年賀状を総て書き終え、晴れて自由の身となりました。パソコンで描くようになったのですが、それでも筆不精は昔のままです。言葉が出てきません。
前日にNHKテレビの気象データを見ていましたら、尾花沢市は積雪がゼロとなっていましたので、畑沢の山楯を現場調査できるかもしれないと期待をしてしまいました。ところが、夜中にしっかりとした降雪があり、現場調査が不可能なくらいに積もってしまいました。それでも、カンジキ作りから10日も経っていましたので、外出したくなり畑沢へ出かけました。
夜中に降った雪は大した量でなかったので、運転には差し支えありませんでした。ただ、曇りがちなためにいまいち気分がはれません。それが、どうしたことでしょう、古殿地区で急に太陽が燦々と輝いたではありませんか。明るい、眩しい、なんと美しい。周囲が白いだけに太陽が出ると、その効果は絶大です。普段なら見向きもしない景色も、景勝地のそれに見えてしまいました。車を脇に停めて、下手な撮影と相成った次第です。殺風景な構図でしたので、気を使ったパトカーが画面に入ってくれました。
その場で目を南へ転ずると大平山があり、その時には一服の水墨画のように見えました。偏光フィルターも使いませんでしたので、出来上がりは水墨画とはほど遠くなりました。大平山は、畑沢では宝沢山(ほうざやま)と呼ばれていますが、この写真に現れている姿は宝沢山ではありません。宝沢山とは大平山の宝沢の斜面を言います。この写真には宝沢が一部だけ写っているだけで、大半は細野地区で見られる斜面です。
大平山からさらに東方向に御堂森が見えました。山頂部が雲で覆われていましたので、形の良い山体が台無しです。常盤小学校と常盤中学校時代の写生でいつもお世話になっていた山です。春、夏、秋と彩を変えて姿を見せてくれました。昨年、細野地区の方々は、この御堂森への登山道を整備したそうです。来年は私も行ってみようと思います。