Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

人体4、Tレグを誕生させるクロストリジウム菌! 2018年1月28日

2018-01-28 17:06:45 | 日記・エッセイ・コラム

今日は珍しくここ加古川にも昼頃に、チョコっとだけ、雪がチラホラしてくれた、この日は日曜礼拝後、昼食を終えてから台所の後片付けを老人組のJグループのメンバーが担当した、そのあと、談話室でコーヒーを飲みながら仲間と談笑したあと帰路に着いた・・今日12時10分に長居ヤンマースタジアムをスタートした第37回大阪国際女子マラソンMGC(Marathon Grand Champion)シリーズは、初マラソンに挑戦したダイハツの腹筋娘こと松田瑞生(みずき、22歳、ダイハツ)が2°22′44″で初優勝し、2019年の9月以降に行われる2020東京五輪選考会のMGC出場資格を獲得していた、2位には2°23′48″の前田穂南(ほなみ、21歳、天満屋)が、3位には2°27′37″の安藤友香(23歳、スズキ浜松AC)が入った・・・

さて、免疫の暴走を抑えるTレグ細胞を創るのになくてはならないクロストリジウム菌の謎に迫って行こう、それがある意外な場所で解決のヒントが見えたと云う、スタッフはその意外な場所へ向かい、今回、何故かアレルギー症状が治まったと云う人が相次いでいる不思議な場所を見付けるに至った、それは700年の伝統を持つ神奈川県の曹洞宗 大本山 總持寺と云うお寺だった!そこには二十歳前後の若い僧侶たち、凡そ60人が修行に励んでいた、実は修行生活を送る若い僧侶たちに、アレルギーが改善したと云う人が続出していたのだ、ある僧侶は、花粉症があったが、この寺に来てからは、殆どか鼻水・くしゃみ・目のかゆみも無く過ごしていると言う、別の僧侶は、アトピー性皮膚炎を持っているが、上山してからは余りかゆみとかは気にならなくなったと言う!・・・

   

修行僧たちの腸で何が起きているのか?20人から便を頂いて腸内細菌を詳しく調べみた、その便の解析をしてくれたのが腸内フローラ(腸管内の腸内細菌の花畑)研究の第一人者である早稲田大理工学術院教授の服部正平さんだった、その解析の結果、修行僧たちの腸には、あの大注目の健康なクロストリジウム菌と云う腸内細菌がしっかり存在して備わっていることが分かった!・・修行生活の中に何か、クロストリジウム菌にとって良いことがあるのではないか?そこで服部教授が注目したのは、修行僧たちが毎日食べている精進料理(しょうじんりょうり)だった!何と食材にたっぷり含まれる食物繊維が鍵を握っていると観た!・・・

    

実は最新研究によって食物繊維の意外な働きが突き止められていた、腸内にクロストリジウム菌が沢山いるマウスに食物繊維たっぷりのエサを与え続けると、マウスの体内であの免疫のブレーキ役であるTレグ細胞がグ~~んと増えていた!ところが、同じくクロストリジウム菌が多いマウスに食物繊維が少ないエサを与え続けたところ、あまりTレグ細胞が増えなかったのだ!つまり、クロストリジウム菌は大好物の食物繊維を摂ることで、初めて、Tレグを沢山生み出していたのだ!この食物繊維は、我々日本人とは深い繋がりをもってきた、遥か昔から食べて来たキノコ類や木の実に始まり、その後の穀物や根菜、海藻類など、日本の食材は常に食物繊維がたっぷりだ!・・・

    

その食物繊維のお陰で、長い年月の間に、我々の腸にはクロストリジウム菌など、食物繊維を好む腸内細菌が多く住み着くようになったと考えられている、服部正平教授の研究によって、日本人の腸内細菌が優れたパワーを持ち、日本人の腸内細菌が優れた免疫力をコントロールする物質“Tレグ”を作り出す能力に秀でていると云える!欧米など11か国と日本の健康な人と比べると、日本人の腸内細菌は、免疫力をコントロールする能力が群を抜いて居たのである!長い間、食物繊維をタップリ摂り続けて来た日本人には、誰にでも鉄壁の免疫力を生む“腸”能力が備わっていたのである!・・・

