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勝手読み

2020-04-19 12:38:21 | コロナの周辺
 囲碁の用語に「大局観」、「急場」、「勝手読み」などの用語がある。 現今のコロナ蔓延に至る過程での対策決定には 「それは ”勝手読み”だろうと等と感じる判断が何度か成されていた」。

 今回はその幾つかを書いてみるが、 そんな各局面での判断の根底には「オリンピックを開催したい」、「経済面の活動を今迄通りに維持したい」、 当面の「春節時期のインバウンド」を期待。 そんなバイアスが掛かった人々の思惑があったのでは? と感じます。

 大局観 : 水際作戦・クルーズ船で封じ込め

 香港を経由して東京にやってきたクルーズ客船「ダイヤモンドプリンセス号」、 検疫でウイルス感染者を検出して隔離したは良いが、 それへの対応ばかりに注力し、 空路など他の経路でのウイルス流入への対応が手薄ないしは従来のままだった。 特に入国済で全国に散っていたであろう、中国からの観光客に対して、 全くの野放し状態であった。 だからこの時点でウイルス汚染は国内に広がって居たと考えるべきだった。

 勝手読み : 判断根拠のあやふやさ

 北海道大学大学院医学研究院 教授  西浦氏、 専門医対策グループの一員ともなっておられ感染症の流行動態を模倣する数理的な記述モデルなどを研究されているそうだ。

 今回のコロナ禍、「外出禁止要請後も出歩く人々の人数を更に80%減少させる事が出来れば、 ウイルス拡散は収束に向かう。」 そんな見解を表明されたらしい。 そしてマスゴミはTV画面へのご本人の顔や数式まで登場させ踊り狂った。

 感染者の実態がどこまで把握されているか? あやふやな数字を数理モデルなる数式に当てはめて出した推論なんて、 結果はあやふやなまま。 しかし、 電車通勤を禁止したく無い安倍首相をTopとする行政府や経済界、 まやかしの数字と知っていたって、「外出を更に進めて80%減少させれば、 ウイルスの拡大を阻止出来る」と判断することにした。 勝手読みも良いところ、 囲碁に勝てないどころか、 コロナウイルスとの戦いにはとても勝てないでしょう。
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一律10万円の使い方

2020-04-17 08:46:30 | コロナの周辺
 コロナ禍の中で検討されていた生活困窮世帯への30万円支給案、 「生活困窮世帯」の認定方法などの判定に時間が掛かり、 支給まで時間が掛かる。 それが問題だとか、 不公平だとか諸々話題になっていた。

 それを止めて、 全国民に一律10万円の支給に変更する案が急浮上。

 昨夜のBSフジTV・プライムニュース、
タイトルは
 『石破茂元幹事長に聞く 「緊急事態」下の日本』と題し、
出演者は
  石破茂 元防衛相
  川上高司 拓殖大学海外事情研究所所長

 この番組の最後には視聴者から寄せられた意見が紹介され、出演者が回答するコーナーが有る。

 無策なバラマキとも想える10万円支給案に対して、 年金生活者と名乗る方からの意見・・・

 「私は年金生活者、 収入が激減する訳でも無く、 生活は維持されている、 そんな人々にまでコロナ対策と称して金をばらまくのは如何なものか?」

 この投稿に対し、 三白眼で不気味に感じる表情の顔つきで石橋氏、 概ね以下の内容の回答をした。

 「世の中には生活困窮者への支援を行っているNPO、 コロナ患者に対して懸命な戦いを続けている病院などがある。 もしも貴方が10万円の支給を受けなくても済む生活状態であるなら、 それを活動資金としてそれら組織に 寄付 して使ってもらうのは如何でしょう!」

 すごく真っ当、 大賛成です!

 世の中、 そんな気持ちを持つ人々から詐欺まがいに金を巻き上げる輩も居るかもだが、 「我々が自分の金を自分の考えで世の中のために使う」、 それって無駄遣いの多い行政組織に税金の使い道を任せっきりにしてブータラと 文句を言うだけよりも、 ずっと良いと想いましたよ。
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スーパーマーケット 混雑 繁盛

2020-04-16 10:14:22 | コロナの周辺

 コロナウイルス禍の中でスーパーマーケットや食品メーカーの中には売上の増加が有ると聞く。 今朝の日経新聞では、 スーパー業界での「臨時ボーナスの支給」を掲載していた。

 そんな繁盛する店には客が多く訪れていて、 客の一人である僕なんか、店頭の混雑にウンザリする気持ちを感じている。 特にレジ待ちの行列に。

 まあそれはコロナ禍前からあった事で、 精算レジでは支払いをする客の中にはキッチリ過不足なく支払うべく財布の中から1円玉レベルの金額まで探し出して支払う作業に時間を掛けるオバちゃんが居たりして「困ったもんだなあ!」の想いで眺めていたものだ。 それが消費税Up対策の一貫としてキャッシュレス優遇策が打ち出されて、 精算時の処理スピードが向上するかと期待する僕だったが、 期待したほどの精算レジ現場での処理スピードは上がっていないと感じる今日この頃です。

