-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

先陣を切って(早生種の稲刈)

2021-09-22 15:55:04 | 近況報告

 令和3年9月15日(水)、畑沢の稲刈を手伝いました。一週間前の天気予報ではこの日は曇り、4、5日前になると雨、2、3日前になると晴の予報が出てきました。一体、一週間前から予報する意味は何なのでしょう。昔と比べて、天気予報が難しくなってきているのでしょうか。兎にも角にも晴れたのですからメデタシ・メデタシ。絶好の稲刈日和、これ以上の天気はこれまでも経験したことがないくらいです。

 作業の合間に田んぼに撒き散らかされた藁くずを焼いてみました。後日、秋の風物詩の如くに煙をたなびかせるらしいのですが、稲刈の直後でも可能ではないかと試してみました。藁はまだ湿っていますので、燃え上がることなく安全に燻りました。問題は煙がコンバインの方へたなびいてオペレーターの視界を邪魔するのではないかということです。幸い大丈夫でした。

 

 刈り取った稲の籾は軽トラックへ積み替えられて、尾花沢の街中にある乾燥と籾摺りを行う場所へ運ばれます。

 

 田んぼには厄介な雑草も生えます。稗(ひえ)です。繁殖力は旺盛で稲の成長を邪魔します。畑沢では「ひえ」が訛って「へ」と発音します。「ひえ」だと雑穀として有名ですが、「へ」ではいかにも悪者です。でも、食べられるのですから、私は昔から食べたいと思っています。果たして、生きているうちに食べることができるでしょうか。

 

 田んぼの脇は今年最後のお花畑です。先ずはマメ科のヤブマメらしき植物です。小さな花弁ですが、私の好きな花です。

 

 次の花は、ヤブマメとは反対に大柄な茎に少しグロテスクな花をつけているツリフネソウです。「釣り船」らしき姿を写すには、横向きにすべきでした。

 

 次の写真の花の正しい和名を存じていません。もしかしたらヨメナかもしれません。私には野菊で十分ですし、そのほうが好きです。

 この日、畑沢での稲刈はここだけでした。畑沢でも早生種は多くないのでしょう。

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出たー。(アズマヒキガエル)

2021-09-12 17:42:41 | 自然

 令和3年9月10日(金)、畑沢でアズマヒキガエルに出会いました。前回に出会ったのは3年前で、その前は50年前です。さらにその前は可愛い小学校時代だったかと思います。滅多に出会えない動物です。

 その日、昼食を終えて道路に出てきたところ、道路の真ん中に黒っぽい物が見えました。枯れた葉っぱだろうと思って近づくと、大きな蛙であることが分かりました。畑沢にはまだウシガエルが入ってきていませんので、大きな蛙ならばアズマヒキガエルだけです。じっとしていて微動だにしません。私は興奮しながら、すぐ引き返してカメラを持ってきたのですが、人も車も通らない静かな時に私がウロチョロするものですから、さすがの蛙も「危ない」と感じたらしく、くるっと方向をかえてスココラサッサと逃げ始めてしまいました。そこで、離れた場所から必死に写したのが下の写真です。100mm程度の望遠にしたのですが、小さくしか写っていませんでした。やむなく引き伸ばした次第です。よく見ると、ピョンピョン跳ねているのではなく、懸命にスタコラと逃げているのが滑稽です。

 アズマヒキガエルなどと、言いずらい名前を並べてしまいました。昔はヒキガエルだけで間に合いました。今は長い名前になっています。何故、そのような事になったかは、3年前の私のブログを御覧ください。

 ところで、私が興味を持って眺めている昭和10年の本があります。今の村山市の岩野地区にあった岩野尋常小学校が謄写版で印刷した「葉山の自然研究とその利用」です。村山市立図書館ではこの本を翻刻しましたので、閲覧することができます。植物と動物の地元での呼び方も書かれています。それによりますと、ヒキガエルは「だいどびっき」と呼ばれていたそうで、畑沢でもそのような言われていたような気がします。参考までにその本では、ニホンザルは「やまのあんつあ」、モグラは「もんぐらもち」、オシドリは「らんけがも」、チョウゲンボウは「まくそだか」、カモシカは「あをしし」でした。元々、地元にあった言葉は、遥か昔、例えば縄文時代の御先祖様を想像できるようなロマンがあります。

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