気温１３．７℃、湿度４９％の快晴の平和台陸上競技場をランナー達が１２時１０分にスタートし福岡の街に飛び出していった、今回の６５回福岡国際マラソンは日本人ランナーにとって４年に一度の五輪代表の選考を兼ねる大切な大会だ、10kmでペースメイカーの平野護（まもる、安川電機）がお役目を無事終える、１５kmを１７人の先頭グループが４５′０６″で通過していった、そして２０km地点を１０人が１°００′１１″で通過した・・・
あっ！フルタイム公務員職員“市民ランナーの星”川内優輝（２４歳、埼玉・春日部定時制高事務職員）が２０キロをすぎて遅れ始めた！２５kmを６人が１°１５′１１″で通過して行く、ここで残り３人のペースメイカーが外れていく、２６キロを過ぎてケニアから一般参加した、小森コーポレーションのダビリとNTNのムアンギが飛び出した！・・・
単独トップのダビリが３０kmを1°２９′４２″で通過していく、日本勢のトップ争いは前田和浩と今井正人そして岡本直己（２７歳、中国電力）に絞られてきた、３２キロを過ぎて岡本がこぼれていく、あっ！なんと！３３キロ手前でロシアのサフロフにぴったり付いて粘って蘇った川内が岡本をかわしていく、そしてそして前の今井と前田に１２秒差に迫る、日本勢トップ争いが熾烈になってきた！・・・
３５km地点をダビリが１°４４′３９″で通過する、＋３６″でムアンギも通過する、そして今井と前田が３分遅れで３５キロを通過する、単独５位に上がった川内が今井と前田に１０秒差に迫る！ぐいぐいその差を６秒差にして迫る！あっ！３６キロで川内が来た～～！並んだ！二人をかわした！その差が６mにひらく！今井と前田も粘る！川内に着く！３人の熾烈なトップ争いとなった！・・・
あっ！３８．４キロを過ぎてベストタイム２°０８′３７″（東京マラソン2011）を持つ川内がスパートした～～～！前田がこぼれていく、しかし今井は諦めない！今井が川内の直ぐ後ろに着く！・・・
独走態勢に入ったダビリが４０km地点を２°００′２４″で通過する！あっ！今井が川内の前に出る！二人が４０kmを２°０３′０７″で通過していく、あっ！歯を食いしばり川内が最後のスパートをかけて今井を引き離しにかかる！今井があとに置かれていく！今井が戦意を失いていく、何たる闘志の持ち主なのか！川内という男は・・・
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日本流通経済大を卒業したダビリ（２６歳）が堂々２°０７′３６″で優勝のテープを切り、第６５回福岡国際マラソンを征した☆ムアンギ（２７歳）が２位２°０８′４０″でゴールする、ロンドン五輪のケニア代表はすでに３枠中２枠を驚異の世界新記録２°０３′３８″を樹立したマカウと、ベルリン→テグと、世界陸上２連覇のアベル・キルイ（２９歳、自己ベスト：2°05′04″ベルリン・マラソン2009）がすでに内定を決めているらしい、残りの１枠をダビリが獲れるだろうか？獲って欲しい・・・
トラックに入った川内が最後の力を振り絞ってゴールに向かう、１０秒をきるのか！？１０秒を切ることが最低条件になるだろう、あっ！切った切った！１０秒を切った！川内優輝が日本人トップ２°０９′５７″でゴ～～～ル！☆川内は、ほぼ確実にロンドン五輪の切符を手中にしたといっていいだろう☆☆テグ世界陸上代表に続く快挙だ☆すごい・・・
４位２°１０′３２″で今井正人（２７歳、トヨタ自動車九州）が川内との死闘に破れ力尽きてゴールする、今回、今井は順大の元祖“山登りの神”の片鱗を見せたのではないだろうか、５位２°１１′２９″でサフロノフがゴールしたあと、九電工の前田和浩（３０歳）が疲れ果てて６位２°１１′４６″でゴールした・・・
