Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

新・花燃ゆ、第35話“孤高(超絶)の戦い!~前編” 2015年8月31日

2015-08-31 10:20:22 | 日記・エッセイ・コラム

長州征討のため、幕府軍総督・徳川茂承(もちつぐ、紀州藩第14代藩主)と、副総督・本荘宗秀(ほんじょう むねひで、丹後宮津藩第6代藩主)率いる幕府軍は広島に軍を進め、本陣を構えていた、陸軍奉行・竹中重固(しげかた)も同席していた、幕府老中・小笠原長行が軍の士気を鼓舞して言った「表向き恭順の裏で、不貞を企て、再三の召喚にも応ぜず、あまつさえ、密貿易の疑いまである!この長州を討てと、再び勅許が下された!」、徳川茂承『公方(くぼう、将軍)様も既に大坂に御着陣!長州が此度の呼び出しに応じなければ、直ちに攻撃を開始する!』、おおおおお~~~!・・・

一方、下関・長州軍駐屯所では、野村靖が隊士たちを前にして熱く語っていた「これまでの知らせをまとめると、どうやら幕府軍は、この五方面へ兵を進めて居る、芸州口、石州口、周防大島口、小倉口、萩口、いずれも突破されると厄介じゃ!」、山県「此度は武士、百姓、町人、共に闘う、兵の訓練、士官の要請など、まだ不足がある!」、利助「すでに小銃7千丁を配りましたが、なんせ、新式銃です、扱いに慣れんもんで!」、前原「諸隊に弾薬を運ぶ経路を見直さんにゃならん!今しばらく、時を稼ぎたいところじゃなあ!」、高杉がそれをじっと聞いていた・・・

山口城では伊之助が幕府の召喚に応じて、嘆願書を持参し、毛利家の罪状をすべて認否した上で談判し、時を稼ぐため広島へ行くと、敬親の前に出て志願した、元徳『じゃが、単身で敵陣に乗り込むとなれば抜き刺しならぬことに成ろう!?』、伊之助「たった一藩で幕府軍を打ち砕くか否か、天下分け目の今、例え、骸(むくろ)となって帰ろうと、いささかの悔いも御座いません!それに京では、桂殿が道役になってくれましょう、更に、我が軍には海軍総督・高杉晋作なる風雲児が居ります!この命、実に賭けがいが御座います!ただ一つ、懸念すべきは、民です!民・百姓も兵に加わるからには、何故今、戦火を交えるのか?幕府を迎え討つにあたり、長州藩の忠義とは何か?広く藩内に知らしめるべきかと!?」、敬親『伊之助、そうせい!』 、出た~~~!はっ!・・・

そのことを元徳が銀姫、潮、美和らに知らした、小田村殿が?、元徳『小田村は既に、幕府との交渉のため、広島に向かった!と云うても、時を稼ぐためじゃ!幕府は我が藩から10万石減俸し、殿や余(よ)を、四支藩の主、桂を始めとする重臣と共に、広島に出頭せよと!それに、興丸も!応じれば和平、拒めば戦さ!』、銀姫『成れば、戦さで御座いますね!?』、『ああ!いよいよじゃ!』 ・・・

都美姫の間(ま)には甲冑が一体置かれていた、銀姫『御前様、これは一体?』、都美姫『わたくしの、甲冑である!』、薙刀隊も再編成されていた、『この城に攻め入られることも、充分あり得るであろう、その時はわたくしは、戦う積りじゃ!姫は如何じゃ?』、『無論、わたくしも、戦います!』、わたくしも!、わたくしも!、わたくしも!、美和は?、「恐れながら、わたくしは、逃げたいと!興丸様をお連れして逃げて!何処までも逃げのびて!危険な際には、この身を挺して、興丸様をお守り致します!例え、長州が焦土となろうとも、興丸様さえご無事なら、毛利家は必ずや復興しましょう!」、都美姫『美和、お前は諸隊の兵たちには見知りも多い、今こそ、お前の力が要る!』、美和「お許しして頂けるなら、申しあげたきことが!」・・・

