箱根火山活動の活発化

2015-05-08 10:53:36 | タナカ君的偏見
 箱根大涌谷周辺で噴気を上げている箱根火山の活動に活発化の兆候が見られるとて、気象庁は6日に噴火警戒レベルを1段階Upした。 それに応じて箱根町等は周辺道路の通行規制を実施、 芦ノ湖の遊覧船は運行を続けているものの、大涌谷を眺めるロープウエイの運行は休止された。 この出来事は連日の如くTVが取り上げ報道している。

 さあ、この後はどんな変化を見せることやら興味津々です。 まずは火山性の地震が活発化した事と噴火がどこまでリンクして発生するのか? 火山活動を監視する役を担う研究機関や気象庁などは、木曽の御嶽山の噴火による人命被害の記憶が生々しいものだから、 噴火警戒レベルを上げたけれど、 何か非常事態の発生に至るのか、 何も無く済んでしまうのか?

 ところで大涌谷で蒸気を噴き上げているあたりの地面には何やら配管が張り巡らせているが、その配管は噴き出している高温の噴気と水を混ぜて温泉源として利用者(温泉宿や施設)に供給するための設備だったのだ。 そして、その設備の配管の中には噴気に含まれる硫黄分などで目詰りを生ずるために、 日常的な点検整備が必要なのだそうだ。 そのために、現場は立ち入り禁止区域に指定されているが、特別に温泉源の整備担当業者の立ち入りを認めているそうだ。 その様子を望遠レンズで狙った画像もTVでみたが、当然の如くヘルメットは着用しているのだが、 どうも防弾チョッキの様な胴体部分を保護するものの着用はしていないし、粉塵による呼吸困難を和らげるためのマスクを携行している様子も見えない。

 木曽御岳の噴火では噴石が直撃したことによる怪我や、 高温の噴煙を吸い込んだ事による呼吸器へのダメージがあったと承知しているが、 温泉施設運営会社の安全管理の問題か? 作業者個人の問題か? どうでも良いような事ではあるが、 気象庁が公表する噴火警戒レベルの1段階Upなんて、その程度の物としてしか認識されない(あまり信用されて無い)って事ですかね。

 
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