立って、こんなことでおじけるものか、と逆に闘志が湧いた。私は下の畳までの距離を目で測って、落ちたって、どうということもない、と踏んでいた。落ちそうになったら、彼の首っ玉にしがみついてやる、とも。彼はますますいきり立つ様子で、次々と布団を増やして積み重ね、ゆさゆさ揺らしては「ミカドが悪い」と言え、と脅迫した。私はその理不尽さに腹が立ち「ダー、ダー」というわけにはいかない。私の頭はもう天井に着いていた。時々母が見に来て

  「何も意地を張ることはないよ、降参したって恥ずかし事ではない」

と言ってくれたが、私も

  「大丈夫、落ちる時はちゃんと布団と一緒に落ちるから」

と安心させた。

 少し安定は悪いけど、ふかふかして怖いというより、いい気持ちではあった。グリムだったかの童話を思い出していた。旅先でのお姫様を本物かどうかを試すのに、十二枚の布団を重ね、一番下に小さな豆粒をおく。翌朝「よくお休みになれましたか?」の問いに、お姫様は「豆粒みたいのがさわって眠れなった」と答えるので本物と分かった、どういうクダリで、私は頭を抱えてしまった。お姫様は憧れの的だったから、そういう「繊細な感覚」がだいじなことなのか?当時の私は、鉄棒の大車輪がいつになったら出来るか?が当面の目標で、豆だらけの痛さを我慢しながら鉄棒を握り、土を蹴る毎日だったから、「お姫様」との乖離の深さに悩んでいたのである。あの童話の趣旨は何だったのか?どういう落ちになったかは覚えがないが、布団の自然崩壊で、なし崩しになったのではいかと思う。途中で母がおにぎりを差し入れてくれたから(おいしくて、その時はちょっと涙がでそうになったけど)、大分の時間ではあったのだろう。眠り込んではやばい、と思って、こらえたのも覚えている。

 母が「この子の強情さにも全く」と言い、父が「それでいいんだ」と言った時、必死で涙をこらえた記憶がある。

 他の二人はもちろん、ケレオも二度と「オルグ」まがいをすることはなかった。楽しいことが多かった将校たちとの同居生活で、ほとんど唯一の、苦い思い出であろうか。

オルグとは受け止めがたき幼き日の夕陽は遠く赤々と燃え

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『みちしるべ』陸前高田追悼紀行**<2014.5. Vol.84>

2014年06月02日 | 山川泰宏

陸前高田追悼紀行

2014(平成26)年3月31日

神戸・市民交流会事務局長
1・17つどい実行副委員長
山川 泰宏

 東日本支援観光バスの旅、3月12日はひょうごボランタリープラザの一行は2班に分かれて、ボラ割引制度署名活動を行いました。

 神戸・市民交流会の仲間は仙台の宿舎を出発し、陸前高田・気仙方面に向かいました。折からの天候は雨交じりの中に白い雪が舞い散る寒い一日でした。

 陸前高田市に入り、海岸沿岸の被災地は2年前の状況と変わらない、人の営みの無い廃墟のような風景が広がり、ダンプカーの忙しく行き交う風景はまるで大きな工事現場の中にいる錯覚、そしてここが多くの住民が暮らしていた町の姿なのかと、復興の槌音が響くのだが長い歳月は不安が募るばかりです。

 

「未来を伝えたい」陸前高田写真集より転載<古川沼>


 我々のバスを迎えたのは陸前高田市の仮設店舗のただ住まいであり、人々の住む温かな家並もなく只々、廃墟の街並みでした。トイレ休憩して陸前高田の奇跡の1本松のある場所の駐車場に向かいます。

 気仙大工伝承館に勤務する、武蔵裕子さんに久し振りにお会いしたいと11:00に待ち合わせをして、ボランテアの皆さまに語り部の労をお願いしました。ありがとうございました。