美和は大奥のお女中の前にして、山口城の鳥瞰図(ちょうかんず)を広げて能書きを並べ始めた「これが山口城に御座います、東と南に在ります外門の警護をまず固めます、次に内門を!もし破られても、砲台が在り、その砲火をかいくぐられても、土塁とお堀の水で時を稼ぐ、そして警護の門を七つ口に集める!」、潮『その奥の書院に興丸様を?』、「いえ、興丸様はこちらに!」、銀姫『女中の長局(ながつぼね)?』 、「この手前におなごたちを集め、奥に興丸様を!隙を観て、勝手口から外門へお逃がしします!」、銀姫『へえ~~、何処でその策を!?』、「はあ、昔、兄の講義を聞きかじったことが!兵の数が劣るときは、まず1点に敵の兵を集める!そして、その裏をかき、速やかに退却せよと!」、銀姫は感心して言った『気に入った!』・・・

それから、美和は、おもむろに表使いの日出に向かって言った「日出さま、万が一の時は、長局の差配をお願いお任せしても宜しゅう御座いますか?」、わたくしに?、何故日出様に?、美和「恐らく、一番肝が据わったお方かと!幕府軍相手に、ひるまず、騒がず、一杯喰わせるぐらいの気骨をお持ちでいらっしゃいます!」、日出は覚悟を決めて言った「お任せ下さい!一杯どころか、二杯、三杯!喰わせて見せます!」、おっほほほほほ~~~!と全員から笑いが溢れ出た・・・

その頃、伊之助は広島・国泰寺(こくたいじ、安国寺恵瓊の創建)に本陣を張った幕府軍を訪れて、嘆願書を提出していた、それを副総督・本荘重固と幕府老中の小笠原が読んで言った『病じゃと?皆、病と申すか?藩主・敬親公、元徳公、興丸殿!?』、伊之助「今、国元では流行病でして!」、本荘『桂小五郎は?』、「それが、京の戦さ以来、行方知れずで御座います!」、高杉晋作は?、同じく行方知らずで!、前原一誠は?、脱藩いたしました!、太田一之進?、同じく脱藩!、村田十三郎?、死去致しました!、もう良い!嘆願書を破り捨てた!、それ以上の作りごとは、御公儀への謀反と見なす!先の使者、宍戸備後乃助ともども、押し込みと致す!今日は宍戸は?、病にて、宿で臥せって居ります!、己、捕えよ~~!・・・

小田村様が捕らえられた?、美和がそのように聞いて、寿に文で知らせていた、すでに萩の杉家にも伝わっていた、亀「ですが、小田村様は殿の御名代として、参った訳ですから、御身は御無事でしょう!」、梅太郎「否、もはや、そのお命、幕府の腹積もり一つじゃ!見せしめに、刑に処されることもある!」、寿「覚悟致しております!」、滝が“長防臣民合議書(ちょうぼうしんみんごうぎしょ)”なるものを手にして言った「これ読みました!」、梅太郎「ああ、これか、此度の戦さ、何故?戦うか?長州藩の大儀とは何かを記したものだ!」、滝「もはや、この戦さ、避けられぬと分かりました!食べ物を、それから薬を用意しましょう!誰が何時ここに来てもええように!寿、てつどうてくれますね?」、はい、母上!・・・

御免下さいませ!、そこへ突然来客が在った、一度は美和の推薦で萩城の大奥に就職した高杉の妻・雅だった、「今日はご挨拶に伺いました、下関に発つものですから!」、下関に?、「海軍総督・高杉晋作を支えに!」、雅は、下関で海軍を率いる晋作の傍に居て、世話をしたかったのじゃ、野村靖が高杉の女の芸子・うのに話しかけていた、利助が晋作に訊いた「如何するのですか、おうのさんは?」、その時、高杉様!幕府軍の進軍が始まった模様!と中原復亮(またすけ)奇兵隊士の伝令が入った!そのすぐあと、前原一誠が朗報「薩摩勢が出兵を取り止めたぞ!」・・・

