ポリ袋で背景画像製作中

2017-12-21 20:30:48 | 雪の結晶撮影
カラー印刷されたビニール袋を利用した背景画像と素材

 つい最近まで僕は雪の結晶撮影にあたり、 背景画像としてデジカメの液晶画面に表示させた画像を用いていた。 それは「パソコンで任意の色合いの画像を描いたりデジカメで撮影した画像等を利用すれば思うような背景画面の中に雪の結晶を浮かび上がらせる事が出来る」 そう考えたからだ。 それはある意味間違っては居なかったし、 結構それっぽい雪の絵も撮れていた。 しかしロシアの写真家さんが発表する淡い色合いの背景画像の中の雪の写真の様に結晶の外形や内部の微細な構造の特徴をクッキリと表現出来ない事に悩んでいた

 所が背面照射光源を点光源と見做せるLED(発光ダイオード)を用いると雪の結晶がクッキリと撮影出来る事に気がついたのだ。

 それはどうしてそうなるのか? 筋道だって確か説明は出来ないが、 「背面照射光源として面光源である液晶ディスプレイを使うのと点光源のLEDを使用する事による違いでコントラストの付き方が異なる」だろう事と 「LEDが発する強い光が被写体である雪に対してコントラストを強めてくれる」 そんな二つの理由に依るものであろうと推測しています。 

 ところでLEDを背面照射光源として使うとなると透明なプラスチック板に何らかの方法で着色した画像を背景画像として新たに用意しなければなりません。 それで一昨日の記事では3種類の素材で試作を開始したと話しましたが、 最終的にはカラー印刷されたビニール袋を利用することにしました。 その理由を記して置きます。


マニキュア用塗料 :

 透明なプラスチック板の上に光の透過性の面で均一に色を塗るのが困難。 作業中の溶剤の臭いが気分を悪くする。 等の欠点が気になり、 早々に却下した。

マスキングテープ :
 LEDからの光量減衰、 曲線的なパターンを作るのが面倒。
等を理由に使用中止。

カラー印刷されたビニール袋 :

 好ましい背景画像として使えるか? 切り出した印刷された部分を用いて実際に背景画像として好ましい結果がえられるかか? 一つ々確認が必要。


ダミーの雪と背景画像

 そんな訳で、 今日はカラー印刷されたビニール袋から文字や絵が印刷された部分を切り出して透明プラスチック板の上に貼り付けて(貼り付ける際の接着材としては透明なマニュキュアのベース液を使用した)、 そしてプラスチック片のダミーの雪を撮影して背景画像の効果を確かめながら、 製作を本格的に開始したのです。


ダミーの雪の拡大 
微細構造(プラスチックに付いた傷)も良く見えている


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