仮設の物産センター

山からの埋め立て残土運搬のベルトコンベアー

 武蔵さんから生の声で事実を伝えられ、現地を見て聞くことが、被災地の現状と人々を理解することだと改めて知らされ、大切さを感じました。その小さき事実を伝えること、文字や写真で伝え、忘れないでと心から思いました。

 そんな一つの事実、巨大なベルトコンベアーが。陸前高田市の美しかった景観があった場所に、嵩上げ工事の為の土砂運搬用だそうです。総工費120億円の震災復興事業の一環で、5年後には撤去されるとの話です。

 陸前高田の松林の復活の予定は、いま高台の山裾に松ぼっくりから採集した種を育てているとのお話ですが、嵩上げした場所に松並木は不似合のようであり、渚を潤す海岸にこそ、松林の景観と思うのです。

 嵩上げ工事で津波被害から逃れられると思うが、現状のままで復興し、高い建造物を建設し、安全を守ることの方が必要と思うのですがいかがでしょう。日本の美しい景観が永遠に失われ、豊潤な海がまた一つ一つ失われて行くような気がしてなりません。今、必要なのは勇気ある住民の声ではないでしょうか。

 閖上も陸前高田も、人が住む町の復興は長い歳月の後です。働く場所の無い土地に、果たして人々は戻るのでしょうか。被災地の真実を見て聞いて、声を上げ伝えることも必要であると思います。

神戸・市民交流会の仲間と武蔵裕子さん≪中山・長岡・山川・木野・高見・武蔵・滝口≫

一本松

震災後の気仙川付近と一本松(写真集より転載)

壊滅的打撃を受けた気仙沼今泉3月12日朝

被災後の古川沼

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『みちしるべ』公害被害者総行動での国交省要請書**<2014.5. Vol.84>

2014年06月02日 | 道路全国連

 毎年、環境週間に「公害被害者総行動」が行われています。今年も6月4~5日に日比谷公会堂での集会やデモ、中央各省庁交渉などが行われます。もう第39回目になります。私達、阪神間道路問題ネットワークも参加する道路住民運動全国連絡会は、初回から毎年参加していて、今年も名古屋・広島など、首都圏の団体が中心に参加します。
 道路全国連はこの中で、国土交通省と交渉します。全国幹事会として、首都圏メンバーが取りまとめ、国交省への要請書を作成しました。以下に紹介します。

第39回 公害被害者総行動 についてはクリックしてご覧ください。

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国土交通大臣 殿

2014年6月4日

道路住民運動全国連絡会
事務局長  橋本 良仁

 国土交通省は、国土強靭化や防災・減災を理由に、大型公共事業を推進しています。2014年度の道路事業予算は、これまで実施されてきた事業の継続とともに新規事業も予算化されています。
 国の道路の多くは30年を経過し、今後の維持・管理・更新には多額の費用が必要なことは明らかです。新規事業を行う余裕はないと考えます。
 昨年の要請時に行った情報の開示、平成22年度交通センサスの公表とそれにもとづく事業評価が行われていません。以下、下記要請事項に対し、具体的な回答を求めます。

事業再評価

  1. 現在、別室のテレビモニターのみとなっている事業評価監視委員会の傍聴を委員会開催場所での傍聴に改めること。
  2. 再評価に用いる関連資料を事業評価監視委員会開催の前に公表するとともに、それに基づき関係住民が意見書を提出し事業評価監視委員会の審査に反映させることを制度として確立すること。
  3. 重要案件については、事業評価監視員会を事業実施現地で開催し、住民を含めた現地関係者の意見を直接聴く公聴会開催を制度として確立すること。
  4. 路線ごとの交通量予測の基礎となる最新交通センサスに基づくゾーンごとの発生・集中交通量、ゾーン間の分布交通量、手段別交通量を地域ごと(例えば都道府県ごと、あるいは関東南部地域、東京湾岸地域など)にわかりやすく事前に公表すること。
  5. 道路整備に伴う路線ごとの将来交通予測、便益効果については市町村(あるいはそれに対応するゾーン)ごとの道路について検証できる形で保管し、開示できるようにすること。
  6. 以上のような改善が可能となるよう、事業評価監視委員会の在り方や事務局体制について必要な見直しを行うこと。