何故、薩摩は出ぬ?薩摩ばかりではない、広島、宇和島藩も!?広島に陣を張る幕府軍は困窮していた、本荘「この戦さには大儀がない、朝意に反すると!」、陸軍奉行・竹中「薩摩の兵が引いては、萩口の攻めは為し難く!」、幕府老中・小笠原「ならば、残りの四境を攻め落とせばよい!数ではこちらが優位!まずは、周防大島からじゃ!」・・・大島では、幕府軍が揚がって来よるらしい!の噂が島中に伝わった、噂通り、幕府軍は砲弾を撃ち込み、民家を焼き払い、女、子供などを犠牲にし、一気に周防大島が幕府軍によって攻め取られた! その訃報は敬親の耳に届いた、激高した敬親は『撃て~~!』と長州軍艦“丙寅丸(へいいんまる)”の高杉晋作に命令を下した!・・・

船上で高杉は聞いた『前原、この戦さ、如何思う? 』、前原「まともに考えたら、勝てる気はせんな!向こうは万!こちらは千!」、高杉『その万の兵が皆、本気で長州を滅ぼしたいと思うとるならなあ!志しのない!寄せ集めの兵など、恐れるに足らん!この扇一つで充分じゃ!灯り目掛け、撃て~~~!周りに見えるんは、全て敵じゃ!撃ち込めるだけ、撃ち込め~~~!』、慶応二年(1866)六月十二日、周防大島近海の幕府軍艦停泊場は、火の海となり、幕府軍は撃退された!その朗報は都美姫のもとにも届いた、園山『高杉殿が率いる丙寅丸が幕府軍艦に砲撃し、更に第二奇兵隊が西から上陸し、山間から鉄砲を撃ちかけたそうです!幕府軍は軍艦へと引き返し、大島から撤退!自ら石持って戦った民たちも解散を叫び、喜んでいると!』、誠に良かったのう!?、はい!はい!、都美姫も園山も大喜びじゃった・・・

高杉雅が山口の大奥に美和を訪ねていた、雅様、まさか山口でお会いできるとは!如何されました?、雅が何やら古びた麻袋の様なものを差し出した?杉家の母上様から預かって来た百合乃助の遺品の様だった、何と、それは畑の種であった!父上唯一の肩身であった、美和は何かを思い出したように、杉家が作っている薬袋を雅に見せた、同じ様なものを奥でも作ったと言って、美和はその一つを雅に持たせた、雅が腑に落ちない顔をしているので「如何致しました?」と美和が訊いた、雅「おなごが居りました!旦那様にお妾が居ったんです!」、美和も元徳より聞いていた、どうしても夫の高杉の傍に居たくて下関を訪ねると、高杉はもうずっと、ある芸子と一緒に居ると、人づてに、そのことを聞いたらしい、誰にも言われずままに居たようだ、「わたしは家で一人帰りを待っていたと云うのに、こんな裏切り許せません!」・・・

美和は久坂が、京で辰路と云う芸子とねんごろになり、情を通じ自分の子をはらませたと、話してくれたことを思い出していた・・・その頃、辰路は男児を産み、間借りして、仕立屋を営み、その二,三歳ぐらいの子を立派に育てていた、そこに芸子仲間が来て辰路に話しかけていた「ほんまに惨めなもんやね、昔はよう売れてたやん、そやのに、こんな、こぶつきじゃ、もう如何にもなれへんな!」、辰路「さあ、仕上がりましたえ!いっといでやす!」、その芸子仲間はその着物を受け取り、置屋に出かけて行った、その時、辰路にとって宝物の様な存在の我が子が目覚めた、その子を抱き上げた「気にせんでええ、秀次郎、お前のお父ちゃんはなあ、偉いお侍さんで、萩云う処から来たんやで、京で立派に戦こうて、逝ってしもたの、もっと知りたいね、お父ちゃんの事、何時か萩に行けたら、話し聞けるんやろか?もっと今より幸せになれるんやろか?」・・・

雅が美和に話しかけた「久坂さんも以前、確か、ある芸子と?」、美和「あっ、あれは何でもなかったんです、ただの噂やったようで!」、「そうですか、それは、よう御座いました、辛いものです、夫の心が、移ろうのは!」・・・一方、戦さは諸藩の寄せ集めである幕府軍が、まとまりを欠き、各地で長州藩が、石州口でも、芸州口でも、小倉口でも、勝利を収めていた!石州口では、兵学者・大村益次郎が自ら、指揮を執った!大村の“散兵戦術”は幕府軍を圧倒した!伊之助の牢にやって来た敵・副大将の本荘宗秀に、捕らわれの身となっている伊之助が和議を求めた、伊之助が言った「そろそろ、頃合いでわ、実は殿が懸念されて居られる、確かに我が軍、志気高く善戦して居るが、さすがに幕府海軍、総力を挙げて来られては、勝ち目がない!幕府軍とて、戦さが長引くことは望みますまい!」・・・

