カムチャッカの旅-1

2013-07-24 18:24:30 | 海外旅行
 4日間の短日程でカムチャッカへのツアー旅行に参加して、今日戻ってきました。 これから何日間かその旅について書いてみます。

 21日の日曜日、成田空港96番ゲートに駐機していたヤクーツク航空の臨時カムチャッカ直行便の機内は冷房を入れていなかったらしく、 搭乗した途端に汗が吹き出した。 まあ上空に行けば機内の温度も下がってくれると期待して汗を拭い続けることしばし。 出発予定時刻の13:00には駐機場を離れて動き出し、離陸も順調でした。 GPSで航路を確認して行きましたが、 成田を飛び立った後には海側へは一回も出ずに、内陸を進み、今市上空を通過、猪苗代湖の東側、そして十和田湖の東端を通り、 津軽海峡を越えて苫小牧で北海道内陸に進み大雪山系の上を通過しつつ紋別より北側沿岸部からオホーツク海に抜けた。 そこからは概ね北東の進路をとってカムチャッカ半島南の西岸に向かいました。

 ところで上昇を続けた機が水平飛行に移る頃には高度も1万mを越えて窓の外側には霜が付き始める頃には機内の暑さも収まってくれました。


これはその時の霜の結晶の様子です。 今回は花の撮影目的でマクロレンズを付けたカメラを用意して来ましたが、最初の撮影対象はこれになりました。

 カムチャッカ半島は西岸から東岸へと横断した形になりますが、半島上空の天候は「曇り所により晴れ」といった状態で、所によっては航路の下の風景が見渡せたり、

 こんな風に雲の上に頭を出す富士山形の山が遠くにも見えたり、


また随分と近くにも山が見えて、山好きにはごきげんな空の旅となりました。

 そんな訳で薄汚れた部分もあるプラスチックの窓越しの撮影ですから、写真的には今ひとつですがとりあえずご覧下さい。

 目的地のペトロパブロフスクカムチャツキーに近づき、高度を下げ始めると、より大きく山が眺められる様になりました。

この山はアバチャ湾の南方に聳えるヴィリューチンスキー山のはずです。 湾を覆う雲の端が山並みの窪地地形に流れ込んでいるのが見えています。

 そして最後に「山を左右の席の乗客見せてあげよう!」機長のそんな計らいでもあったか? ダイレクトに飛行場に着陸しないで、 飛行場の北側から東の海岸線上空までのおよそ40kmほどの区間を細長い8の字航路を描いて着陸してくれたのです。


 そのために、 こんなアバチャ山の姿が左右の席の乗客全員に見えたので日本からの旅行客には大好評でした。

 日本との時差+3時間のカムチャッカ、 現地時間でホテルに着いたのは夜の9時を過ぎていました。 午後の2時頃に提供された機内食を食べずに持って来たのをその夜の夕食代わりに食べて、1日目が無事に終わりました。
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