TG-3 で雪の試し撮り@草津

2014-11-16 10:29:45 | 雪の結晶撮影
 「雪が降る」その予想に期待して草津温泉にやって来た14日。 到着した17:30には陽がが落ちて、すっかり暗くなっていた。 来る途中、雪は降っていなかったけれど、 長野原バイパスから草津に向かう橋梁上ではフロントガラスに数滴の水が付着した。 それが天から落ちてきた雨粒ならば雪になることは多いに期待できる。 もっとも草津の街なかの外気温は1~2℃。 それでは雪が降ったとしても永く形をとどめてくれない。 そこで草津・志賀高原ルートの道路は封鎖されているのは知っていたが、 出来るだけ標高の高いところまで車を進めることにして 車を草津ロープウェイの駐車場まで進めたのです。 

 夜の10時過ぎ迄は車の中で起きていたけれども雪が降るどころか、 「星空の中に雲が浮かんでいる」 そんな状態だったから、 降雪は翌朝に期待して寝袋に入って横たわり、一夜の眠りに就きました。


 翌15日、 朝日の明るさを感じて起きてみると、車体の側面はほんのりと赤みを帯びた朝の光を反映していました。 しかし、空中には雪片が舞っていたし、 地面にはほんの少しだけれども白い所ができていたのです。

 急いで撮影装置をロープウエイ駅の建物の「スキー修理所」の看板が掲げられ凹みの部分にセットして、早速雪の結晶の撮影を始めました。

 ところで今回の試し撮りの主要な目的は3つ、 

1. 顕微鏡モードを持つOLYMPUS・TG-3で得られる画像の確認。

2. デジカメ・モニタの背景照射光源としての有効性確認。

3. 撮影装置3号機の問題点確認。

 結果としては

1. 撮影倍率は大きくなったと確認出来た。

   同一の被写体でないから厳密な比較ではありませんが、
   2号機まで使用していた OM-D + 70mmマクロに較べて
   およそ2倍強のサイズに拡大された像が得られた。

  OM-D での撮影画像

   TG-3 での撮影画像

2. デジカメは背景照射光源として実用可能と確認出来た。
  
  しかし、 どんな絵や色が効果的かこれからの課題です。
  目標にしたロシアの写真家の画像を真似るべく用意したものの
  背景光画像は完全には目的を達成出来ませんでした。


3. ハッキリ見えた問題点

  1. カメラ本体の発熱が及ぼす悪影響。

    準備した、熱遮蔽シールド板では用をなさなかった。
    こまめにカメラの電源OFFの運用で対処するしかないか?
    これからの課題。

  2. 偏光フィルタによる被写体への着色効果は期待薄。


 あれやこれやの試し撮りをしている内に気温はマイナス1~2℃に上昇して来てしまい、 結晶の形が崩れる時間が短くなってしまいました。 まだまだフォーカス・ブラケット撮影(焦点合わせされた点を挟んで オーバー ~ アンダーフォーカスの範囲をフォーカスを変化させながら撮影)機能も試したかったけれど、 今シーズン最初の雪の結晶撮影は午前8時半に打ち切りました。


 ごらんの写真んの様に、積雪も増して地面が真っ白になってしまった。 チェーンは積んで来たけれど、 車を草津温泉の町中まで、早く下ろした方が良いだろうと判断した事もありました。 そして無料の草津温泉で身体を温め、 渋川の白井温泉では石鹸で体を洗い、 帰宅の途についたのでした。

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