”子供手当て” 止めれば

2009-12-18 23:08:24 | タナカ君的偏見
 昼飯に入った食堂の本棚にあった”ビックコミック・オリジナル 9月20号”を手に取り、「釣り馬鹿日誌」で見かけた、鈴木建設の常務や他社の大物が衆議院選挙で落選した自民党候補者の選挙事務所でお喋りしている場面。

「パイの分け方で
解決すると言い過ぎです」

「世界的な不況で パイが足りないという
根本的な問題には応えていない」

「それはどの党も
応えていない」

 漫画の吹き出しの狭いスペースで表現された短い台詞。 なんとまあ、民主党が公約に掲げた施策の実現に必要な財源や予算編成にからむ問題点を的確に突いていることか。 前にも書きましたが、僕は民主党が出した公約を実現して貰いたくて民主党に投票したわけではありません。 「驕りすぎが鼻につき。 輸出で稼いだ金や税金をどう考えても非効率な道路や砂防ダムやもろもろの公共土木工事で全国に振りまく事に熱心な、腐りきった感じの自民党にこのまま政権をとらせて置くのは嫌だ!!」の想いからです。

 民主党になったからと言って、彼らが提示していた子供手当てを支給するにしても、扶養控除を廃止するとか、先々消費税を上げるとか、トータル可処分所得はどうなるのか? 良く判らん状態で右往左往してますね。 そもそも、子供手当ての目的が少子化対策だとして、想定しているような金額が単純に増加したからと言って、若者が積極的に妊娠・出産するとも思えない。 彼ら否、彼女達は自ら働き、収入を得て身を飾り、欲しいものを買い、やりたい事をやっていればそれでOKなんじゃないですか? 動物的本能に基づく行動の結果として妊娠・出産するとか、あるいは昔の様に家庭内労働力としての子供を望むとか、あるいは天から授かる子供では無くなっていますもの。 また、老人介護が進んで、他人が老後の世話をする風潮が今より更に深まれば、 子供に老後の世話を頼む必要もなくなる(別の表現をすれば:子供に世話をしてもらう事は出来ない)とすれば、手間暇かかる子育てなんて面倒なだけでしょう。 結婚している男性側も、妻に積極的に「自分たちの子供を産み育てて欲しい!」との期待を表明しないで 「俺たちDINKS、楽しいネ!」とやっているみたいだから、 子供は思うように増えないでしょう。 民主党さん「子供手当てなんて止めちゃいなさい」 その分、赤字国債の発行額を減らすか、職を失って困っている人が仕事に就けるような施策に使ってあげたらどうですかね。
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