 昨日の食材買い出しではスーパー店頭で、こんな事に遭遇しました。 ポイントが付与されるカードを読み取り機に通す作業を客に操作させているのだが、 僕の前に居たオバちゃん、 一度で読み取りを完了させない。 もたついていた。  レジの担当者は「カードの向きが逆ですね」と指摘していたが、 僕の目は「カードを通すスピードにも難が有りそう・・・」と感じていた。 レジの担当者と客側の間は透明なビニールシートで簡易な隔壁が設けられているためか、 コロナ対策として客の手にした物には極力触れない基本方針なのか、 レジ担当者はカードを受け取って「手早く処理を済ませよう」の雰囲気が感じられない。

 「次は俺の番」そんな位置にいた俺はイライラして来て 「小母さん貸して」と声を掛けてカードを受け取り、 代わりにカードを通してあげたのでした。

 そしてやっと僕の番が回って来たのです。 支払総額は4千円を少し上回る金額でした。 「1日・三食の食材と少々の調味料やお菓子の買い物にしては多い金額だな?」そう感じはしたもののカードでの支払いを済ませ、 さっさと帰宅しました。

 帰宅後に多すぎる支払い金額に不審を感じてレシートを点検したら、 1箱だけ購入した紅茶が ”2個 “ として打ち込まれているのに気付きました。 急いでレシートと購入品を持ち購入店へ戻りました。 時刻は11時半少し前、 数台設置されたレジ には人が張り付いて作業しています。 クレーム等を受けるサービスカウンタには人影がありません。 そこで品出し最中の女性店員さんに声を掛けました。 それは男性店員に引き継がれ、 更にその男性はレジ打ち最中のベテランらしき女性に声を掛け、 男性がレジに入り、 代わりにレジに居た女性がサービスカウンタのブースに入り、僕のクレームを処理してくれました。

 その時の処理は、 クレジットカードでの購入品目の全品取り消し、 購入数量を修正したレシートの発行でした。 Top写真はその時の取消伝票です。

 理由 欄は 打ち過ぎ とあるのが見えてます。

 レジの担当者の熟練度不足ですかね? こんな処理が必要になるのは僕の人生の中で初めての経験でした。

 一時ボーナス支給を伝える紙面
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長引くのを覚悟して

2020-04-13 11:19:32 | コロナの周辺
 コロナウイルスが外国で感染拡大する様子をニュースで見、 日本国内での感染拡大を防止するために取られている対応策を見るに、 「この新型コロナウイルス COVID-19 の収束は当面望めず、 長引く」 僕はそう感じている。

 今までは「田中君的日常」のカテゴリー記事として書いてきたが、 東日本大震災の時の状況を「地震の周辺」カテゴリーとした様に「コロナの周辺」カテゴリーを設けて書き残す事にした。

 将来、 過去にUpした関連記事もカテゴリーを修正するかもしれないが、 記念すべき初回の記事として身近な人の様子を書いておきます。


 公民館囲碁の師匠・Iさん

 昨夏に白血球が減少する病気から回復復帰した Iさん、コロナ禍が広がる以前の公民館囲碁の場でも人が密集する借り受けた部屋での対局を避けて、 広いロビーの一画のテーブルを使用しての囲碁を楽しんでいた。

 今は公民館が休館となってしまい、 囲碁好きの仲間は個々に公園のベンチ、 自宅などで少人数で囲碁の対局を続けているのだが、 Iさんはそんな集まりにほとんど出て来なくなった。 心配してLineで近況を尋ねてみたら、 自宅で詰碁の勉強や棋書の執筆に熱中しているとの返信があった。


 大町在住の囲碁の師匠・Hさん

 80歳を越して独居生活を続けているHさん、 月に一度は東京に出て来て旧友との出会いを楽しみにされていた。 なのに白馬から新宿に出る高速バスの運行が休止された事、 東京に出ると感染の危険度が高まる懸念を持ち、 東京に出かけるのを諦めているそうだ。

 そして大町でもコロナウイルス感染者が確認されたのだが、 (感染者はスーパー・西友の従業員の20代の息子さんだとか)狭い地域社会では、 その情報が広がるやいなや、 スーパーへの来店客が激減して閑古鳥が鳴く状態になっているそうだ。 大町中心部に出る時に利用する地域バス「ふれあい号」の停留所はスーパー・西友にも有って、 乗車する地域バスの車窓から、 スーパーの駐車場はガラガラに空いていると電話で語ってくれた。
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