本荘『ふん!今さら、和議など!』立ち上がろうとした、伊之助「もし、わたしを釈放し、山口、そして下関へ遣わせて頂けるなら、この不利益な戦さ、和平に転じて見せましょう!」、うぬ、お主なかなか話しが分かるな、本荘は乗った・・・『それで勝手に交渉を?』、本荘は自分の一存で書状も認(したた)めたと幕府軍総督・徳川茂承に報告した、本荘は、もし長州が和議に応じれば、即座に返書を!と要求した、しかし、その返書は茂承のもとに届いていた、“和議には応じず!悪まで、戦い抜く構えと!”、それを本荘に突き付けた、ですが!、茂承『もし、あらぬ話に乗せられ、軽挙妄動に出たと云うなら、その方の罪は重い!直ちに大坂に召還!お役御免!厳罰を覚悟せよ!』、本荘の心は木っ端みじんに打ち壊された!さぞ、伊之助は騙される馬鹿な本荘をあざ笑ったであろう・・・

 

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北京世界陸上最終日の女子マラソン! 2015年8月30日

2015-08-30 08:59:35 | 日記・エッセイ・コラム

今朝の北京は気温24℃、湿度63%と蒸し暑いが割と凌ぎ安く、どんより曇っていた、日本時間8時30分、永定門公園前を女子マラソン決勝の67人のランナー達がスタートして、ワンウエーコースへ出て行った、1キロ3′30″のスローペースで滑り出した、天安門前の5kmを17′51″で通過した、16人ほどに絞られた先頭集団が10kmを35′32″の17′41″で通過した、その中にはサンライズ・レッドのユニホームに身を包んだ伊藤舞(31歳、大塚製薬、ベスト2°24′42″)、重友梨佐(28歳、天満屋、ベスト2°23′23″)、前田彩里(さいり、23歳、ダイハツ、ベスト2°22′48″)の3人もシッカリ集団の前方に存在感をアピールしている!・・・

エチオピア勢、ケニア勢、もちろん日本勢3人など有力選手が、先頭グループを作り15kmを53′20″の17′48″で通過した、前田は名古屋ウイメンズの悪夢を振り払うように、しっかり給水を摂った、少し縦長になって20kmを1°11′19″の17′59″で通過した、中国勢が後方から追いついて先頭集団が少し増えた様な気がする、中間点を過ぎて、少し日射しが出てきた、23キロから重友が仕掛けたか?集団が少し縦長にばらけてきた、北朝鮮のキムヒソンが重友の背後にピタッと着く、また中国勢二人が置かれていく、13人の先頭集団が25kmを17′57″の1°29′06″あたりで通過した!・・・

前田も先頭の重友の隣に出てきた、8位以内に入賞した日本人トップに成ればリオ五輪の出場権が担保される!アフリカ勢が前に出てきて30kmを17′35″の1°46′51″で通過した、31キロ過ぎこのコース唯一のバイアダクト(viaduct、高架橋)の登りに掛かった、登りを降りたあたりから伊藤が少し遅れ気味になりかけている、あっ、33キロ過ぎからケニア勢3人がペースアップして、日本勢も外れ、先頭集団がアフリカ勢6人に絞られてきた!伊藤とキムヒソンとツガエが第2集団を作る、前田と重友が後方へ遅れて行く!35km地点を2°04′04″で通過した、伊藤にこんな力が残っていたのか?7位の伊藤が苦しそうに気力を振り絞って前を追う、優勝争いはケニア勢2人、キプロプ、キプラガト、とエチオピア一人ディババ、バーレーン一人キルワに絞られそうだ!・・・

