-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

田植予定日の天気予報に狼狽えました。

2022-05-23 17:42:58 | 近況報告

 畑沢で令和4年5月22日(日)に田植をするとの連絡がきました。そして、その一週間前になると、NHKの連動データに天気予報が出ました。土・日と気温28度の晴天となっていました。

「えー、とんでもない暑さだ。日程を変更した方がいいのではないか」

 真夏並みの暑さの下で田植えを想像することができません。それまで暑い日が続いていても、田植えのころになると一旦、気温が低下するものでした。それが「田植」の昔からのイメージです。しかし。その時の天気予報はこれまでの常識を根底からひっくり返していました。また、予報をそのまま信用することもできません。一週間前の予報では正確でないのです。1週間前の天気予報に狼狽(うろたえ)ながらも、じっくりと待つことにしました。

 やはり天気予報は一日ごとにころころと変わってきました。世界中の天気とは言いませんが、少なくとも日本の天気は、予想するのが困難になっています。異常気象が「通常」になってきています。そんな状況でも予報しなければならない人たちが可哀そうです。予報が悪いのではなくて、異常気象が悪いのです。

 待った「かい」がありました。何度も太陽マークや雨マークが出たり消えたりしながらも、前日には「曇り時々雨」になりました。

「曇りが主体の天気なら田植えはできる。少しぐらいの雨なら大丈夫」

 しかし、山形から北へ向かうにつれて、雨が降ってきました。

「畑沢へ着けば晴れる」まさに能天気です。

 畑沢でも雨は止まず、午前中ずっと降り続け、とうとう午前中は田植えができませんでした。しかし、昼食が終わると一転して雨がやみました。午前中はほぼ体力を使っていませんので、元気一杯です。畑沢では、代掻きを待っている田んぼ、代掻き中の田んぼ、田植え中の田んぼ、田植えが終わった田んぼ等々、様々です。

 

 

 田植え中でもそれなりの花があります。先ずはタニウツギ。山の斜面でよく見かけますが、下の写真は川岸にありました。

 

 藤の花が山や川岸で咲き誇っています。その中で最も色が濃いと言われて写しました。確かに「濃い」かもしれません。

 

 山の杉に絡みついた藤は、不気味さがあります。杉は縦に長い形なので、藤も縦に並びます。

 

 農業用水路の脇には、ナルコユリ(鳴子百合)がこれから茎も葉も花も一斉に広げようとしています。茎、葉が伸びてから花を着けると思っていたのですが、全部、一緒だったのですね。これは食べられるそうです。一昨年、常盤中学校の先輩から頂戴して御馳走になりました。しかし、収穫する適期を知りませんので、自分で収穫する気にはなれません。

 

 最近、よく見かけるのですが、得体の知れない花も沢山ありました。外来種なのでしょうか。調べたいと思います。今の所、ネットでは手掛かりがありませんでした。

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畑沢周辺の新緑はブナ林から始まります。

2022-05-07 16:25:18 | 自然

 前回の投稿から大分、経過してしまいました。まあ、いつものことなのですが、今回は言い訳があります。4月30日から娘とその子どもが来ていました。絶えず動き回る孫に振り回されて、投稿する時間を取れませんでした。小さな家なので、パソコンを出して作業する室内の空間がありません。パソコンを座卓に出すや否や孫がキーボードをいじくりまわしてしまいます。自分の孫なのですから、このような行動も私の遺伝子がなせる業なのでしょう。

 畑沢で撮影したのは、4月28日と5月2日です。内容が古くなっていますが、無理やり時間を押し戻して投稿します。4月28日は背炙り峠を通れませんし、五十沢越えの新比丘尼峠も通行できるかどうか不安なので、尾花沢の街を周りました。延沢の車段地区から市道で荒町へ向かう途中で、大平山の絶景が見えました。下の写真の遠くに見える高い山です。写真では判別が困難ですが、肉眼では明らかに新緑で彩られていました。この山の中腹以高はブナ林になっています。

 写真左に見える集落に近い山もびっしりと新緑に覆われています。荒町の八幡神社の境内です。ここのブナ林は見事です。歴代の宮司が守ってきました。

 畑沢に入ってからいきなり奥の方に進んで大平山へ近づきました。近づくと新緑で覆われていることがはっきりします。ブナ林です。畑沢村が国有林を払い下げて貰ってから約百年、ブナ林が守られました。

 高い山以外にもブナ林があります。下の写真は下畑沢地区稲荷神社のブナ林です。尾花沢市内ではしばしば神社にブナ林があります。

 

 カタクリが熊野神社へ登る参道に咲き誇っていました。昨年よりも見事のような気がします。

 上畑様の地蔵堂の斜面には、まだ水仙が満開です。遠くに甑岳が見えます。

 その近くのアスファルト路面でシマヘビが日向ぼっこをしていました。しかし、滅多に来ないとは言えども、車に轢かれる心配がありますので、足をバタバタと脅して道路の端の方へ移動させました。

 

 5月2日は五十沢から畑沢へ向かいました。五十沢の集落が見えると、秀麗な甑岳が顔を見せてくれます。新緑と残雪が美しい。そしてこの新緑もブナ林です。ところで写真の中央部に見える新緑は、耕作放棄された水田に生えて来た柳の様です。耕作放棄されると、一番先に柳が伸びます。

 畑沢では小川の辺にキクザキイチリンソウ(菊咲一輪草)が咲いていました。

 

 この日の帰りも五十沢経由としました。峠の近くから葉山が夕日を浴びています。西日が当たって稜線の近くが光っています。

 ところで、山形から畑沢へ行くのには、背炙り峠を通るのが最短です。昔は5月の連休には通れるようになっていました。もう何年もの間、5月の連休どころか、5月中も通れずさらに工事期間が何か月もある状態が8年ぐらい続いていました。幸いにも昨年だけは工事がなかったので、かなりの間、通行可能でした。恐らく、新型コロナ対策費用が嵩んでいる影響かと見ました。

 果たして、今年はどうなるのか。山形県のホームページには5月31日まで「冬期間」として全面通行止めとなっています。5月は「冬期間」なのでしょうか。常識が疑われます。五十沢からの峠越えはとっくに通行できます。

 ただし、背炙り峠には何年もの間、危険な箇所が放置されています。それはちゃんと工事をして下さい。今直ぐにも着工できますし、長期間の通行止めも必要ありません。その工法は何度もこのブログで提案しています。

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