    

だが、ここ60年の間に食べ物の西洋化が進んで来た現在の日本では、アレルギー性鼻炎だの、アトピー性皮膚炎だの、籍痰(たん)に悩まされる喘息(ぜんそく)だの、免疫の暴走による病いが増え続けている、今、人類が進化の過程で腸の中で少しずつ築き上げ、長い時間をかけて育まれてきた腸内細菌と免疫細胞との関係が、急速な食の変化によって乱されているのではないか?と考え始められている!山中伸弥MCは「今までアレルギーなどは皮膚や呼吸器で起こる問題だと思われてきたが、腸も関わっている可能性が強いのでは?」と憂いている・・次回は今回クローズアップされた精進料理のような食物繊維たっぷりな食生活の見直しに触れて行くことにしよう・・・

    

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人体4、免疫の暴走を“Tレグ”が止める! 2018年1月25日

2018-01-25 11:04:05 | 日記・エッセイ・コラム

ここんとこ加古川は、雪は降らないものの、最低気温が0℃前後/最高気温が4℃位止まりと、何もかもが凍(い)てつく様な極寒が続いている、こんなときに降らんで、雪は何時降んだろう!?・・さて、我々の腸には、全部で1000種類・100兆個もの有益な腸内細菌を選んで腸の表面に住まわせていると言われる、代表的な一つが、お馴染みの腸の調子を整えてくれる“ビフィズス菌”と云う善玉菌も居る、その仲間には、脂肪の吸収抑え、肥満を防いでくれる“バクテロイデス菌”と云う腸内細菌も居る!菌の種類は違うが、前回、免疫の暴走によって、多発性硬化症を患(わずら)った尾崎真由さんと、重症アレルギーを患ったイギリスのナタシャ・コーツさんが紹介されていた、また、二人の腸内では、共通して、幾つかの腸内細菌が減少異常を起していることも判明した!・・・

    

腸内の異変が疑われる中、何と、二人の病気に共通して減少していたのが、今、研究者の間で大注目の腸内細菌“クロストリジウム菌”であったと判った!このクロストリジウム菌と云う腸内細菌だけでも100種類もあると云われる!その100種類の中でも、病気の原因になる菌もいるし、免疫を制御して重要な役割を果たすものもまちまちだ、このクロストリジウム菌の様な特定の種類の腸内細菌が少ないと、多発性硬化症や重症アレルギーを引き起こす可能性が高くなってしまう!?腸内でクロストリジウム菌が少なくなると、何故、『免疫の暴走』が起きてしまうのか!?その謎を解くカギが、免疫研究の世界的権威、大阪大学・免疫学フロンティア研究センター教授の坂口志文さんによって発見された!・・・

   

そもそも外敵を攻撃するのが仕事と思われていた免疫細胞の中に、「全く違う役割」を持つ特別な免疫細胞が居ることが発見されたのである!その発見はノーベル賞ものと目されるほど世界中の研究者を驚かせた!阪口教授が見つけ出した新たな免疫細胞は、制御性T細胞の“Tレグ”と名付けられた、Tレグは暴走している免疫細胞を見付けると、異常な興奮を静める物質を放出して暴走を抑えてしまうのである!正にTレグは免疫のブレーキ役となる暴走免疫の番人である!何と、クロストリジウム菌をも増やし、免疫の暴走を抑えてくれる、その様な重要な役割を果たすTレグが、我々の腸の中で免疫細胞として生み出されていたことが最新研究によって明らかになった!何と誇らしい事か!・・・

    

