-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

今日もいい天気でした。

2018-03-31 20:00:42 | 近況報告

 畑沢へ行く途中の村山市林崎。白鳥の小さな群れが飛んでいました。「お、北帰行か」と思う間もなく、田んぼに降りていきました。見ると、既に何羽もの白鳥が水田で餌らしきものを啄(ついば)んでいました。北帰行など全く考えていないような雰囲気です。少し興冷めしました。そう言えば、昨年の四月にも尾花沢市丹生の田んぼに沢山の白鳥がいました。最近、北帰行が大分、遅くなっているようです。温暖化ならば、以前よりも早く北へ帰りそうなものですが、逆に遅くなっているのですから不思議です。原因は気温の上昇か餌の所在かのどちらかでしょう。

 

 荒町から畑沢へ向かう松母橋の上から朧気川(花の木川)の上流です。水量が増えてはいるのですが、昔の雪融け水よりは少ない感じです。今冬は雪が多かったと思うのに不思議です。もしかしたら、意外と少なかったのかもしれません。そう言えば、2回しか雪降ろしをしませんでした。遠くに見える山の中央にスキー場のように見える白い筋が見えます。細野地区の蕨畑だそうです。上まで登ってスキーで下ってみたいですね。

 

 そして、「ふりさき見れば春日なる」ではなくて、いつものナデツギ(雪崩付き)山です。天気が良かったので、また登場です。この辺の山は、殆どが緩やかに丸まった曲線ですが、この山だけは角ばっています。まるで上に楯かしろでもありそうな雰囲気を持っています。硬い岩盤が千鳥川によって削られた地形です。

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春が来た 春が来た 畑沢に来た

2018-03-27 19:15:03 | 近況報告

 平成30年3月27日に所用で畑沢へ行ってきました。先週も先々週も、一週間に一度のペースで尾花沢に出かけていたのですが、畑沢まで行けませんでしたので、三週間ぶりの畑沢です。三週間の間に大分、様子が変わって、厳冬期から春の日差しに激変です。気温15度を超える日が二日連続です。どう見ても春です。

 

 荒町を抜けて畑沢へ向かう途中の朧気川とナデツギ(雪崩付き)山です。ナデツギ山の上には、もう雪崩を起こす雪がありません。朧気川は雪融けで増水しています。この時期に川に入るのは大変に危険です。昔はこの時期に流される事故が何度かありました。

 

 下畑沢へ入ってから、ふと後ろを振り返ると、遠くに見慣れない高い山並みが見えました。翁山、吹越山らしいようです。山形県と宮城県との境にあります。どちらも標高千メートル程度ですので、大平山よりも少しだけ高いようです。

 

 熊野神社の崖の斜面に、ユキツバキが太陽光線をきらきらと受けています。他の樹木が葉を茂らせると、ユキツバキは日陰暮らしになりますが、この時期だけは太陽を独り占めしています。4月下旬になると一面に赤い花が咲きます。この日、まだ花の蕾も見えません。太陽を浴びて一生懸命に準備していることと思います。

 写真上の杉は、熊野神社境内の「大杉」です。

 

 熊野神社の下を走る道路の脇には、水路があります。水路と言っても、いつも水が流れているわけではありません。雨が降ったり雪が融けた時だけ流れます。常盤小学校の帰り道に、この水で遊んで道草をしていました。何でもない水路ですが、昔は貴重な存在だったようです。この水は熊野神社の半分を廻って、反対側の水田まで流れていきます。歴史も古いようです。言わば歴史遺産でしょうか。 

 

 畑沢地区生涯学習推進センター(旧畑沢分校跡地内)から荒屋敷を撮影しました。集落はまだ雪にすっぽりと包まれています。 

 センターの土手は雪がなくなり、一足早く福寿草が咲いています。道路の脇ですから、車窓からも楽しめます。畑沢では珍しくない花ですが、春の訪れを知らせてくれる嬉しい花です。まだ、雪が紫陽花の枝を地面にねじ伏せています。

 

 土手だけでなく、山にも早い時期に割く花があります。マンサクです。いじけた花弁は私の性格のようで、愛おしく感じます。

 

 山では今年もキツネの痕跡を見つけました。キツネの糞です。畑沢でもキツネは当たり前になりました。

 

 山の上から中畑沢の集落を撮りました。水田の雪は白さを欠き始め汚れが目立っています。この時期の景色で、昔と大きく異なるのがこの水田の風景です。昔、この時期に橇で堆肥が運ばれ水田に点々と転がっていました。当時、かなりの重労働でしたが、今では懐かしい思い出です。この山から大きな声で父、母、兄弟を呼べば、今でも下から返事が返ってくるような気持になります。

 

 千鳥川の水も雪融けで増水しています。これから暫くの間、水量豊富な日が続きます。

 

 最後に悲しいお知らせがあります。厳しい今冬の中で、三人の方が亡くなっていました。私がお世話になって来た方々です。私が定年退職後に畑沢の調査をしていた時に、あれこれ教えて下さったり御助力下さった方も含まれています。畑沢のことを早く本にまとめて、見ていただこうと思っていましたが、間に合いませんでした。私の能力不足と怠惰な性格のせいです。いくら悔やんでも悔やみきれません。御冥福を祈ります。

 また、一人住まいが厳しくなって、本拠地を施設などに移ったお宅も何軒かありました。また、寂しくなりました。

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40年以上前のカエルは「ヤマアカガエル」だったかな

2018-03-19 10:48:28 | 自然

 久しく投稿をサボっていました。2月中旬からかなり忙しい日が続きました。NPO法人の役員会の資料作りと本番、同じく総会の資料作りと本番、歴史研究会での発表の資料作りと本番、ジジとババを元気付けに来た孫たち、そして出産を控えて里帰りした娘の世話です。ようやく、昨日で一区切りがつきました。

 

 古い写真を整理していたら、カエルの写真が出てきました。昭和50年前後の写真かと思います。当時、私の周囲では、就職すると、カメラ、自動車、ステレオを求める人が多くいました。私は音楽が嫌いなので、ステレオに興味がありません。自動車はバイクがあれば十分なので必要ないと考えていました。興味があるのはカメラだけで、いつの日にか素晴らしい生態写真を撮りたいと思っていました。そして、買ったカメラは、我が家で初めてのカメラになりました。白黒写真のプリント代は10円、カラーは50円もしました。当然、白黒フィルムを多用することになり、訳の分からない白黒写真が貯まりました。

 その中の一枚が下の写真です。目的がないままに撮っていましたので、カエルの名前も調べることはなく撮影場所の記録もありません。そのままアルバムにも貼らないで、バラのままでの保存です。ところが、最近、カエルの名前を勉強しだし、畑沢のカエルが少し分かってきました。例えば、アマガエル、トノサマガエル、ヤマアカガエル、ツチガエル、シュレーゲルアオガエルで、ヒキガエル、モリアオガエルそしてカジカガエルは昔見ただけで最近は見たことがありません。尾花沢市内の他地域では、ウシガエルやカジカガエルも確認しました。

 私は「種の同定」という作業を昔から嫌っていて、真面目に取り組む姿勢が全くありません。しかし、馬鹿なりにも、種を確認することが大事なことを分かってきましたので、少しずつ確認しようと努力しています。

 長々と、取り留めのない言い訳をしてしまいました。さて、この写真のカエルは何者でしょう。これまで畑沢で見てきた経験からヤマアカガエルではないかと思います。しかし、タゴガエルにも似ています。「はっきりしてくれ」と言われても、何とも言えません。どなたか教えてください。結論はこれだけです。お付き合いありがとうございました。

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