今週も空いてる時間を有効活用して、日々、園芸三昧に没頭した!ごみ収集は週に2回、月曜日と木曜日だが、今週後半の間引き伐採剪定の進捗状況は、♪ 与作が木を切る、へいへいほ~~!へいへいほ~~!与作~~~!♪ これまで最高の成果を上げた!庭の日当たりも随分良くなりスッキリした!全体の3分の2は終わっただろう、あともう一息だ、ファイト!いっぱ~~~つ!・・・
当初、今日30日に予定されていた“はやぶさ2号本体”の打ち上げが、雷雨予報のため延期されていたが、いよいよ明日12月1日午後1時22分43秒に、種子島宇宙センターより、H2Aロケット26号に搭載されて、地球と火星の間にある“1999JU3”と云うC型小惑星(直径1km未満の小惑星、前回の糸川より一回り大きく直径が900m)へ向かって打ち上げられると、三菱重工とJAXA(宇宙航空研究開発機構)から発表された!はやぶさ2は地球の軌道を一周したあと、地球の重力に引っ張られながらハンマー投げの原理“地球スイングバイ”の航空技術を使いながら、JU3の軌道へ近づいていく、地球スイングバイのチャンスは地球とJU3が最接近するこの12月の時期しかない、これを逃すと2020年までない!・・・
一気にJU3の軌道へ乗り移った“はやぶさ2”は、JU3とランデブーを繰り返し、2015年12月にはその距離を1kmまで、速度差も毎秒1cmまで狭めてゆき、2018年夏の着陸に備える!はやぶさ2からは国産小型着陸探査機“マスコット(一度だけジャンプ移動が可)”1台と、欧州製“ミネルバ2(何度でもジャンプ移動が可)”3台が降ろされ探査し、それらを“はやぶさ2”が水など多くの有機物を含んだ“炭素質コンドライト隕石”の鉱物組成を採集する !着陸時に、“はやぶさ2”からは分離カメラがどび出し、その雄姿を捕える! “はやぶさ2”には高性能アンテナを2基も搭載されている!お椀型1基だった“初代はやぶさ”より4倍も多くのデーターを送信することが出来る!・・・
初代はやぶさは大気圏突入時に燃え尽きた、しかし、命尽きる前に、しっかりカプセルだけを放出し、オーストラリアの砂漠パラシュート投下させたが、今回、“はやぶさ2”が採取しカプセルに収納されたJU3の岩や砂は、本体から切り離されることなく乗せられたまま、“はやぶさ2”は秒速12kmでの大気圏突入にも耐え、高度10kmでパラシュートが開き、6年間、往復52億kmに及ぶアドベンチャー・ジャーニーを終え、無事オーストラリアの砂漠に帰還するらしいですぞ!・・・
損傷次第ではその再運用も可能らしい、その帰還は2020東京オリンピック・パラリンピックの開催年度の12月になるようである、う~~~ん、楽しみ~~~ん!“はやぶさ2”の無事なる帰還を祈念して今日2発目の、ファイトいっぱ~~~つ!(*´▽`*)・・・あっ!明日、種子島周辺で強い季節風が予報され、打ち上げが3日水曜日に再延期された!そう言えばここ加古川も夕方から本格的な雨が降り出している!止みそうもない!あ~~、明朝のゴミ出しが大変だ!・・・
さて、本題に入ろう・・・慶長5(1600)年7月、佐和山城で蟄居(ちっきょ)していた三成が、家康を討つため大坂城へ入った、一方、上杉討伐に向かう家康は江戸城に戻っていた、井伊直政「思惑通り、三成が罠にかかりました!」、家康『ようやく動いたか、勝負はこれからじゃ!』、家康は東から、三成は西から味方を募っていた、一方、中津城では多くの村人、町人等の徴兵志願者が押し掛け、如水と九郎右衛門は、武具を持たぬ者には武具を与え、禄を前払いし、新たに兵を雇い入れ、来る決戦に備え始めていた!・・・
如水『よいか!黒田に仕えたいと云う者は、必ずや、雇い入れる、この如水がそう言っていたと、村々に広めてくれ!』、へいっ!、禄を二度貰おうとする者を咎めることなく、如水は『二人分働け!』と励まし雇い入れた!ケチと言われた大殿とは思われませんな!?ここぞの時に銭を使う!そのための契約じゃ!と九郎右衛門は如水を讃えた!たちまち数千の志願兵に膨らむ勢いだった!如水『まだ足りんな、より多くの百姓や町人を鍛え、これぞと云う者は士分(しぶん、武士)に取り立てよ!この如水が立ったという噂を九州一円に広めるのじゃ!』・・・
