-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

千鳥川の近況

2013-09-27 16:04:08 | 近況報告

 中畑沢の「ドンドン川」と呼ばれていたところから少し下った所の淵です。私の小学校の低学年のころ、ここに来る時はドキドキしていました。何しろ、ここには大物が潜んでいました。30cmほどの「ヘスギ(ハヤ)」が5、6匹と多数の小物が群れをなしていました。30cmのハヤが釣れたら大ごとです。とても学校なんぞに行く気はしなかったでしょう。幸か不幸か釣れたことは一度もありません。それでも挑戦はします。大物は姿を見せたら最後、岩陰に入ってしまいます。二度と出てきません。

 ここにはカワセミが巣を作っていました。写真の左側の崖は砂岩でできています。その切り立った面に穴を掘っていたのでしょう。当時はカワセミなどと言う名前を聞いたことがありませんでしたので、その鳥がカワセミであることを知りませんでした。また、その鳥を見たのはその時だけでした。当時から私の興味は、魚と飛行機だけでしたので、あえて調べようなどとの真面目な姿勢は微塵もありません。それでも、妙に青く輝く美しい鳥であったことだけは、ずっと覚えていました。

それから何十年か経って、私が「魚馬鹿」なら「鳥馬鹿」が私の友人になりました。いやでも鳥の話を聞かされてしまいました。併せて図鑑や写真も見せられます。そのため、ついにカワセミにたどり着いてしまいました。「あれはカワセミだったのか」です。ついでに、ドンドン川で水浴びをしていた時に見たもう一種類の鳥も分かってしまいました。「ミソサザイ」です。この鳥を見た時の情景は、今でも浮かんできます。三つ上の先輩2人を頭にして、二つ上が1人、一つ上が3人、一つ下が2人で中畑沢の小学生全員がドンドン川で水浴びです。その時、私は何故かぽつんと草むらを眺めていたら、小さい小鳥がしきりに草むらを出たり入ったりしています。雀よりもずっと小さい鳥で、尻尾をつんと後に立てていました。その後に名前かを知ることになったのは、カワセミと同じです。あの時、遊んでくれた幼友達のうち、既に2人が亡くなりました。まだ、お世話になったお礼を申し上げていませんでした。

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