電池交換の容易化・撮影装置改造

2016-04-18 10:03:33 | 雪の結晶撮影
 雪の結晶撮影装置5号機に使用しているカメラはOLYMPUS社のOM-D、 それを木製の箱の中にクイックシューを介して取り付けているのだが、 今迄は電池交換の都度、カメラをクイックシューから取り外し、 カメラ底部の交換蓋を開いて電池交換におよんでいた。 その電池交換作業では、拡大撮影のために付加したレンズと、カメラ本体のレンズとの光軸が適切になるように設定する必要があって、 単純な電池交換作業で済まなかったのだ。 そこで、 カメラ本体を撮影装置内部に固定したまま、カメラ底部にある電池交換蓋を開閉して電池交換出来るように改造を行った。

 その電池交換蓋の開閉を妨げていたのはカメラを固定するために使用しているクイックシューの金物だった。そこをなんとかするのに必要だったのは 「逆転の発想ならぬ、90度回転の発想だった」。 通常クイックシューはその長手方向をカメラ本体の長手方向と一致させて取り付けるのが普通。 だから、今まではそうしていた。 そんな中、 電池交換の容易化をどう実現するか? あれこれいじって思案している内に、 Top写真に見られる様な形でカメラをクイックシューにネジ止めすれば電池も問題なく引き出せる事に気が付いた。 写真左下部分にはカメラ底部から電池が飛び出しているのが見えるでしょ。

 そうした場合の問題はクイックシューに対してカメラ本体の固定状態がどことなく不安定な事。 それについてはクイックシューの上面にアルミ板を追加接着して面積を増加させる事で回避出来ると見込んで、 そんな部品を組み込んだ。

 アルミ板を付加したクイックシューと
 固定したカメラの様子

  カメラを撮影装置内部に組み込んだままで、 電池交換するためには撮影装置の木箱の一部に、 カメラ本体から電池をつまみ出すための角穴も必要なので、 それもジグソー使って開けました。

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