ゴムボートのオールを取り付けるネジ部
ナットが錆びで固着し、 外れなくなった。
ナットが錆びで固着し、 外れなくなった。
ヤナバの山荘の倉庫には湖で遊ぶカヌーやゴムボートも置いてある。 過日、孫が遊びに来た時にはショージくんの大きな車にカヌーとボートを積んで遊びに連れて行ってくれた。 ところがゴムボートの方はチョイと困った問題を抱えていた。 オールを取り付ける金具(10Φシャフト)上部に切ってある M10・ネジ部に昨年の夏から取り付けたままにしてあった鉄製のナットが錆てネジに固着し、 レンチで力を加えてもナットを外すことが出来ず、 ボートにオールを正常に取り付ける事が出来なかったのです。
両端が半円状に近いゴムボートの形状はオールの中間部分をゴムボートの中央両脇付近に設置されている回転軸に固定し、 そこを支点にして漕ぎ手の腕の力を水に触れるオールの先端に伝えないと上手に操船出来ません。 そんな訳でゴムボートを使った遊びは満足に出来なっかった孫たちですが、 小学4年生のお兄ちゃんは単独でカヌーに乗せてもらい、 自分でパドルを操作をして湖の中をこぎ廻り、 大満足の夏休みだったみたい。
そこで今回、 ゴムボートのオールを正常に取り付け可能にすべく、
”錆びたネジ 固着 取り外し” そんなキーワードで固着したネジを取り外す手法を検索しました。
その中で見つけた「凍結浸透潤滑剤 FREEZE LUBE」なる商品を通販で購入手配、 商品が到着した昨日、 固着ネジの取り外しにトライしました。 結果はあっけないほど簡単に固着ネジを取り外す事が出来ました。
実施した作業手順 :
1. ダンボールでゴムボートのゴム保護
小型なガスボンベ缶の凍結浸透潤滑剤は先端の噴射ノズルから出る霧状のガスが10秒ほどの噴射で 錆びた金属部分を-30 ℃ ほどの極低温に冷却し、 錆びついた部分にクラックを生じさせ、 潤滑油をネジ内部に浸透させる機能を持つそうです。 その際の極低温の油粒子がボートのゴム部分に付着してボートのゴム素材に悪影響を与えると困ります。
そこでネジ部が貫通できるサイズの穴を開けたダンボール紙を作り、 ボート本体のゴム部分を保護しました。
2. 固着したボルトの上下から凍結浸透潤滑剤を噴射
3. ボルトを緩める作業(二人作業 A & B )
使用工具 プライヤー、 モンキーレンチ
一度目
A: プライヤーで10Φシャフトを咥えて保持。
B: モンキーレンチで固着していたボルトを
緩める方向の回転力を加えた、
10Φシャフトまで一緒に回わり失敗。
二度目
A: プライヤーで10Φシャフトを
ガッチリ咥え直した。
B: モンキーレンチで固着していたボルトを回転
あっけなくボルトの固着が解け、
指先で摘んでボルトを回して取り外せた。
今回あっけなくボルトが外せた要因は「ネジが切ってあるシャフトの素材はステンレス、 錆の発生は鉄製のナットだけ」、 それで錆付きによる固着の程度が軽かったなんて事があるかも知れません。 「万能じゃ無い!」 そんな投稿も有った事を記しておきます。