しかも、免疫の暴走と関係していたTレグとクロストリジウム菌の少ない量と働きが、鍵を握っていた!一体、腸の中で何が起こっているのか?覗いてみよう、腸の管の中の表面を覆う透明な粘膜の層に入っていくと、腸が従える腸内細菌の集団が見えてくる、その中には食べ物の欠片に噛(かじ)り付いて、盛んに何かを放出しているクロストリジウム菌の姿を捕らえた、何を放出してるのか?実は、それは「落ち着いて!」と何かを伝えるメッセージ物質だった、おや~~?そのメッセージ物質が腸の壁の中へ入って行った?そこには丸い形をした無数の免疫細胞が浮遊していた、そのメッセージを免疫細胞が受け取っていた、すると突然、その免疫細胞が羽根を広げて変身~~~!そうです、これが普通はオレンジ色の免疫細胞から、興奮を静めるブルーの“Tレグへの誕生”だった!・・・

       

何と、腸に住むクロストリジウム菌が「落ち着いて!」と云うメッセージ物質を普通の免疫細胞に届けると、免疫の暴走を抑えるTレグ細胞が生まれたのだ!こうして腸で生まれた免疫のブレーキ役・Tレグは、訓練された免疫細胞と同じ様に、血液に乗って全身へ広がっていくと考えられているのです!そして辿り着いた先で、暴走を繰り返す悪い免疫細胞を見付けると、身体からTレグ細胞の粉を振りかけながら、その異常な興奮を抑えて行くのであった!全身の免疫本部である腸の役割は、免疫力を高めるだけにあらず、ブレーキ役をも生み出して全身の免疫力を程よくコントロールする役割まで担っていたのだった!では、次回は今回注目を浴びた、免疫物質に落ち着け!とメッセージ物質を放出してTレグ細胞を誕生させるクロストリジウム菌に焦点を当てていこう・・・

     

 

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人体4、免疫の暴走による腸の異変!? 2018年1月22日

2018-01-22 14:38:19 | 日記・エッセイ・コラム

昨日の朝の総合日曜礼拝のあと、教会のランチ300円を食べ、教会のカフェでコーヒー180円を飲み、教会の食堂で和菓子付き日本茶200円を頂いたあと、月一回、3時から始まる壮年以上を対象にした第2礼拝“Shine”に参加した!4時過ぎ帰宅すると12時半に平和記念公園前をスタートし、48キロ7区間を争う天皇盃第23回都道府県対抗男子駅伝はとっくに終わっていた、兵庫を含む近畿勢は総崩れで、アンカーの設楽悠太(したら ゆうた、26歳、武蔵越生高、東洋大、Honda)の大逆転劇で、埼玉が長野を抜き去って2°19′10″で、3年ぶり2度目の優勝を果たしていた!2位には2°19′56″の長野がつづき、3位には2°20′34″の千葉が入った・・・

さて、免疫本部のある腸の免疫力は、全身に波及する凄さがあるが、それが暴走すれば自分自身の細胞を攻撃したり、アレルギーを起こしたり、腸に異変が起こるようだ、免疫細胞が暴走するとは如何云う事か!?スタッフはイギリス・ロッキンガムの郊外へ飛んだ、そこで正に免疫の暴走に苦しめられている元女性体操選手、ナタシャ・コーツさん22歳を訪ねた、彼女は小さい頃からオリンピック選手を目指して数々の大会で活躍してきたが、4年前、息が出来なくなって胸が苦しくなる原因不明の病気を発症していた、これまで深刻なショック症状で病院へ運ばれた回数は250回に登っていた、彼女を苦しめる病(やまい)とは、命に関わるほどの重症アレルギーであった!・・・

    

ナタシャは自分の汗、涙、花粉、髪の毛、食物、薬、香水、洗剤、ジャンプー、煙、ハウスダストなど身の回りのあらゆるものに対して、身体中に激しいアレルギー症状が起きてしまうのだ、アレルギーによって髪の毛も抜けてしまった、極度の食物アレルギーのため、安全に食べられるものは、主にブロッコリーやジャガイモなど数種類しかなかった、こうした症状を引き起こしているのが、ナタシャさんの身体の中で起きている “免疫の暴走”である!暴走した免疫細胞の様子を捉えた貴重な顕微鏡映像があった、そこには激しく動き回りながら、盛んに赤い粉のような物質を仲間の免疫細胞に振りかけていた、すると赤い粉をかけられた仲間の免疫細胞を異常に興奮させ、敵ではないものまで攻撃させてしまうのです!・・・

