-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

ユキツバキかなあ(その15②)熊野神社から西側斜面

2024-06-08 16:56:16 | 自然

 前回にブログを投稿したのが令和6年2月24日です。3か月以上も経ってしまいました。今年の2月下旬から5月下旬まで、娘が第1子を連れて里帰り出産で山形へ戻ってきました。その間はずっと忙しくて、とても「ブログに現を抜かす」暇がありませんでした。

 5月下旬に娘は嫁ぎ先へ帰ったのですが、私はブログへの怠け癖が付いてしまいました。が、大分、余裕が出てきましたので再開です。ユキツバキシリーズとしては残りあと2回だけですので頑張ります。

 前回、下畑沢の熊野神社がある山の東斜面を取り上げましたので、今回はその続きで、熊野神社を含む尾根から西斜面です。しかし、そこを調べたのは、去年の5月4月24日です。1年以上も前の話です。今年は見る余裕がありませんでした。

 尾根に登って林の中に入ると、山桜が咲いていました。木陰に入っていましたので、写真としての明瞭さに欠けます。花びらには小さな羽虫が沢山、付いていました。蜜でも求めているのでしょう。

 

 花はやはりユキツバキを思わせます。花弁が横に広がり、雄しべは一本ずつ独立しているように見えます。花びらの色も山形市大平の雪椿と尾花沢市繋沢の雪椿と思える椿のそれと似ています。

 

 でも、下の写真の椿の雄しべの基部を見ると、少し融合しているようです。この点が雪椿と言い切れないところです。完全に藪椿の遺伝子が入っているようです。ただし個体ごとに差異が見られます。上の花びらの説明でお見せした花の雄しべは、完全とはいえないまでもかなり独立していました。

 

 葉脈は光を透しやすいようです。このことは藪椿と雪椿の雑種でも同様ですので、雪椿だけの特徴ではありません。ところで、葉脈が光を透しやすいということは、何を意味するのかを知りたいものです。藪椿と雪椿では構造的又は材質的に何かが違うはずです。しかし、私が考えることなどは、たかが知れています。私が知らないだけで、既に調べているのかもしれません。

 

 杉林の中で鶏のものと似ている卵が転がっていました。殻の一部に穴が開いていましたので、烏がカルガモなどから盗んで食べたのでしょう。

 

 下の写真は、石仏が倒れているところのです。宝暦年間に畑沢地蔵堂の初代庵主「泰外」が身を削って、石に経の一字ずつを書いて埋蔵したときに建立した経塚です。私も復旧させたいのですが、私ひとりでは無理ですし、勝手なことはできません。これからもずっとこのままかなと悲しい気持ちです。

 

 大葉黒文字の花と新葉です。葉の裏、花柄(かへい)及び花びらの裏に産毛のような細かい毛がびっしりです。大葉黒文字は油分が多い樹木です。冬の低温から葉と花の芽を守るために油分が芽の中に充填されて、産毛はその油分を安定させる役割をしているのではと想像してみました。果たして、油分が充填されているのか、産毛がその役割をしているのかを何方かが調べてみてはいかがでしょう。


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