温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

マカオタワーでバンジージャンプ

2012年04月09日 | 中国
今年(2012年)3月下旬にじっくりと台湾を旅していたのですが、そのついでに空路で片道1時間強の香港へも立ち寄り、せっかくなので12年振りにマカオにも寄り道することにしました。香港からマカオへはターボジェットでわずか1時間ちょっとの航路。今回は日帰りでの訪問ですが、目的はただひとつ、世界でも1位2位を争うという高さを誇るマカオタワーのバンジージャンプにチャレンジすることであります。



撮影順が思いっきり前後しますが、マカオから香港へ戻る際に撮影した夜のマカオタワー。この夜景を撮った数時間前に、私はタワーの展望台から飛び降りたんですねぇ。



さて、こちらがマカオタワーのエントランス。フェリー埠頭から脇目も振らずタクシーで直行しました。1階のインフォメーションで「バンジーに挑戦したいのですが?」と英語で尋ねると、受付のお姉さんは「チカ2カイ」と言いながらエスカレータを指さしてくれました。日本人客も多いんですね。その指示通りに地下2階へ下り、受付カウンターで展望台料金(120HKD)を支払い、エレベータで最上階へ。



エレベータを出て右に曲がったすぐのところに、タワーのアトラクション専用受付窓口があるので、そこでバンジージャンプの参加を申し込みます。日本語表記の承諾書にサインし、クレジットカードでお支払い。手続きはあっけないほど実にサクサクと流れてゆきます。支払いが済むと、記念のリストバンドやTシャツと共にロッカーキーが渡されるので、係員の後についてロッカー室へ行き、ロッカーに荷物を預けます。この際受付でもらった記念Tシャツに着替えても良し。せっかくなので私はTシャツに着替えました。なお、ネット上には「予約必須」との情報も見られましたが、私は予約無しですんなり申し込めちゃいました。



ロッカー室から出ると、ここでハーネスを装着。壁にも日本語で表記されてますね。
装着は係員が全てやってくれるので、なされるがまま、ただその場に立つのみ。


 
地上233メートルの展望台から眺めるマカオの街並み。この日はあいにく天気で時折小雨がぱらつき、長袖を着ても寒いほどの気温でした。眺望も芳しくありません。この時は日本人の団体客が展望台に何人もおり、異口同音に「飛ぶのなんて無理」「こんなん飛ぶなんてアホやろ」と喋っていましたが、そんな中を「アホで悪かったな」と腹の中で悪態をつきつつ、私は挑戦するのでありました…。



展望台の窓に貼ってある注意喚起ステッカー。落下する人に注意だってさ。



このブースの先にジャンプするお立ち台があるのです。ブースへ入る前に、全装備を装着した状態で体重計測が行われ、その数値が手の甲にマジックで大きく書かれます。安全上の措置なのでしょうけど、ちょっと恥ずかしかったなぁ…。



さぁ、お立ち台の一番先に立ちましたよ。ハーネス装着段階では大して怖くないだろうと高をくくっていましたが、いざこの場へ立つととんでもない恐怖感に襲われ、勢い勇んで挑戦しちゃったことをこの期に及んでちょっと後悔。しかし生粋の神州男児ならば、この程度で怯んだら一生の不覚。そう自分に言い聞かせて、潔く玉砕することを決意。

この時、私の脳味噌の中でリピートして流れていたのが、自分で勝手に海外一人旅の際のテーマ曲にしているSHOGUNの「男達のメロディー」。

「男だったら流れ弾のひとつやふたつ、胸にいつでも刺さってる」
「どうせ一度の人生さ」
「運が悪けりゃ死ぬだけさ、死ぬだけさ

待機している間に風が強くなり、若干の雨粒も顔に当たりはじめましたが、風が弱くなった隙にスタッフからGOサインが出たので、いざ行かん!
3・2・1…



バッ!



ンッ!



ジーーーーーーーーーッ!

















あっけないほど潔いジャンプを見せた私。
落下中は風に流されてしまい、地上の安全マットの位置から思いっきり外れています。もしここでロープが切れたらお釈迦だな、せっかく高い金を払ってるんだから飛ぶまでもう少し時間をかけても良かったかもな…なんて悠長なことを呟けるほど、落下中はかなりじっくりといろんなことを考える時間がありました。飛んじゃうと今までの恐怖感が嘘のように、ただひたすら爽快なんですね。
一番下まで下りきった後、伸びたゴムが収縮して再び上昇しますが、その上昇しきったポイントで、足から伸びる紐を左へ強く引っ張ると、足首を固定していた金具が外れ、いままで逆さまだった体がちゃんと直立した状態に戻るので、安定した状態でマカオの街並みを眺望することができました。大袈裟に言えば「挑戦者のみが許される展望」なのでしょう。マカオの街は霧で煙り、頬に当たる風や雨粒がちょっと痛く冷たいのですが、それでもジャンプによる達成感で気分が高揚し、地上に降りるまでの間はこの上ない爽快感が全身に走りました。バンジージャンプは楽しいねぇ。

最後に、私が落下している様子を撮影した動画がありますので、よろしければご覧ください。
この動画は施設側が撮影したものでして、バックで流れている音楽は施設側が付けたものです。また無駄なシーン(ハーネス装着等)が多かったため、前半部分を中心として部分的にカットしています。




コメント (2)
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