    

その際、顔や全身の細胞にまでダメージを与え、様々なアレルギー症状を引き起こして行くことになる、毎日、ナタシャさんは25錠もの薬を飲んでいるが、そのアレルギー症状を止めることはできない!何時アレルギー反応で命を落とすかも知れない、日々そんな辛い恐怖と戦いながらナタシャさんは暮らさなければならないのです!一体、何が免疫の暴走を招いているのだろうか?今回、専門家が行ったナタシャさんの便の検査によって、彼女の腸に異変が起こっていることが判明した!便を調べると、腸内細菌の種類とそれらの多い少ないのが分かるようだ、ナタシャさんの検査結果を観ると、健康な人に比べて、クロストリジウム菌やラクトバチルス菌の仲間の腸内細菌が明らかに少なくなっていた!これは一体何を意味するのだろうか?・・・

    

一方、日本でも、尾崎真由さんと云う女性が、4年前に突然、腸からやって来た免疫細胞が暴走を起こして、手足のしびれや震えが止まらず、徐々に歩くことが困難になる“多発性硬化症”と云う病気を発症した、症状が進むと、失明したり言葉を話せなくなる恐れもあった!原因は脳にあった、何と、暴走した免疫細胞が脳の白く濁った部分の細胞を、敵と勘違いして攻撃したのだ!驚くことに、この多発性硬化症と云う病気もまた、腸で異変が起こっていたことが突き止められた!国立精神・神経医療研究センターの免疫学者・山村隆さんが尾崎さんの便を詳しく解析したところ、やはりクロストリジウム菌とバクテロイデス菌の仲間の腸内細菌が減少していた!・・・

       

免疫の暴走が引き起こす二つの病、ナタシャさんの重症アレルギーも、尾崎さんの多発性硬化症のどちらでも、特定の腸内細菌の減少が発見された!何故、免疫が暴走してしまうか?は充分わかっていないが、ただ有力な仮説として、腸内細菌の減少異常が関わっているのではないかと、人体に100兆個あるとされる腸内細菌をクローズアップして多くの研究者たちが原因の解明に励んでいると、スタジオの山中伸弥MCが語ってくれた!人の細胞の数がおよそ37兆2000億個とされているが、100兆個とは桁外れである・・次回はこの1000種類/100兆個もある腸内細菌にスポットを当てて行くことにしよう・・・

    

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人体4、腸がなせる免疫細胞の訓練! 2018年1月20日

2018-01-20 15:30:49 | 日記・エッセイ・コラム

今日土曜日の10時半から、シリア伝道訓練師家族によるシリア料理にありつける“サプライズ・ランチの会(会費1000円、夫婦1500円)”が模様された、年寄り軍団“Jグループ”の25人が加古川バプテスト教会の広いダイニングルームに集い、シリア人家族と日本人女性教会員アシスタントが台所で料理をしている間に、来た者順で床の掃除、25人分のテーブルと椅子並べから、テーブルクロス掛け、数々の食器皿並べなどなどが準備されていった、11時30分頃、6つの大皿に盛られたメインデッシュ“カプセ”とナンや諸々の惣菜が食卓の6カ所にド~~んと置かれた、またスープ、サラダからデザート、黒茶までが、次々各自の食卓に出された、ふんだんに盛られたチキンとインディカ米料理が目立っていた、感謝のお祈りのあと、日本では珍しいアラブの料理の珍味を腹いっぱい堪能した!(*^_^*)ジュルリ・・食後にはオハジキ・ゲームも楽しんだよ、喰い切れなかった分は、各自お持ち帰りし、小生は今晩の夕食と明日の朝食の一部として頂こう!家内と次男が食べてくれればいいのだが・・・