東京外環道(練馬~世田谷の都内部分)

  1. 大深度地下使用に関する特別措置法(以下、大深度法)では、行政側が説明責任を果たすように明記されている。しかし、これまで沿線住民から提示された質問に関し、国道事務所はきちんと回答していない。直ちに回答をしていただきたい。以下は、提出済み質問事項の一部である。
  2. 地下水に関する三次元浸透流解析の計算根拠となるモデル構造、解析条件、境界条件などのデータも、解析モデルの再現性とともに、第三者の検証のために公開すべきである。
  3. 地下水流動保全工法に関しては、目詰まりの回避策、効果の確認方法を明らかにすべき。近年頻発する異常気象による地下水の変動への対応策も明らかに。
  4. 大深度部分で地盤変容が起こると、それが地上部に達するには4~5年或いはそれ以上かかるといわれている。これに対応するため、工事前、工事中の建物調査を行うと同時に、工事終了後も10年以上は継続するよう求める。
  5. 大深度地下に係る不動産物件の都市計画税に関する評価が低下している。これは私有財産権の侵害ではないか。
  6. 大深度トンネルは、その役割が終了した後、原状回復が義務付けられている。具体的に、どのように原状回復するのかを示してほしい。
  7. 東名JCT部分に本線同様のシールドトンネルでありながら、建造物の目的が都市計画変更決定時と著しく異なり、完成後も供用不能な部分が存在する。大深度法認可申請時には、その目的が“土砂排出路”と申請書に記載されている。これは「大深度法」が求める「公共の目的」から逸脱し、また、建造物の目的相違から「都市計画法」からも大きく逸脱しているので、事業から除くように求める。
  8. 練馬区内で、行政側が手続きを踏まずに事業を進めているのは重大な瑕疵である。直ちに事業を中止するように求める。
  9. 上記諸点に関しては、既に昨年来国道事務所に質疑の場で回答するよう求め続けているが、いまだに実現しておらず、本年2月23,24日の国交省都市局主催の大深度地下使用に関する公聴会でもこれらの諸点につき、認可以前に回答させるように求めたが、果たされなかった。工事をこれ以上進展させる前に、早急に回答の場を設けるよう、指導してほしい。

横浜環状南線

  1. 25年間に亘る住民との続行中の話し合いを一方的に打ち切り土地収用法の手続きに入ることは騙し討ちであり信義則に反し許されない。事業認定の申請をしないことを求める。
  2. 同じく現在続行中の公害紛争処理法に基づく調停を無意味なものとするもので不法行為であり、行政として許されない。神奈川県の公害審査会を無視する根拠の説明を求める。
  3. 平成14年の政策評価法施行後、289件の道路事業計画の事後評価の全てが「事業継続」であることは本来の趣旨に悖(もと)る。評価は国交省以外の第三者機関に委ね評価法の客観性を担保する必要がある。
  4. 大気の拡散モデルの採用方式について国土交通省のみが旧態依然のプルーム・パフモデルに固執している。経済産業省では最新といわれる3次元流体モデルを採用しているのに国交省はなぜ採用しないのか。その根拠を求める。
  5. 今後50年間の影響評価を考慮すると騒音基準の見直しとPM2.5の評価が必要であり見直しを求める。
  6. 横環南は、大部分が軟弱地盤を縦断する土被りの薄いトンネル構造である。三浦半島活断層に近く危険である。東日本大震災での仙台地域の大規模宅地造成地と極めて似た状況である。どのように安全であるか具体的に説明をすることを求める。

中部横断道路・八千穂―長坂(山梨県側)

  1. 山梨県側の八ヶ岳南麓を横断する現在のルート案は、地元にも異論が強く、一旦白紙に戻し、拙速なルート決定をしないこと。
  2. 山梨県側については、改めて広く住民参加を保証したPIを実施すること。
  3. 山梨県側については現道の国道141号線の利用を検討すること。 
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