嵯峨塩鉱泉 日帰り入浴

2015-05-22 09:04:03 | 国内旅行と山歩き
 一昨日の大菩薩登山の帰り道には下山ルートの途中にある「嵯峨塩館」に立ち寄り、 一風呂浴びて帰って来た。 まあ、山の帰り道で日帰り温泉を利用する事は多いのだが、 この山間の一軒宿のそれは好もしいものだった。

 その宿が建つのは大菩薩嶺から滝子山に至る稜線の西側を流れる日川渓谷の傍らで、甲斐大和駅から言えば、武田氏滅亡の地「景徳院」などがある地点より更に奥にある。

 日帰り入浴の案内を見ると
入浴時間 11:00~15:00 と短時間、

 もしも下山時間が遅くなったら利用出来ないかも知れないし、実際の利用時間はもっと融通を効かせてくれるのか? そんな心配が有ったので、 大菩薩峠に在る山小屋「介山荘」の親爺さんに話を聞いてみた。 オヤジさんの答と言えはこんなだった。

「旅館の片手間にやっている日帰り入浴だから、 宿泊客への気配りからしたら、 汗で汚れた日帰り客と宿泊客のゴチャ混ぜ入浴は避けたいはず」

「だから、 利用時間を午後の3時までにしているとおもうがね」

「そんな心配するよりも、裂石に降りて行けば幾らでも日帰り入浴施設があるんだから、そうしたらどうです?」と至極もっともな提案だった。

 しかし嵯峨塩鉱泉の存在は昔から知っていたものの、利用した事が一度も無かったから、「折があったら利用したい」気持ちも強かった。

 下山時間からして、嵯峨塩館には14:30には到着出来そう。 「断られたらそれまで」の気持ちで訪れた。

 未だチェックイン時間前の宿ではロビーや廊下を丸い円盤形のロボット掃除機が動き回る音だけ聞こえる静かな宿でした。 受付に出てくれた女性の応接は、どことなく時間的には「受け入れたくない」そんな気持ちを滲ませたものでありましたが、 とにかく一時間700円の料金で入浴させて貰える事になりました。

 駐車場に止めてあった他県ナンバーの車は一台だけで、 浴場に居た客も一人だけ、 そして浴室、隣接する屋外の露天風呂、いずれもこじんまりしたサイズでしたが、 静かで気持ちよく入浴出来ました。


 温泉マニアの方が書いた嵯峨塩館に対するブログ記事へのリンクを貼っておきます。 興味があったらどうぞ。

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