八つもの曲がり角とU-ターンが在る五輪公園に入ってゴールの鳥の巣が見えてきた、ケニアのキプラガトが遅れ始めた、40kmを2°20′39″の16′34″で4人が通過した、伊藤が7位で40km地点を通過した、伊藤にリオ五輪が見えてきた、熾烈なアフリカ勢4人の優勝争いが始まった、残り200mだ、ディババが抜け出しトラックに入った、残り100m、エチオピアのマレ・ディババが強い!2°27′35″で金メダルを勝ち取った!☆ケニアのキプロプが2°27′36″で銀を、バーレーンのキルワが2°27′36″で銅を獲った!伊藤が7位でトラックに入った、サングラスを取った、そして伊藤舞が7位2°29′47″でゴールイン!河野監督と伊藤はシッカリ抱き合った!7位入賞を果たした伊藤はリオを掴んだ!前田彩里が13位2°31′46″で、重友梨佐が14位2°32′37″でフィニッシュした!・・・

8月27日(木)の女子5000m予選1組6着15′33″84の鈴木亜由子と、予選2組6着15′28″18の尾西美咲がタイムで拾われて、現地時間今夜8時10分に行われた決勝で力の限りを尽くした!鈴木亜由子は15′08″29と云う素晴らしいPB(Personal Best、自己ベスト)で9位に入り、惜しくも8位以内入賞を逃した!尾西美咲は15′29″63で14位で終えた、二人ともお疲れさん!因みに、金銀銅のメダルは全てエチオピア勢がかっさらった、金メダルを14′26″83でAアヤナが、銀メダルを14′44″07でSテフェリが、銅メダルを14′44″14でGディババが獲得した!・・・

次回2017年にIAAF(International Association of Athletics Federations、国際陸上競技連盟)主催の世界陸上選手権大会(World Championships in Athletics)はイギリス・ロンドンで開催される、更なる日本人選手団の健闘を祈念して、北京からさようなら~~~!(@^^)/~~~・・・

 

 

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北京世界陸上8日目にして、日の丸が北京の空に揚がった! 2015年8月29日

2015-08-29 13:31:41 | 日記・エッセイ・コラム

朝からストレッチしながらテレビ4chの北京世界陸上、男子50km競歩決勝に釘付けになった!マティ・トス(32歳、スロベキヤ)が鳥の巣を出てから先頭に飛び出た、北京五輪公園内に設けられた1周2キロのコースを周回していく、日本からは、谷井孝行(32歳、自衛隊体育学校、ベスト3°40′19″)、荒井広宙(ひろおき、27歳、自衛隊体育学校、ベスト3°40′20″)と山崎勇喜(31歳、自衛隊体育学校、ベスト3°40′12″)が出場していた、日本人1位でゴールすれば自動的にリオ五輪の出場権が獲得できるご褒美がまっている!・・・

レース中盤から山崎が早くも遅れて行ったが、谷井と荒井は第2集団に着けて粘ったいた、8人ほどいた第2グループの中からペナルティを受けたり、ペースに着けなく脱落者が出て終盤では4人に絞られた、荒井も一旦後方に下がっていたが、盛り返して谷井に追いついていた!3位でトレントに着いていた選手が遅れ気味になり谷井と荒井が、メダルが見える3位と4位の位置に出た、谷井は荒井が互いに励ますように、この位置を守って行った、一時は2位を行くタレントの背中も見えていた、もしかしたら、日本人の2位、3位も夢ではないのかも?小生はそんな望みを密かに抱いていた!・・・

だが、タレントも奮起して譲らなかった、彼の背中は遠のくばかりであった、タレントのフォームは無駄のない惚れ惚れするくらい美しいものであった!単独首位を行くマティ・トス32歳は鳥の巣のスロープをくぐり抜け、スロバキアのナショナル・フラッグを受け取った、それを掲げて3°40′32″のタイムでゴールイン!祖国スロバキアに初の金メダルをもたらした!あの1分足らずのうんこトイレ休憩が無ければ、もっと良いタイムであったはずかも ? 2位のジャレロ・タレント(30歳、オーストラリア)が3°42′17″でゴールし銀メダルを獲った!・・・

残り5キロから谷井が荒井の前に出たて、谷井が単独3位をキープする、そして、そして、3位の谷井孝行が3°42′54″でゴールを果たした!獲った!獲った!今大会待望の日本人初めてのメダルを獲った!銅メダルを獲ったぞ~~~え☆☆!!谷井より少し遅れて荒井広宙が4位3°43′45″でゴールし、日本人初入賞に輝いたぞ~~~!二人は抱き合って互いの健闘を讃え合った!この二人は日本競歩界に初の快挙をもたらしたのだ!これは谷井と荒井がレース中、互いに励まし合い切磋琢磨して勝ち取った快挙だと云えよう!ヽ(^。^)ノばんざ~~~い!・・・

