ボケ(カメラブレ原因)の有る画像
夏のヤナバ山荘滞在を終えて自宅に戻って以降、 雪の結晶撮影システムの改良に種々取り組んで来た。 総まとめの意味でプラスチック片を用いたダミー試料を用いて撮影テストを行って居る中で嫌な現象に出会ってしまった。 それは手動モードでフォーカス合わせを行い、 これで良しとしてシャッターを切って得られた記録画像の状態が全く別物の如きボケた画像(Top写真)になってしまう事でした。
そこで、フォーカスボケの発生原因追求と対策を試して見ました。
フォーカスボケ 発生原因 :
クイックシューを介してカメラをカメラユニット内部に固定を行っていますが、 種々の要因が重なり固定が甘くなっていた事が原因と判明しました。 カメラは 2Sec のシャッター遅延モードに設定して有りましたが、 その遅延時間が過ぎて実際にシャッターが切れる際の「カシャ!」と言う小さな音・それさえもがカメラを振動させる原因になって居ました。
フォーカスボケ 対策 :
以下の 1. 2. 項目の実施でほぼ満足する結果を得た。
1. シャッターが動作する際の振動要因を減らす:
カメラのシャッター設定を静音モードにする。
2.カメラの保持方法 改善 :
カメラ揺れへの対策は種々考えられますが90mmマクロレンズ
先端部分に発泡スチロール様の部材で枕の如き物を作り挿入する事で、
カメラの微小な揺れを大きく軽減出来ました。
この効果は手動フォーカス操作の際に、如実に体感出来た。
対策後に得られた良好なフォーカス画像