小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

漁業問題

2006年12月02日 | 政策調査
祖母の三回忌の法要に出席しました。
法事は親類と様々な話題でじっくりと会話出来る絶好の機会です。

漁業問題について話しを聞かせていただきました。現在、福井県内では県内の漁協の合併に向けた取り組みが進められているそうです。年間水揚げが20億円程度はないと経営的に苦しいのだそうです。
合併が進めば鮮魚のセリ市がなくなってしまい、町に活気がなくなってしまうのではと心配する声がありました。確かに漁師町から魚のセリの声が聞こえなくなってしまう訳ですからその心配は当然です。
また、魚の鮮度管理を心配する声がありました。漁師は魚の鮮度を保つためあらゆる努力を講じていますが、その後の流通段階における鮮度管理を心配していました。せっかく新鮮な魚を水揚げしたのに鮮度管理の不備で品質が低下していては漁業全体に大きなマイナスとなります。
また、合併でセリ市が遠くなった場合、高浜は最も関西市場に近い漁場なのに、わざわざ関西市場から遠い場所まで魚を運搬してセリにかけることになりますが、その間の輸送コストや時間のムダは無視できません。この情報化時代の中で馬鹿げているとの意見もありました。

今、漁協には独自の販路を開拓できる人材が最も求められているのではないかと感じた次第です。