-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

撮る所を撮りました

2014-08-28 10:00:00 | 近況報告

 「とるところをとりました」などと、訳の分からんことを言っているようです。普通のまともな方々は、ビューポイントという撮影するのに適した場所から景色の良い方向を撮影します。私は逆に、普通の人が撮影している場所を、別の場所から撮影しました。要するに天邪鬼(あまのじゃく)です。

 しかし、言い訳がましいのですが、これもなかなか面白い絵になっているような気がします。向こうに見える甑岳を中国大陸の高山の峰々と思ってください。くねくねと曲がっている道路が万里の頂上に見えてきます。

 今度は甑岳をヒマラヤ山脈かアンデス山脈と思ってください。道路が、深い峡谷の縁を通る山岳道路に見えてきます。見えないですか。その時はもっとよく見てください。見えてくるはずでーす。

 冗談はそれぐらいにして、正気に戻ります。この写真は8月27日の夕方、雨の中で撮影しました。

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俺の腹は黒くないのだ(イモリ)

2014-08-27 21:00:43 | 自然

 畑沢のイモリは、トノサマガエルとほぼ一緒に復活しました。農薬によって一時は殆ど見ることができなくなりました。しかし、農薬が変化してきたことと、耕作放棄地又は休耕田の増加によってイモリなどが復活してきました。それも、昔よりもずっと多くなったのではないかと思えるほどの増加ぶりです。

 ところで、「イモリ」というのは、正式な和名ではないそうです。「アカハライモリ」が正式な和名だそうです。赤い腹のイモリというい意味であろうことは、私で直ぐに察しが付きます。それでは、「イモリ」だけでなく、わざわざ「アカハラ」というのですから、赤腹でないイモリがいるかというと、本州などにはこの「アカハライモリ」しかいないそうです。それでは、何も「アカハラ」が不要なのではないかと思うのですが、どうなっているのでしょう。ましてや、人間様のように腹が黒いのがいるわけではないのですから、「イモリ」で十分だと思います。むしろ、人間の中に「クロハラヒト」を亜種にして名付けてほしいものです。この亜種は結構、厄介で、富と権力に飽くなき欲望を持っています。そして、政界や経済界に多数が生息しています。

 「魚釣り」をした経験をお持ちの方は大勢おられると思いますが、「イモリ釣り」の経験はおありでしょうか。イモリは何でもよく食べる元気な子です。適当な餌を針に付けて、イモリの目の前にぶら下げると、ほぼ確実に餌にかぶりつきます。「愚かな奴よ」と、我ら悪がきは悪口雑言を浴びせながら、「イモリ釣り」に興じたものです。釣ったイモリは、食べる訳ではありません。結局、そのまま水の中に戻すだけです。一番、愚かな奴は私たちだったようです。

 イモリと馬鹿にしたように言いますが、実は超能力を持っています。最近、STAP細胞が世界を騒がせていますが、このイモリは何の処理をしなくても、再生してしまいます。大変に残酷なお話ですが、イモリの脚を付け根から切断しても、再び脚が生えてくるそうです。一度、分化した細胞が脱分化して再生するのか、それとも「間細胞」が再生に関わるかは分かりません。などと知っているかのようなお話をしていますが、いくら悪がきでも「釣り」をしても、「脚の切断」はいたしません。畑沢の悪がきは、本当は優しいのです。

 注意、イモリは「毒」を出します。

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そろそろ秋の気配

2014-08-27 20:00:08 | 自然

 久しぶりに背炙り峠を通った気持ちです。この前に通ったのが8日前ですからまだそんなに経ってはいないのですが、あれほどに暑い日が続いた天候が、がらっと変わってしまい、一か月も経過したような気分です。今日は完全に秋半ばの様な寒さでした。気温が約20度です。私の心中も秋になってしまいました。

 畑沢から峠を越えて山形へ向かっている時に、道端に栃の実が落ちていました。毎年、道いっぱいに栃の実が落ちている場所ですから、見間違うはずはありません。「えっもう栃の実」と驚いて確認しましたら、確かにそうです。それでも早すぎます。樹上にはまだまだたくさんあるはずと上を見上げましたが、よく見えません。曇り空のために暗いことと老眼のなせる業です。頑張って探しますと、まだ上に実が付いていました。落ちてきたのは極、わずかなようです。安心しました。まだ「秋」にはなり切っていません。もう少し残りの夏があるでしょう。今日も尾花沢のお祭りですから。

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懐かしい茅葺屋根(かやぶきやね)

2014-08-18 10:30:41 | 近況報告

 畑沢にあった家々の屋根は、昔はほとんどが茅葺でした。ところが、いつのころからでしょうか、トタン屋根に変わってしまいました。私の親戚が茅葺職人でしたので、「屋根葺き」をするときはその人にお願いしていました。ところが、その人が職人を止めてしまいましたので、今度は隣村の細野の職人にお願いしていましたが、その職人も高齢のために廃業と相成りました。全く職人がいない状態になってから大分、数十年の年月が経っています。

 そのような事情もあって、茅葺屋根は畑沢ではほぼ「絶滅」しました。しかし、上の写真のように茅葺屋根が大事に保存されている地域があります。畑沢のもう一つの隣村である五十沢です。ここでも「職人がいない」ということは同じ状況なのですが、茅葺屋根を保存している人たちがいて、その人たちが作業をしています。言わば素人職人なのですが、見事な腕前です。この家の屋根は、きれいに手入れされています。

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のびのびとしている殿さま

2014-08-17 18:13:24 | 自然

 畑沢に休耕田が増えて、トノサマガエルもほぼ復活しています。一時は殆ど見えなくなったのですが、最近はやたらと大きい顔をしていろんなところに現われます。この日、殿は睡蓮の葉にじっと腹ばいになっていました。葉の上には水があり、まるで暑さ対策のようです。呑気な殿さまのように見えますが、実情は過酷な生存競争に晒(さらさ)されていることでしょう。

 トノサマガエルは、どんな虫でも食べる大食漢だそうですので、さぞや田んぼの害虫も退治してくれるものと期待しています。今年の稲の出来具合についての概況はまだ聞いていませんが、私は楽天的に「まあまあ」かなと思っています。まるで、私が呑気な殿さまのようです。

 写真下に見える黄色の花は、タヌキモの仲間ですが、「イヌタネキモ」なのか「○○タヌキモ」なのかは、いつものように分かりません。

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