軌道エレベーター派

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ガンダム00の軌道エレベーターで新情報

2010-01-28 21:55:00 | その他の雑記
 宇宙エレベーター協会の年会報で、「機動戦士ガンダム00」に登場する軌道エレベーターの考察記事を書いたのですが、その際に「機動戦士ガンダム00 メカニック-1st」(双葉社) を参考資料の一つとさせていただきました。
 そのムックの「2nd」が本屋に並んでいたので、軌道エレベーター関連の設定で新情報がないかと思って立ち読みしてみました。関連する記述はほとんどありませんでしたが、オービタルリングについて、初めて知ったことが少々。。。

 「内部には水などの流体を高速で流すことで張力を維持する」

ふむふむ、そうだったのですか。。。って、水? 水流してんの!?
 ファーストシーズン5話で、リング内に磁性流体を循環させているという対話があるのですが、水のことだったのですか? 水じゃ抵抗が大きすぎないか?(その分加速させれば張力も大きいけど)

 確かに、水は宇宙では極めて貴重ですから、いざという時に調達できるよう、色んな所にあった方がいいのは事実で、リング内に循環させておくのは得な気もします(ひょっとしたら上下水道を兼ねているのか?)。しかし本当にただの水なら、それだけで電磁気的に加速させるのは大変だから、スクリューを使うとかしないといけないんじゃないかしらん? それとも強力に磁化させてんのかなあ。
 このほかに、ひとつの手として、水の中に磁気に反応するモノを入れて、これを電磁気的に加速させ、水も一緒に動かしているのかも知れません。ポール・バーチの理論も、水ではないけどそれに近い考えがありますし。しかし、静止軌道はともかく、低軌道リングの場合は循環スピードが遅ければ、かえって流体自体の重みがリングの負荷となってしまうので、やっぱり気体の方がいいという気はします。

 実は私、勝手にそういう設定を妄想していました。「00」の世界ではナノマシンの技術が発達しているので、磁場に反応して流動体をコントロールするナノマシン(原理不明)を、役に立つ流動体(水のほかにも呼吸用の空気とか、推進剤に使えるものとか)に混入して使い、磁力的な反発も張力維持に役立てて使ったらいいのに、などと考えていました。

 まあ実際は、「水“など”」と述べてですから、役立つものを色々取り混ぜて使用しているのかも知れません。そう考えると、謎の部分は多々あれど、やっぱり「00」の設定は緻密に出来ているな、と改めて感じました。
 お話は、終盤がいただけませんでしたが。。。ファンとしては、映画版が最後の希望です。
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