大坂城に、家康を成敗する期が熟したのを見計らって戻った三成を、彼の帰りを待ちわびていた淀君と秀頼が迎えた、三成は言った『これで亡き太閤殿下の大恩に報いることが出来まする!』、淀「家康がこの大坂城に居る間は、毎日が苦痛であった、してお味方はいかほど集まる?」、三成『毛利、宇喜多、小早川、島津、小西にそれがし、10万は降りますまい!』、淀「あの憎たらしい古だぬきを速やかに討ち果たしておくれ!」、『必ずや!』、秀頼「三成、頼んだぞ!」、『ははっ!この石田三成、命に代えても豊臣の天下をお守り致しまする!』・・・
早速、三成は長束(ながつか)正家と増田長盛を呼んで事に取りかかった、告訴状“内府(内大臣)ちかひの條々 ”を豊臣政権五奉行の一人、近江国水口岡山城主・長束正家に渡し命じた、『これを奉行等諸将に送り、大坂に集まるよう促すのだ!亡き太閤殿下のご遺言を、家康が如何に踏みにじって来たか、数々の非(間違い)を訴える!大儀は我等にあることを世に示すのだ!』、長束「分かった、直ぐ手配しょう!」、三成は長盛に命じた『長盛殿、家康に従い、関東に下った大名たちの妻子を大坂城中に集めよ!』、長盛「人質か?そこまでせずとも、豊臣恩顧の大名は我等に組するのではないか?」、『福島、細川、黒田、奴らがこの三成憎さに結束して居る、くだらぬが、生ぬるい手では、切り崩すことが出来ぬ!』、「承知した!」・・・
如水が新たに雇い入れた兵は、如水が見守る中、厳しい鍛錬を受け、長政率いる黒田本隊5千4百を凌ぐ勢いで増え続けていた、九郎右衛門が 三成からの書状を持って現れた、『三成から?』、それに目を通した如水は一笑して言った『味方に着けば、恩賞は望みに任せるそうだ!』、「大殿にまで、かような書状を送り付けて来るとは必死の様!」、『九州の内、七か国を約束すれば、お味方するとでも書いとけ!』、「それだけで宜しいので?」、『ふん、光と栄は如何なった?何か知らせがあったか?』、「三成の手が及ぶ前に、無事お逃がしすると申しておりましたが、その後どうなったかはまだ!」、『善助と太兵衛をつけて居る、心配はあるまいが!』・・・
天満の黒田屋敷ではお福とお道が、光殿と長政の妻・栄の見張り役を務めていた、そこへ善助が現れた、お福「お方様!」、善助が二人が居る部屋に入り言った「お方様、たった今、お達しが出ました、大名の妻子は皆、大坂城に入るようにと!」、光『やはり出ましたか!』、善助「逃げぬようにと、奉行の手の者が諸大名の屋敷を取り囲んで居ります、ここへやって来るのも、間もなくかと!」、光『ひとまず、ここを出るしかありませんね!』、栄「ここを出ると言っても、行くあては?」、『手筈は整えて居る、善助!』、ははっ!、善助が太兵衛を呼び入れた、炭屋の格好をした太兵衛が、大きな炭俵を二つ担いで現れた、お福「何と言う姿か!」、太兵衛「はは、似合って居りましょうに!」・・・
太兵衛が光殿に念を押した「お方様、まこと宜しいので?」、『承知してして居るぞ!』、栄「何故、俵なぞ?」、『栄とわたくしが、この中に入るのじゃ!』、栄が目を白黒させて驚いた 、太兵衛「それがしが屋敷から御無事にお運び出し致します!」、栄「何処へ?」、「心配御座いませぬ!心当たりが在りますゆえ!」、善助「さあ、急がれませ!」、光と栄は、善助、太兵衛、お福、お道の助けを借りて、別々の俵に収まった、縄が結ばれ封がされた、 天秤棒が渡され、太兵衛がうお~~!唸り声を上げて担ぎ上げた、太兵衛「おなごと言え、なかなかの重さじゃえ!」、光『何か言いましたか?』、いいえ!、善助「太兵衛、くれぐれも気を付けるのじゃ!」、お任せあれ、お方様、参りますぞ!『頼みます!』、太兵衛はそろりそろり慎重に夜の屋敷を後にした・・・
天満中には奉行の手下どもが、怪しきものを捕らえんと、うろちょろして居った、そんな中、太兵衛はズッシリ重い俵を2個ぶら下げて、とある場所へ進んでいった、その場所とは、出入りの商人・納谷小左衛門(こざえもん)の蔵の中だった、小左衛門夫婦が挨拶した「汚きところ、申し訳ございませんが、ひとまず、ここに居れば、敵の手が直ぐ伸びて来ることはありますまい、このことを知るは、手前と女房のみ、しばしの御辛抱、お願いいたします!」、光『要らぬ苦労を掛け、済まぬ事です!』、「黒田様には、いつもお目をかけて頂いております、これしきの事、当たり前で御座います!」、「わしはこの近くにて、見張りに着きまする、小左衛門、何かあれば知らせよ、即座に駆け付ける故、では!」太兵衛は見張りのため出て行った・・・