男子4×100m予選1組が始まった、3着とタイムで拾われた2チームがこのあとの決勝に進む、高瀬とサニブラウンはスタンド観戦となった、第1走者の大瀬戸一馬(21歳、法大)がスタートした、第2走者の藤光謙司(29歳、ゼンリン)に渡った、第3走者の長田拓也(21歳、法大)が継いだ、あっ!第4走者の谷口耕太郎(20歳、中央大)へアンダーパスの位置が少しずれ、上手く渡らずバトンリレーミスが起こった!谷口が4着38″60でゴールした、あとは2組4着以下のタイム待ちだ、あ~~~!タイムにも見放され予選敗退となった!あのもたつきがなければ~~!悔やまれる・・・

あっ!女子4×400m予選2組で3分30秒を切るNR(ナショナル・レコード、日本新記録)が出た!6レーン、青山聖佳(19歳、大阪成蹊大)、市川華菜(24歳、ミズノ)、千葉尚美(29歳、東邦銀行)、青木沙弥佳(28歳、東邦銀行)とバトンリレーして、7着3′28″91、予選敗退となる平凡なものだったが、2007年以来の日本新記録が出た~~~!また男子マイルリレー4×400m予戦では、田村朋也(23歳、住友電工、ベスト46″07)、金丸祐三(27歳、大塚製薬、ベスト45″16)、小林直己(24歳、東海大、ベスト45″79)、北川貴理(たかまさ、18歳、順大)とリレーして7位3′02″97でフィニッシュし、予選敗退したが、日本チームにとってはSB(シーズベスト)であった!・・・

ロックオンと呼ばれるスローペースで遂行した男子5000m決勝は後半2周に猛ダッシュが展開され、最期の第3コーナーからスパートしたモハメット・ファラーがケニアのディクを抜き去り、13′50″38″で、10000mに続き二冠を達成した!2日間に渡った男子十種競技はアメリカのアシュトン・イートンが最期の1500mを最後まで粘り抜き2位でゴールし、9045点の世界新記録で金メダルに輝いた☆中村明彦は7745点で16位、右代啓祐は7532点で20位だった、このあと行われた男女4×100m決勝はやはり、男女ともアメリカを寄せ付けずジャマイカが強かった!女子は41″07のCR(コースレコード)で、男子は37″36のWL(今季世界最高)で世界陸上4連覇を果たした☆!・・・

 

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北京世界陸上6日目、ボルトは強かった! 2015年8月27日

2015-08-27 22:10:44 | 日記・エッセイ・コラム

今日は朝から多忙な一日だった、9時25分に西市民病院眼科に入って経過観察を受けた、「視力も上がっているし、眼底検査も何の曇りもなく、網膜も全て順調に回復し安定してますね、これで終わりにしましょう、かかりつけの曾谷眼科医院には、その旨を書面で伝えておきます、1週間以降に行ってみてください!」これが小生の最期の経過観察となった!加古河バイパスに沿ってジョグして戻り、新加古川大橋を渡ったところで、河原村のお地蔵さんを発見した、そこからニッケパークタウンのダイキに寄って、小生がサクラと命名した野良猫のためのドライフードとイリコ・鰹節を買った、その後、吉野家駅北店で、憧れの麦とろ牛皿御前580円を喰って帰った!・・・

   

夕食を食べながら6時前から始まった女子5000m予選を観た、A組の尾西美咲(30歳、積水化学、自己ベスト15′16″82)も、B組の鈴木亜由子(23歳、JP日本郵政グループ、自己ベスト15′14″96)も、鷲見梓沙(すみ あずさ、19歳、ユニバーサル・エンターテインメント、自己ベスト15′17″62)も、スタートから先頭に飛び出し攻めに攻めた!中盤からは粘りに粘った!その作戦が功を奏し、鷲見は11位16′13″65で落ちこぼれたものの、A組の尾西は15′33″84で6着に 入り、B組の鈴木も15′28″18で6着に入り、両者ともタイムで拾われて最終日8月30日の決勝に駒を進めた!・・・

