Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

iPS細胞移植が遂に臨床研究の段階へ! 2014年9月13日

2014-09-13 13:58:43 | 日記・エッセイ・コラム

残り試合19を残して、巨人に優勝マジック、14が点灯した!おおかたセ・リーグの優勝が巨人に決まった感が深まった!兎に角、我等が広島が幾ら追いかけても、2位を行く広島は大事な試合を落とし、王者・巨人は、ゲーム差3をキープして、スルリっと抜けて、なかなかトップ巨人との差が縮まらない!あの9月2~4日の巨人との3連敗が痛かった!広島が昨夜の阪神戦を6回を投げた福井が8点の大量失点して、2-8で負け、DeNAを4-0で完封した巨人とのゲーム差が5.0に広がった!どうやら今シーズン広島の目標は阪神とのクライマックスシリーズ2位進出争いに落ち着きようだ!・・・

世界に先駆けて2006年、山中伸弥京大教授52歳がマウス細胞から“iPS細胞(induced Pluripotent Stem cell、人口多能性細胞)”の作製に成功してから8年後、理研・再生科学総合研究センターの高橋政代プロジェクトリーダー53歳等が、兵庫県下の72歳になる女性加齢黄斑変性・患者の腕から摘出された4ミリ角の皮膚細胞に6種の遺伝子(Oct3/4、Sox2、Klf4、L-Myc、Glis1、LIN28)を導入して、10か月間メッシュの上で培養し、シート状に作製されたiPS細胞に、特殊なたんぱく質を加え更に培養し、網膜組織の一部“網膜色素上皮”に変化させ、長さ3ミリ×幅1.3ミリの短冊状のシートに切り分けて加工してきた!因みに高橋リーダーの夫の高橋淳京大教授52歳は山中教授のiPS研究所の副所長らしい!・・・

昨日午後2時20分から先端医療センター病院で、加齢黄斑変性に侵されてきた72歳女性に全身麻酔され、栗本康夫・眼科統括部長53歳10人等による執刀手術が始まった、まず患者の右目の表面に穴が開けられ、黒斑が伴い、視界が歪んで見え、極度の弱視の原因になっている変性した黄斑患部の網膜色素上皮と、感覚網膜にレーザーメスを入れて、1.3×3ミリの患部を除去した、病院独自で開発したチューブ状の特殊な器具を、目の表面から目の網膜の中心である黄斑部に挿入して、10か月間培養した網膜色素上皮細胞シートを移植する手術に見事成功して、全ての手術が午後4時20分に終了した!☆・・・

術後の経過が順調なら、その女性患者は1週間ほどで退院するが、通院しながら移植手術後1年間の経過観察に入る、視力検査、眼圧検査、眼底検査、そして癌化の有無などが精密に調べられていく、この臨床研究は50歳以上の悪性の加齢黄斑変性患者に施されるが、治療費は研究費で賄われるため、患者の費用負担はないようである、今回の患者を含め、計6人の患者への移植手術が当初計画されていたが、再生医療安全性確保法が、この11月に施行されるため今回の1名に限定されたらしい、残りの5名の移植手術は改めて申請されるとのこと、なんと50歳以上では100人に一人が発症すると言われる、喫煙や血管の詰まりやすい脂肪分の多い食生活は危険要因らしいですぞ!今国内には70万人もの加齢黄斑変性患者が効果の少ない治療を受けているらしい!まだ治験に2,3年はかかるらしいが、1日も早い本格的医療保険治療が待たれる!・・・

次のiPS細胞臨床研究による移植手術のターゲットが次々予定されている 、2015年度中に京大による、神経のiPS細胞を作製して脳に貼り付ける“パーキンソン病治療”と、血小板iPS細胞を作って投与する京大と東大による“血小板減少治療”が、2016から2017年度にかけて大阪大が心筋のiPS細胞を貼り付ける“重症心不全治療”と、角膜iPS細胞シートを角膜に貼り付ける“角膜障害治療”が、2017から2018年度にかけて、慶応大が神経幹細胞を作って脊髄に移植する“脊髄損傷治療”が、2018年度に、光を感じる視細胞を作り網膜に貼り付ける理化学研究所と先端医療センター病院のタックによる“網膜色素変性症治療”の臨床研究が予定されている!・・・

 

 

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