二人の役人が黒田の屋敷に上がり込み、善助に詰問して居った「何故、奥方は未だ城に上がられんのか?」、善助『仕度に手間がかかっていますゆえ、申し訳御座らん!』、「奥方にお目通りいたしたい!」、『それは出来かねまする!』、何故で御座る?、『奥方を他人の目にさらすことなど、主の許し無く行えば、それがし、腹を斬らねばなりませぬ!』、確かめろ!とのお上の命である !『出来ぬ者は出来ぬ!』、誠は居られぬのではないか?、『何を申すか!』、あくまでも拒むのなら、屋敷を改めさしてもらう!、『力づくで来ると云うのなら、こちらにも覚悟がある!屋敷に立て籠もり、一戦交えるのみ!』、まままま~~、わし等も黒田を敵に回したくない!如何であろう、遠目から、奥方たちに気づかれぬよう、こっそり、拝見すると云うのは?・・・
善助はそれを呑んで、一芝居撃った、二人の役人らを梯子に登らせて塀越しに様子をうかがわせた、そこには光と栄に見立てて、厚化粧のお道と、お福が縫物をしていた、「長政殿の御正室は確か16と聞いたが、少々お年を召されているように見えるが?」、善助『はあ?無礼な!黒田家を愚弄する御積りか?』黒田の家臣等が身構えた、『もう良いであろう!奥方様が覗かれていると知れば、自害しかねぬ!左様なことに成れば、お主等にも腹を斬ってもらう!』、分かり申した、今日はこれで引き上げる!ただし、日限は後三日、それまでに、仕度をととのへ、お城に登られよ!それまで、このお屋敷はしかと、見張らせていただく!『はっ!御帰りじゃ!御見送りを!』、はっ!、寿命を縮める思いがしたお福もお道もだったが、見破られず善助らはその場を耐え忍んだ・・・
一方、出入り商人、小左衛門の蔵に匿(かくま)った光と栄は、不自由な生活を強いられていた、そこへ太兵衛が訪ねて来た「お方様!」、入りなさい!、はっ!、表の様子は?、「どこもかしこも、石田方の兵だらけで御座います!」、船は?、「待たせてありますが、港に近づくのが難しゅう御座います!」、表が何だか騒がしゅうなった、小左衛門が誰ぞやを案内してきた、善助だった、光『何の騒ぎじゃ?』、「細川忠興様の屋敷の方から、火の手が上がって居ります!」、正室にガラシャ を持ち、家康に味方して、肥後・細川家の基礎を作ったあの忠興である、善助「お方様、お命、お預かり致します!この騒ぎに乗じ、港へ向かいまする!」すぐさま、光と栄は衣装箱に入り、荷車に揺られて港へ向かった・・・
表一帯は煙に包まれていた、火の手から逃げ惑う人々でごった返していた、相変わらず街のあちこちには奉行の役人どもがたむろしていた 、案の定、役人に気づかれ荷車を改めるようにと呼び止められた、「何をこそこそ運んで居る?怪しい奴らじゃ!」、衣装箱の中の光と栄は息をひそめた、善助の声が聞こえた「舟の刻限が迫っていますゆえ、急いで居りました!」、役人が荷を改める!と手下に命令した、調べる、開けろ!、太兵衛が覚悟を決め身構えた、光が栄の口を抑える、この箱を開けろ!開けんか!太兵衛「急いで居ると云うておるわ!」、太兵衛はいきなり、荷車から一本の槍棒を取り外し、振り回した、槍の刃先が一人の役人の眉間に寸止めされた!・・・
一瞬の内に、舞台が中津城城内に転換された、既に光殿一行は無事、中津城へ戻っていた!如水が温かく迎えた『皆、良く無事に戻って来た!』、光『善助と太兵衛が機転を利かせてくれたお蔭で御座います!』、如水『善助、太兵衛、良くやった!これで、わしも長政も、後顧(こうこ)の憂いなく(残された者への気遣いなく)戦える!』、もったいなきお言葉!、当たり前のことをしたまで!、栄「お初にお目にかかります、栄で御座います」と栄が如水に深く頭を下げた、『わしが姑(しゅうと)の如水じゃ!』、栄がニタッと照れ笑いした、光『如何しました?』、「巷で言われている悪い噂のごとく、大変怖い方と思って居りました!」、如水『乳飲み子の生き血をすするとか云う、例のあれか?』、栄「はい!ですが、噂は噂に過ぎずと安堵いたしました!御父上はその様な事をなさる眼では御座いませぬ!」、善助「いいえ、分かりませぬぞ!」、えっ!?、あ~~あ、あっははは~~~!』、全員に笑いの渦が巻き起こった・・・つづく