-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

石仏「金華山黄金山神社」

2013-09-15 21:21:32 | 歴史

 上畑沢の延命地蔵堂境内で、巨大な湯殿山・象頭山碑の直ぐ北側に建てられています。石の祠のように見えますが、中に神体を入れる空洞はありません。正面に金の文字が丸い輪で囲まれています。まるで「拝金主義」でもあるかのように見えますが、このシンボルは、どこかで見たような気がしていました。それも畑沢の我が家にあった何かです。我が家は、いろんな宗教が入り乱れていました。仏壇、神棚、大黒様、丸に金の文字入りの箱等々です。その「丸に金の文字」が本日の石仏と同じです。

 私の師匠のお一人である古瀬K氏ら聞いたところ、「あれは金華山だよ」と簡単に答えてくださいました。「金華山」とは、宮城県の沖にある金華山という島の「金華山黄金山神社」のことです。参考書によりますと、「講で金華山の黄金山神社参りをした記念に建てられる」のだそうです。尾花沢市教育委員会の専門家によれば、石仏の右脇には、「弘化二□ □月」と刻まれているそうです。西暦1845年で、明治維新の23年前です。

石材は、畑沢産よりもきめが細かい凝灰岩のようです。畑沢以外で作られたものを購入したのではないかと思います。

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