前回で、腸は外敵の侵入を防ぐだけではなく、全身の免疫力を高める役割があると学んだ!何と、そのために腸の中には免疫細胞を更に高める訓練場があったことが分かった、今回、様々な角度から撮った顕微鏡画像を組み合わせ、その訓練場の姿を立体的に捉えることが出来た、ビッシリ敷き詰められた絨毛に覆われた腸の表面をズームアップしていくと、一部だけ絨毛のない部分を発見した!その部分をさらに拡大すると、表面に小さな窪(くぼ)みがあった!そうです、この窪みこそ免疫細胞・訓練場への入り口だった、入り口付近にはいつも様々な腸内細菌や食べ物の欠片が漂っていた、腸内細菌が窪みに捕らえられ、そして、まるで蟻地獄にはまった様に、腸の壁の中に引きづり込まれて姿を消した!?・・・

    

その腸の窪みの内側を防衛するのが沢山の免疫細胞たちだ、トゲトゲした形の運び屋の細胞が腸内細菌を捕らえ、近くの免疫細胞の元へ腸内細菌を連れて行き、「これは敵ではない細菌だ!」と学ばせた、すると、その免疫細胞はその腸内細菌を“仲間”と認識した、あっ、今度はちょっと悪そうな細菌が窪みに捕らえられた、さっきと同様に運び屋細胞が免疫細胞の元へしょっ引いて行くと、免疫細胞はその怪しい細菌を病原菌と教え込み“”として学習させた、こんな風にして、わざわざ細菌などの異物を中に引き入れて、免疫細胞たちをトレーニングしていたのだ!顕微鏡で拡大された訓練場を覗くと、訓練中の免疫細胞とみられる丸い細胞がギッシリ密集していた!・・・

       

腸での訓練で、免疫細胞はインフルエンザ・ウイルスや肺炎球菌など、様々なウイルスや病原菌と戦う能力が高められていくのです!訓練を終えた免疫細胞の活躍の場は腸にとどまらず、血液の流れに乗り、腸を出て全身に派遣されていくと考えられている!そして全身の至る処で病原菌やウイルスと闘う戦士となって行くのです!腸内細菌と免疫細胞の二つを大量に従えたマー君や我々の腸は、正に全身の免疫力を司る免疫本部だったのです!・・免疫力を育てる腸の重要性が次第に分かって来たが、同時に厄介な問題もあるようだ、次回は免疫が暴走するとアレルギーや、自分自身の細胞を攻撃してしまって起こる病気があるようだ!次回は“腸の異常”ついて取り上げることにしよう・・・

         

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人体4、万病と戦う力は腸にあり! 2018年1月18日

2018-01-18 15:54:43 | 日記・エッセイ・コラム

昨日から、ここ加古川はあの寒さがウソのように姿を消して、3月の陽気が訪れたように暖かくなった、4,5日はこの陽気が続くようだ・・人体第4集『万病撃退!“腸”が免疫の鍵だった!』が始まった、腸は、インフルエンザ、食中毒、など、あらゆる病原菌から、腸内細菌が闘い人体を守ってくれる、またアレルギー性の喘息、食物アレルギー、花粉症から、更に深刻なリウマチなど自己免疫疾患を引き起こすと、免疫細胞が応戦してくれる、腸はまるで水戸黄門の助さんと格さんの二人を従えたかのように、全身の免疫力を強くコントロールしていることが分かって来た、腸は正に全身の免疫力の源だった、これまで“万病と戦う力は腸に在り”このテーマは21世紀の最もホットな研究テーマであったのだ!・・・

      