夕食後7時過ぎに家内と共に家を出て、カーラジオで広島vs阪神戦の実況を聴きながら、誰もいない貸し切りの松ヶ井の水公園へ車を飛ばし、ミネラルウォーターをたっぷり汲んで来た!広島が、2回裏、エルドレッドの11号ソロが飛び出し、早々阪神をリードしていた、帰路に着いた頃には、もう1点追加していて、マエケンの好投が光り、広島が2-0で阪神16回戦に勝っていた!マエケンが10勝目を獲った、9回を引き継いだ中崎翔太に20セーブ目が点灯した☆これで広島は4連勝である!このまま一気に3位目指して浮上して行こう!広島は明日から横浜に乗り込んでDeNAと3連戦する、明日28日の先発は福井優也のようである、我が広島よ、いよいよここからが真価を発揮するときだ、クライマックスがすぐ手の届くところに来た~~~!・・・

それにしても、今夜の男子200m決勝でのボルトとガトリンの戦いは凄かった!素晴らしかった!世界はボルトの強さを、改めて思い知らされたのではないだろうか!?ガトリンの持つ世界記録19″57をボルトが19″55のWL(今季世界最高タイム)で破り、2位19″74のガトリンをゴール前では寄せ付けなかった!3位は19″87のジョボジワナ(南アフリカ)だった!女子400m決勝でも、2013モスクワ世界陸上200m決勝で脚がつり途中棄権した不死鳥アリソン・フェリックス(29歳、アメリカ)が見事に蘇った!何と、49″59の自己べストを更新して、WL49″26で史上初となる世界陸上9個目の金メダルに輝いた☆☆!凄いヽ(^。^)ノ・・・

 

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北京世界陸上5日目にしてメダルなし! 2015年8月26日

2015-08-26 23:30:58 | 日記・エッセイ・コラム

今日も日本選手にはメダルが無かった、男子やり投げ予選で84m66を投げた新井涼平にメダルの期待がかかったが、今日の決勝では83m07と振るわず9位どまりであった、ななな~~~んと!この男子やり投げ決勝で世界新記録が飛び出した!何とアフリカ・ケニアのイエゴが途轍(とてつ)もない大投擲92m72を投げて金メダルに輝き世界を驚かせた!( ゜Д゜)・・・

昨日25日の男子200m予選を見事通過した3人、藤光謙司(予選1組2位20″28)、高瀬慧(予選2組4位20″33)、サニブラウン(予選4組2位20″35)が今日の準決勝に出場した、いま伸び盛り若干16歳、城西高校2年生である2組のサニブラウンに決勝進出の期待がかかったが、20″47の平凡なタイムで5位敗退に終わった、彼ならこれからまだまだ伸びる、2020東京五輪を目指せば良い、藤光と高瀬は3組で走ったが、藤光は20″34で7位に、高瀬は20″64で8位に終わり、3人とも準決勝で姿を消した!・・・

女子200m予選5組に出た福島千里は、自己ベストの22″89に遥か及ばず23″30で5位、予選全体で34位に終わった、男子5000m予選1組の大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)は13′45″82で、予選2組の村山紘太(旭化成)は14′07″11で予選敗退した!この世界陸上の様なビッグなイベントになると、メダルを獲るより、参加・出場することに意義があり!も、ごもっともだろう、だが、日本人トップアスリートには1個でも良い、是非メダルを獲って欲しい ! 一体、誰が最初のメダルに輝くのだろうか?誰にリオ五輪のメダルを託したらいいのだろうか?決して、生まれつきの人種的身体能力の差などで片付けて貰いたくない!・・・

我が広島はここんとこ、ずっと4位に低迷して、なかなか3位の位置が遠のくばかり、今、単独首位の阪神をズムスタにお招きしている、昨夜の試合は台風15号の雨で流れたが、今夜の阪神15回戦は、ジョンソンが8回無失点の好投を魅せて10勝目を勝ち取った!打っては石原慶幸が2号ソロを、大砲エルドレッドが10号ソロを打つなどして、広島が首位・阪神に4-2で勝った、明日の16回戦もマエケンで頂きでえ!と行きたいものだ、ファイトいっぱ~~~!・・・

 

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