人体シリーズのナレーションが『如何すればこの命を全うできるのか?身体の中には巨大な情報ネットワークが存在する、臓器同士のダイナミックな情報交換がある、命を支える臓器たちの会話に今こそ耳を傾けよう!』が流れた・・今日のスタジオには、名門ヤンキースの二桁投手、マー君こと田中将大投手29歳と、4chサタプラから小島瑠璃子24歳が招待されていた、小生、今日からは余計な関係ないことは出来るだけ省いて、要点だけを拾って端折って行きたい!突然出て来た“腸丈夫!CGマー君”も省こう、あまり関係ない、成人の腸を伸ばすと、その全長が8.5mにもなる、また腸の表面とそれを覆うヒダ状の絨毛(じゅうもう)までピ~~んと拡げると、表面積が32㎡(たたみ20畳分)にもなる、腸は毎日、1日3食、大量の食事から栄養や水分を吸収し続けている!・・・

  

だが、腸に入ってくるものは食べ物だけでなく、色んな病原菌やウイルスが入ってくることもある、腸は身体の中で、もっとも外敵に曝(さら)され安い場所である、でも、近年の研究によって、腸がそれらの外敵を抑える仕組みがちゃんと備わった免疫力を司(つかさど)る臓器であることが分かって来た!マー君はプロ野球投手になって早10年、風邪や食あたりなどで試合を休んだことは一度も無いようだ、この裏には日々の家庭料理を作る妻・里田まい33歳の内助の功があるようだ、何と言っても、このマー君の強さを支えているは強靭な肉体である、正に鉄壁の免疫力の持ち主だ!一体、何が免疫力を高めているのだろうか?その秘密を腸のミクロの世界へ覗きに行って観よう!・・・

   

一番、胃の奥からポッカリ開いている穴から腸へ入っていくと、表面が綺麗なピンク色した透明な粘液に覆われていた、拡大してみると、びっしりと1ミリほどの絨毛(じゅうもう)と呼ばれる突起がビッシリ並んでいた、特別な光を当て撮影すると、絨毛の内部の毛細血管が網の目のように透(す)けて見えた、食べ物の栄養は絨毛から吸収され血液に乗って全身に運ばれて行く、腸の表面付近に住んでいるのが、腸内細菌の助さんと免疫細胞の格さんである、腸の表面を覆う粘液の中を撮影した映像を見ると、高精細に捉えた腸内細菌の助さんがうごめいていた、何と、その数は100兆個も居るらしい!・・・

        

では、もう一方の免疫細胞の格さんはと云うと、絨毛と云う処に居た、絨毛に覆われた腸の表面を輪切りにして、特殊な顕微鏡で観てると、絨毛の内部に赤いものが詰まっていた、これが全て免疫細胞の格さんだった、更に絨毛の生えている裏側を観ると、全面が真っ赤に染まった免疫細胞が詰まっていた、この免疫細胞とは病原菌やウイルスなどの外敵を攻撃し排除するミクロの戦士である!全身におよそ2兆個もいるとされる、何と、その7割を我々の腸が寄せ集めて、壁のすぐ内側に配備していた!腸は外敵の侵入から人体を守る門番だからこそ、免疫細胞を集結させて、マー君の身体を病気から守っていたのだ!・・・

          

では腸が従えた大量の腸内細菌や免疫細胞たちは、いざという時、どんなふうに敵の侵入を防ぐのか?のぞいてみよう、腸の表面付近には無数の腸内細菌が警護するために漂っていた、あっ、そこへ突然、悪そうな姿の病原菌が襲って来た!そこで腸の壁の内側に待機していた羽根の生えたような姿をした免疫細胞が、異変を察知して「攻撃せよ!」と攻撃メッセージを送信した!それを腸の壁が受信すると、大量の殺菌物質なる噴煙を噴き挙げた、その噴煙の攻撃を受けた病原どもは木っ端微塵に砕け散った!免疫細胞と腸の見事な連係プレーが病原菌を撃退したのだ、マー君が病気知らずで大活躍できる秘密は、人体の門番たる“腸のパワー”のお蔭であった!・・・

         

いやいや、腸はが敵の侵入を防ぐだけではなく、何と、全身の免疫力を高めるために免疫細胞を訓練すると云う 重要な役割があることが分かって来た、次回はその“腸がなせる免疫細胞の訓練”なるものを追って行こう・・・

 

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